2020年Precious3月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します

ファッション誌『Precious(プレシャス)』3月号をお読みいただいた読者へのアンケート調査(ネットアンケート&郵便はがき)で、「好きなコーディネート」に選ばれた着こなしを、その理由とスタイリングのコツを交え、ランキング形式でご紹介します。

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Precious3月号(2月7日発売)の表紙、カバーモデルは女優・杏

今回は、10位~1位に選ばれたコーディネートのうち、透け感のあるブラウスと、ベージュのひざ下丈スカートが多く採用されていました。いずれも大人の女性を優美に・リッチに見せつつ、手持ちアイテムとのコーディネートが簡単なアイテムです。

それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう(※)。このなかに、あなたが明日の着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?

※5位が2つ、7位は2つのコーデが同順位のため、9位、10位は存在せず

【8位】ベージュトレンチ×黒パンツ×黒小物。クラス感が漂う配色でスタイリッシュに

コート_1,ニット_1,パンツ_1,サングラス_1,アクセサリー_1,靴_1
コート¥516,000(ロエベ ジャパン)、ニット¥53,000(トラデュイール)、パンツ¥28,000(Theory)、サングラス¥30,000(プロポデザイン〈propo〉)、ピアス¥380,000(TASAKI〈M/G TASAKI〉)、靴¥100,000(J.M. WESTON 青山店) [Precious2020年3月号69ページ]  撮影/生田 昌士(hannah)

「コートとパンツ丈と靴のバランスがいい」、「かっこよくて真似したい」といった声が寄せられ、8位に選ばれたパンススタイル。トレンチを着て、颯爽と歩く姿に魅了された読者が多いよう。

「コートの裏地がチラ見えするとおしゃれ!」といった、細かいディテールへの評価も。黒地にイエローのフラワープリントライニングが、意表をつく楽しさを与えてくれます。トレンチコートはコットンシルク生地なのでベルトをきゅっと巻きやすく、メリハリのきいた女性らしいシルエットで着こなせるのがポイントに。J.M. WESTONの黒ローファーが、ハンサムに見せるポイントに。

【7位】鈴木保奈美さんが着こなす、ほのかに透ける肌、揺れるシルエットの「攻めの黒」ワンピース

ワンピース_1,アクセサリー_2,バッグ_1
ワンピース¥330,000・バッグ¥139,000(サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、ピアス¥1,263,636・バングル¥754,545・リング¥375,455(ブシュロン) [Precious2020年3月号110ページ]  撮影/浅井 佳代子

「色っぽくて綺麗!」「色合わせが良い」「チュールの透け感が鈴木保奈美さんに似合っています」など、鈴木保奈美さん演じる「1か月コーディネート」の1ショットが7位にランクイン。

ライバルの弁護士事務所に部下を引き連れて挨拶にゆく・・・いわば「敵地」に挨拶に行く際の、女性であることが優位になるような圧巻の存在感を発揮する日、という設定の日のスタイリングです。

細かいタックによって生まれたドレープで、とびきり優雅なシルエットが堪能できるシルクシフォンのワンピースに、赤いルージュをひき、シンプルで上質なサンローランのバッグを味方につけて。

【7位】シックなオーガンジーブラウス&スカートのセットアップで、さりげない女力を発揮

ブラウス_1,スカート_1,アクセサリー_3,時計_1,バッグ_2,靴_2
ブラウス¥185,000・スカート¥231,000・ベルト¥66,000・バッグ¥508,000・靴/参考商品(フェンディ ジャパン)、ピアス¥660,000(和光〈ブチェラッティ〉)、時計¥2,480,000(ジャガー・ルクルト) [Precious2020年3月号96ページ]  撮影/浅井 佳代子

「やわらかい雰囲気が好き」「シルエットが綺麗」「甘すぎなくて着やすそう」とのコメントが寄せられたスタイリングがこちら。またしても、鈴木保奈美さんがドラマ『SUITS/スーツ』の中で演じる、弁護士事務所所長の幸村チカに扮した1か月コーディネートより。

「企業のCEOとのランチミーティングに出席。初対面の相手には、知的に見せつつ威圧感を与えないように心がけるのがトップキャリアの基本」という設定のスタイリングです。

