歴史的な劇場を舞台にした、エルメス2020秋冬シューズコレクション
先日、パリでエルメスの2020秋冬シューズコレクションのプレゼンテーションが開催されました。いつもエルメスは趣向を凝らしたプレゼンテーションを催しますが、今回は、パリ6区にあるリノヴェーション中の劇場が舞台。
劇場は、エルメスの6区のブティックの目の前にあるレカミエ通りの3番地にあります。ここに劇場があったとはあまり知られていませんが、1908年から1978年まで興行していたそうです。
中に入ると、暗く照明を落とし、建設中の劇場内に新コレクションが並べられていました。
ステージから見えるのは「足元」だけ。舞台を美しく彩る、エルメスのコレクションアイテムたち
このインスタレーションはフランス人アーティストのマティアス・キスによるもの。
マティアス・キスは、インスタレーションやインテリア・デザインを手がけていて、これまでもエルメスと度々コラボレーションしています。
ステージでは靴を履いた足だけが無声のお芝居をしています。
「H」をかたどった金具が印象的なベルベットのサンダル
「シェーヌ・ダンクル」モチーフのヒールがあしらわれたサンダル
メタルの飾りが配されたスタックド・ヒールのニーハイブーツ
スポーティーでエレガントな、キャンバスとラバーソールのブーツ&ブーティ
デザインはもちろん、ピエール・アルディ。
どれもシックでモダンなシューズぞろいで、秋冬シーズンが待ち遠しいですね!
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- TEXT :
- 安田薫子さん ライター&エディター
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