40・50代などの大人の女性のための、黒スカートでつくる春コーデを、ラグジュアリーマガジン『Precious』より厳選してお届けします。ぽっちゃり体型もカバーできる、人気のロングスカート、フレアスカートをチョイスしたコーデから、オフィスシーンに映える上品コーデまで、この春役立つ、黒スカートの洗練された着こなしをそろえました。

【目次】

40・50代の春の黒スカートコーデ


【1】黒チュールスカート×グレーコート

コート・スカート・バッグ・靴(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
コート・スカート・バッグ・靴(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

機能性と優雅さが両立した、ディオールのドレストレンチにチュールスカートを合わせた、華やかな予定がある日の着こなし。すそからのぞかせたチュールで軽やかな華やぎを演出。アイコンバッグ『レディ・ディオール』や「J'ADIOR」のリボンのパンプスで、レディに仕上げて。

【2】黒ラップスカート×黒ブラウス

ブラウス(Vince 表参道店)、スカート(ebure)、ピアス・バングル(ザ・ショーケース バイ デルパン GINZA SIX店〈イレアナ・マクリ〉)、バッグ(コロネット〈ニナ リッチ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2019年
ブラウス(Vince 表参道店)、スカート(ebure)、ピアス・バングル(ザ・ショーケース バイ デルパン GINZA SIX店〈イレアナ・マクリ〉)、バッグ(コロネット〈ニナ リッチ〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2019年

ノースリーブの直線的なライン、ラップスカートのタイトなシルエット、さらにハイウエストでのタックイン…、と黒を重く見せない工夫が満載。

【3】黒ラップ風スカート×黒ブラウス

ニット・スカート(ブラミンク)、ペンダント(GALERIE VIE丸の内店〈CRESCIONI〉)、ブレスレット(ラリック銀座店)、靴 (JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious7月号』小学館、2019年
ニット・スカート(ブラミンク)、ペンダント(GALERIE VIE丸の内店〈CRESCIONI〉)、ブレスレット(ラリック銀座店)、靴 (JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious7月号』小学館、2019年

ノースリーブのミラノリブニットは、背中側の中央に深いスリットが入った風通しのよいデザイン。マキシ丈のラップ風スカートにもスリットが入り、見え隠れする素足が程よい抜け感を演出します。

【4】黒チュールスカート×黒ジャケット

バッグ『トロントモンテーニュ』・ジャケット・スカート(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious6月号』小学館、2019年
バッグ『トロントモンテーニュ』・ジャケット・スカート(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious6月号』小学館、2019年

スリーブレスジャケット+フリル使いのチュールスカートは、サヴォワールフェール(匠の技)が光るニュールックの最新形。あえて黒ではなくネイビーが基調の「ディオール オブリーク」キャンバスのバッグでこなれ感を演出。小脇に収まるダブルストラップのセミショルダーで軽快なバランスに仕上げるのが、旬の流儀。

【5】黒タイトスカート×白ブラウス

スカート・ブラウス・バッグ・時計・別売りストラップ(トム フォード ジャパン)、サングラス(トム フォード アイウエア)、スニーカー(ハンティング・ワールド帝国ホテル店) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious6月号』小学館、2019年
ブラウス・スカート・バッグ・時計・別売りストラップ(トム フォード ジャパン)、サングラス(トム フォード アイウエア)、スニーカー(ハンティング・ワールド帝国ホテル店) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious6月号』小学館、2019年

カッティングのきれいな黒のタイトスカートは、いい女を象徴するアイテム。白ブラウスは、カシュクールに合わせてドレープをたっぷり。そんなエレガントでかっこいい女性像を進化させるのが、厚底スニーカー。モノトーンの柄にボリュームソールの白が効いてシャープな表情に。

【6】黒タイトスカート×ベージュコート×黒ニット

コート・ニット・スカート・バッグ・靴(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
コート・ニット・スカート・バッグ・靴(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

マニッシュなトレンチならではのディテールが際立ち、はおるだけで様になるとジャケット代わりに人気のショート丈。着こなしのパターンが豊富なのも魅力のひとつ。こちらも日本限定でライナーはスター柄。シックなサーブル色なので、インを黒でタイトにまとめ、流行の赤を効かせれば、振り向きたくなるほどのかっこよさ。

【7】黒タイトスカート×グリーンブラウス

ブラウス(ヒューゴ ボス ジャパン〈ボス〉)、ウールのスカート(アクリスジャパン〈アクリス〉)、バッグ・靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2019年
ブラウス(ヒューゴ ボス ジャパン〈ボス〉)、ウールのスカート(アクリスジャパン〈アクリス〉)、バッグ・靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2019年