シックな色調のオーガンジーブラウス&スカートというフェンディのセットアップは、肌が透けるシルクオーガンジー素材なので肌が透けて見え、大人の色香を感じさせます。

【6位】クリーンなジャケットをダークピンクで彩った、遠目にも「美人!」なスカートスタイル

ニット_2,スカーフ_1,ジャケット_1,パンツ_2,アクセサリー_4
ニット¥115,000・スカーフ¥65,000・ジャケット¥490,000・パンツ¥199,000(三喜商事〈アニオナ〉)、ピアス¥390,000・ブレスレット¥1,470,000・バングル¥2,548,000・リング¥390,000(ポメラートブティック 銀座店) [Precious2020年3月号89ページ]  撮影/黒沼 諭(aosora)

「色合わせが素敵」「ナチュラルで上品」「知的に見える」「洗練されたおしゃれ!」と、そのセンスを感じさせる佇まいが好評を得たスタイリング。

ストーンベージュのジャージージャケットと白のパンツのきちんと感のある着こなしに、ダークピンクのニットで春らしさをトッピング。シックな色調ながらもコントラストが強い配色を品よくまとめるために、これら3色を含んだ、多色使いのプリントスカーフをふんわり結んでいるのがポイント。

ポメラートの丸みを帯びたゴールドジュエリーも相まって、顔周りにやわらかなニュアンスが生まれ、知的な印象のなかに、たおやかさの香る着こなしに仕上がっています。

【5位】インパクトのあるブラウス×マリンなワイドパンツでおしゃれの鮮度をUP

ブラウス_2,パンツ_3,アクセサリー_5,バッグ_3,靴_3
ブラウス¥151,000・パンツ¥158,000・バッグ¥251,000(クロエ)、ピアス¥1,072,727(ブシュロン)、靴¥76,000(JIMMY CHOO) [Precious2020年3月号99ページ] 撮影/浅井 佳代子

「きちんと感がある」「スッキリしていて綺麗」「マリンスタイル好きなので試してみたい」といった声が寄せられた、『SUITS/スーツ』な女の1か月コーディネートの一コマ。

「訴訟相手企業の顧問弁護士に会う日、弁護士同士の戦いで優位に立つためのスタイリング」という設定のこちらは、インパクトのあるブラウスと、マリンテイストなゴールドボタンが映えるネイビーのワイドパンツを合わせた、きちんと感と大人の余裕を感じさせるスタイリングです。

【5位】ベージュ×白を主役に、黒は少量ぴりりと効かせた、余裕を感じさせるスカートスタイル

コート_2,ブラウス_3,スカート_2,アクセサリー_6,バッグ_4,靴_4
コート[共布ベルト付き]¥84,000(ebure)、ブラウス¥110,000(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈MIKAKO NAKAMURA〉)、スカート¥227,000(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ピアス¥480,000・リング¥450,000・(アルテミス・ジョイエリ〈アルテミス・ジョイエリ〉)、バッグ¥139,000(イザ〈ヌメロ ヴェントゥーノ〉)、靴¥76,000(JIMMY CHOO) [Precious2020年3月号84ページ]  撮影/黒沼 諭(aosora)

サンドベージュのコートとヌガーベージュのスエードスカート、白のブラウスで仕上げたナチュラルで女らしい着こなしが「色合わせが素敵」「真似がしやすそう」「春っぽさとリラックス感が一緒に楽しめそう!」と評価が高かったスタイリングがこちら。

清潔感のあるスタイリングですが、小物まで同系色を合わせてしまうとのっぺり&ぼんやりしてしまうので、バッグと靴で「黒を少量」効かせているところがポイントです。

【4位】襟元とそで口の白とミルキーベージュで、ネイビーを明るく彩ったスカートスタイル

ニット_3,シャツ_1,スカート_3,バッグ_5,靴_5
ニット¥45,000(ブラミンク)、シャツ¥65,000(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、スカート¥43,000(コロネット〈ミラ・ショーン〉)、バッグ¥700,000(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴¥95,000(セルジオ ロッシ) [Precious2020年3月号91ページ]  撮影/佐藤 彩

「スッキリしている」「清潔感がある」「かっこいい」「すぐ真似できそう」と、その清涼感やすらりとした印象に票が集まったコーディネート。

ミルキーベージュ×白という定番カラー合わせに、ネイビーを合わせることで、さわやかな知性を感じさせるコーディネートに。クリーンな配色が堅苦しい印象にならないように、ネイビーニットの襟元とそで口から白をのぞかせるのが、こなれ感のポイント。

