Instagramで人気のフードクリエイター・RYO UNOさんから毎回、シャンパンに合わせるとおいしくいただけるレシピを教わる連載「シャンパンごはん」。今回は、『イチジクと牛肉のタリアータ』です。

イチジクと牛肉のタリアータ
イチジクと牛肉のタリアータ

厳しい暑さでなかなか食が進まない、体力がない…そんなときにも、肉料理でしっかりスタミナをつけて夏を乗り切れるような一品、「牛肉のタリアータ」を紹介します。

タリアータは、イタリア語で「(薄く)切った」という意味。ルッコラなどのサラダと一緒に食べるのが一般的な料理です。

ソースは、バルサミコ酢を煮詰めた甘くまろやかなソース。牛肉を焼いたときに出た肉汁や赤ワイン、粒マスタードが他の食材と相まったコク深い味わいがシャンパンを引き立てます。ルッコラサラダは、別のボウルに小分けして調理することで、タリアータとルッコラを一緒に口に運んだときに、ほのかに香るレモンが爽やかな印象を与えてくれますよ。

【材料】(3〜4人分)

〔タリアータ〕
牛もも肉(ブロック) 400g
ニンニク 大1欠片
ローズマリー 3枝
タイム 3枝
オリーブオイル 大さじ2(マリネ用は適宜)
塩 適宜
胡椒 適宜

〔ソース〕
赤ワイン 30mL
バルサミコ酢 40mL
粒マスタード 小さじ2
バター 5g

〔盛り付け〕
パルミジャーノ・レッジャーノ 適宜
レモン 1/8個
ルッコラ 2把
イチジク 2個
塩 適宜
胡椒 適宜
オリーブオイル 適宜

【つくり方】

(1)〔タリアータ〕牛もも肉に強めに塩胡椒を振り、ニンニクの薄切りとローズマリー、タイムと一緒にオリーブオイルでマリネして、30分以上置き、常温に戻す。

(2)フライパンにオリーブオイル(大さじ2)をひいて強火にかけ、肉の表面に焼き色をつける。焼き色がしっかりついたら火を消して、肉はバットに移す。

STEP 2
STEP 2

(3)肉を150℃に予熱したオーブンで10分程度焼く。オーブンから取り出したら、肉をアルミホイルで包み、20分程度温かいところで休ませる。(レシピでは厚さ5cm程度の肉を使用していますが、肉の大きさや厚さによって火の通り方も違うため、上記加熱時間を参考に調整してください。)

STEP 3
STEP 3

(4)〔ソース〕肉をオーブンで焼いているうちに、フライパンに残った油に赤ワインを加えて、肉の旨味を移すようにヘラでこそぎながら煮詰めてアルコールを飛ばし、バルサミコ酢と粒マスタードを加えて半分量ほどになるぐらいまで煮詰めて、バターを加えて溶かす。

(5)〔盛り付け〕ボウルの中で、ざく切りにしたルッコラ、塩、胡椒、レモンの搾り汁、オリーブオイルをよく和えてから皿に盛り付ける。

STEP 5
STEP 5

(6)肉は薄切りにして、イチジクは8等分にして盛り付けたら、パルミジャーノ・レッジャーノをたっぷり削って、最後にソースをかける。

「イチジクと牛肉のタリアータ」の完成!
「イチジクと牛肉のタリアータ」の完成!

フレッシュなイチジクのやさしい甘さが、肉やチーズ、バルサミコ酢とよく合うので、ぜひ一緒にお試しください。食べ応えがあるので男性の多いホームパーティーでも喜ばれる一品です。

この記事の執筆者
名店と言われる都内のピッツエリアでのアルバイトをきっかけに、料理にのめり込む。Instagram(@r.uno)へのレシピ投稿でワールドワイドに支持を集め、2016年より料理家として本格始動。趣味はサーフィン。
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EDIT :
渋谷香菜子