大人の女性のブラウス選びのポイントは、一枚でも華やかであること。ただし、スカートや小物まで甘めにすると過剰で野暮ったくなるので、あくまでも辛口に徹するべし。きりっとしたスリット入りのタイトスカート、パンチの効いた小物やジュエリーが洗練されたスタイルに。

【8】黒スカート×黒コート

コート・スカート・靴(コロネット〈ニナ リッチ〉)、ピアス・バングル(髙會堂六本木〈フェデリーコ・ブチェラッティ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2019年
コート・スカート・靴(コロネット〈ニナ リッチ〉)、ピアス・バングル(髙會堂六本木〈フェデリーコ・ブチェラッティ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2019年

美しい立ち姿を鮮やかに浮き彫りにするのが、黒のトレンチコート。程よくゆったりとした今年らしいボリューム感のコートを、キュッとクラシックにウエストマークして。ネックレスのような襟元のベルトで強調したVラインが、さらに女らしさを引き立てます。

【9】黒タイトスカート×ブルーブルゾン×ライトブルーカットソー

スカート・ブルゾン・カットソー・バッグ・靴(ブルネロ クチネリ ジャパン) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious7月号』小学館、2018年
ブルゾン・カットソー・スカート・バッグ・靴(ブルネロ クチネリ ジャパン) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious7月号』小学館、2018年

グラマラスな女らしさとは対極にある、今っぽさのあるスポーティなタイトスカートに、透け感のあるジップアップブルゾンを合わせて、すっきり映えを狙った着こなし。スレートブルーとの配色でシックに。小物にもエッジを効かせて都会的に仕上げると、大人の女性ならではのスポーティスタイルに仕上がります。

【10】黒スカート×オレンジブラウス

ブラウス(ストラスブルゴ〈ジャンバティスタ ヴァリ〉)、スカート(ストラスブルゴ〈アリクアム〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious6月号』小学館、2018年
ブラウス(ストラスブルゴ〈ジャンバティスタ ヴァリ〉)、スカート(ストラスブルゴ〈アリクアム〉)、バッグ(モワナ メゾン GINZA SIX)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious6月号』小学館、2018年

鮮やかなシルクブラウスをデザインスカートに合わせれば、ワンピースにも負けない華やぎが生まれて。シャープなVラインが浮かぶブラウスは、イレギュラーヘムのスカートがもつ、モードな雰囲気とも好相性。デザイン性がありつつ、伸縮性のある素材を使用しているため、会食シーンにもふさわしい、快適な着心地。

【11】黒スカート×黒ブラウス

スカート(ザ シークレットクロゼット六本木〈シクラス〉)、ブラウス(バイ マレーネ ビルガー GINZA SIX)、ピアス・ネックレス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(サードカルチャー〈エレナ ギセリーニ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2018年
ブラウス(バイ マレーネ ビルガー GINZA SIX)、スカート(ザ シークレットクロゼット六本木〈シクラス〉)、ピアス・ネックレス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(サードカルチャー〈エレナ ギセリーニ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2018年

女らしくてかっこいい、辛口なブラックの着こなしはミーティングから会食シーンまで幅広く活躍。とろみのあるブラウスやソリッドな地金ジュエリーを合わせることで、オールブラックでも軽やかな印象に。スカートは歩くたびに揺れる、シルクオーガンジーのプリーツを施した、異素材ミックスのラップデザイン。

【12】黒スカート×ベージュコート

コート・スカート・バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious4月号』小学館、2018年
コート・スカート・バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious4月号』小学館、2018年

スポーティなベージュアウターの名品、サンローランのサファリジャケットを彷彿とさせるショート丈のトレンチコート。襟の華やかな開き具合が顔周りを優雅に縁どり、トレンチのマニッシュなデザインが、きちんと感を醸し出す。細身ながらウエストマークすれば、おなか周りをカバーしながら、女らしいメリハリも。かっこいい女のオンタイムに欠かせないアウターに。

【13】黒タイトスカート×柄ジャケット×白ブラウス

ジャケット(ebure)、ブラウス(ルック〈スキャパ〉)、スカート(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダスポート〉)、ピアス(ヴァンドームヤマダ〈ロバート リー モーリス〉)、バッグ・靴(セルジオ ロッシ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2018年
ジャケット(ebure)、ブラウス(ルック〈スキャパ〉)、スカート(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダスポート〉)、ピアス(ヴァンドームヤマダ〈ロバート リー モーリス〉)、バッグ・靴(セルジオ ロッシ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2018年

ジャケットはネイビー×白のバーズアイ(ごく小さなドット)を黒のレザートリミングが引き締めて。ゆったりとした身ごろとそででノーカラージャケットをモードに更新。端正なブラウス+タイトスカートにはおって、こなれたきちんと感を演出。華奢な小物を合わせれば、仕事の後にエレガントな予定がある日にも向く装いに。