きちんと感のあるモワナのハンドバッグとセルジオ ロッシのパンプスを加えることで、だれからも愛される「大人の気品を感じさせるスタイリング」に仕上がっています。

【3位】デニム合わせが新鮮!ロマンティックブラウスと着こなす洗練トレンチスタイル

コート_3,ブラウス_4,デニム_1,バッグ_6
コート¥365,000・ブラウス¥340,000・デニム¥91,000・バッグ¥560,000[すべて予価](セリーヌ ジャパン〈セリーヌ バイ エディ・スリマン〉) [Precious2020年3月号67ページ] 撮影/生田 昌士(hannah)

「どんな季節でも使えそう」「組み合わせが理想的、再現しやすそう」「ボーイッシュすぎないから真似したい」「甘すぎないから週末にやってみたい」と、トレンチとINのアイテムの意外な組み合わせが評判を呼んだコーディネート。

見慣れたデニムも、今春らしいこなれたセリーヌの「ベージュトレンチ」をはおれば、ぐっとあか抜けて見えます。エンブロイダリーレースのブラウスとウォッシュドデニムを合わせたノスタルジックなムードを、きちんと感のある佇いで着こなすのが新鮮。

【2位】鮮やかなピンクのツインニット×ハイトーンのベージュパンツで女らしく

パンツ_4,ニット_4,アクセサリー_7,バッグ_7,靴_6
カーディガン¥58,000・ニット¥48,000(ドゥロワー 六本木店〈ドゥロワー〉)、パンツ¥76,000(ウールン商会〈ペセリコ〉)、ピアス¥466,000・バングル¥761,000(フレッド)、バッグ¥375,000(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴¥112,000(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) [Precious2020年3月号77ページ]  撮影/生田 昌士(hannah)

「色合わせが大人っぽくて可愛い」「かっこかわいい」「お出かけが楽しめそうな優美さ」と、女らしさとシャープ感が両立しているところに、支持の声が多く寄せられたコーディネートが2位にランクイン。

今季注目のハイトーンベージュの9分丈テーパードパンツは、美脚パンツを原点とする「ペセリコ」の新作。適度なストレッチ性や後ろウエストを部分的にリブバンドにしたデザインなど、美しいレッグラインとともに、着やすさも追求。春らしいピンクニットはパステル調の色味を選ぶと、ハイトーンベージュになじんで、着こなしに統一感が生まれます。

【1位】シンプルな白シャツ×ベージュのラップスカートでフェミニンに

バッグ_8,シャツ_2,スカート_4,アクセサリー_8
シャツ¥49,000(三喜商事〈ストラネス〉)、スカート¥68,000(ストラスブルゴ)、バッグ¥954,000(モワナ メゾン GINZA SIX)、ピアス¥26,000・ネックレス[長]¥65,000・[短]¥48,000・バングル[1連]¥60,000・[2連]¥80,000・リング¥38,000(エストネーション六本木ヒルズ店〈ブランイリス〉) [Precious2020年3月号87ページ]  撮影/黒沼 諭(aosora)

「爽やかで春らしい」「柔らかい雰囲気が素敵」「凛としているのにどこかかわいさがある」といった声に推されて1位に選出されたのが、こちらのスタイリング。透け感のある白のシャツと、艶やかなクレイベージュのラップスカートで仕上げた春仕様のフェミニンスタイルです。

シンプルなシャツ&スタートスタイルを盛り上げるポイントは、サフランイエローのかごバッグでリラックスした優雅さを添え、大ぶりジュエリーで輝きを強化したこと。日差しの季節に映える小物で、格上の着こなしが完成しました。

以上、ファッション誌「Precious(プレシャス)」2020年3月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。

リボンや透けるレース、スカーフやチーフなど「ベースはシンプル。華やぎポイントがひとつ」が入っているトップスに、ひざ下丈スカートやクロップドパンツ、ワイドパンツなどを合わせるスタイリングが相次ぎました。また、お洋服をニュアンスカラーや優しい色でまとめた分、靴やバッグは黒などの「引き締めカラー」でメリハリ感を出すのも、今季の着こなしの特徴のようです。

このなかに、あなたが真似してみたいスタイリング、ありましたか?

現在発売中のPrecious4月号では、新表紙キャラクター・大政 絢さんのファッション企画や「かごバッグ」「トレンチコート」の特集、「シワを消す美容テク」など、春の着こなしをブラッシュアップさせるのに必要なファッション情報を掲載しています。

ぜひお手にとっていただき、ご活用いただければ幸いです。

 

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