【14】黒タイトスカート×グレージャケット×白ニット

ジャケット・スカート(ebure)、ニット(Theory luxe)、ピアス(ヴァンドーム青山プルミエール 伊勢丹新宿店〈ヴァンドーム青山〉)、バングル(ヴァンドームヤマダ〈ロバートリー、モーリス〉)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2018年
ジャケット・スカート(ebure)、ニット(Theory luxe)、ピアス(ヴァンドーム青山プルミエール 伊勢丹新宿店〈ヴァンドーム青山〉)、バングル(ヴァンドームヤマダ〈ロバートリー、モーリス〉)、バッグ(ピエール アルディ 東京)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious4月号』小学館、2018年

ジャケットは軽く爽やかなリネン素材。フロントやそで口のジップが辛口のモード感を醸す一方、ウエストにはハンドワーク風ステッチをあしらって高級感をトッピング。クールな印象になりすぎないように配色バッグやインパクトパンプスでモードな彩りを添えて。

【15】黒レザースカート×ベージュコート×ブラウン柄ブラウス

ブラウス(フェンディ ジャパン)、コート(ヘルノ・ジャパン)、スカート(ロゥタス カスタマーサービス〈ロゥタス〉)、バッグ(フェンディ ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年
ブラウス(フェンディ ジャパン)、コート(ヘルノ・ジャパン)、スカート(ロゥタス カスタマーサービス〈ロゥタス〉)、バッグ(フェンディ ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2020年

優美なシルクオーガンジーのブラウスに、機能性豊かなフーデッドコート、薄手のレザースカートを合わせ、軽やかなフットワークを発揮する日のスタイリング。

【16】黒レーススカート×ピンクカーディガン×黒ブラウス

カーディガン(イザ〈ヌメロヴェントゥーノ〉)、ブラウス・スカート(イザ〈ヌメロ ヴェントゥーノ〉)、イヤリング・リング(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(モワナメゾン GINZA SIX) 撮影/生田昌士(hannnah) BY:『Precious2月号』小学館、2020年
カーディガン(イザ〈ヌメロヴェントゥーノ〉)、ブラウス・スカート(イザ〈ヌメロ ヴェントゥーノ〉)、イヤリング・リング(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(モワナメゾン GINZA SIX) 撮影/生田昌士(hannnah) BY:『Precious2月号』小学館、2020年

カーディガンのボタンを留める着こなしで、上品モードなイメージに。サークルモチーフのレーススカートが、おしゃれな存在感を発揮。

40・50代の春の黒ロングスカートコーデ


【1】黒ロングプリーツスカート×黒ニット

ニット(ブラミンク)、スカート(ebure)、ベルト(コロネット〈ミラ・ショーン〉)ピアス・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious7月号』小学館、2019年
ニット(ブラミンク)、スカート(ebure)、ベルト(コロネット〈ミラ・ショーン〉)ピアス・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious7月号』小学館、2019年

ボリュームあるロングプリーツは、動くたびに流れが出るよう工夫された細かいアコーディオンプリーツのラップタイプ。リネン風の加工を施したポリエステルオーガンジーのさらっとした肌触りも魅力。

【2】黒ロングチュールスカート×黒ジャケット

バッグ『トロント モンテーニュ』・「バー」ジャケット・Tシャツ・スカート・イヤリング(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious6月号』小学館、2019年
「バー」ジャケット・Tシャツ・スカート・バッグ『トロント モンテーニュ』・イヤリング(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious6月号』小学館、2019年

軽く快適な着用感で進化したディオールの「バー」ジャケットは、Tシャツとチュールスカートでエアリーに着こなすのが気分。表情豊かに仕上げた最旬ニュールックに「ディオール オブリーク」キャンバスの『トロント モンテーニュ』バッグを合わせて、チャーミングなこなれ感を演出。

【3】黒ロングチュールスカート×白シャツ

ディオールのシャツ・スカート・ディオール ファイン ジュエリーのネックレス・バングル(クリスチャン ディオール) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ディオールのシャツ・スカート・ディオール ファイン ジュエリーのネックレス・バングル(クリスチャン ディオール) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

風をまとってドラマティックに揺れるチュールスカートの甘さを、白シャツでキリッと引き締めて。好感度の高い白シャツだからこそ、モードなアイテムと合わせて、新しいおしゃれに挑戦しても、上品さはそのまま。ジュエリーは、華奢なイエローゴールドを選び、あくまでさりげなく。

白シャツは小さめの襟や比翼仕立てで、ミニマルな印象に。前身ごろの下部にはアイコニックなBEE(=ミツバチ)モチーフの刺しゅうがあしらわれているのも、密やかな楽しみ。

【4】黒ロングスカート×ベージュコート×黒ブラウス

コート(Vince表参道店)、ブラウス・スカート(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈ミカコ ナカムラ〉)、ピアス・ブローチ(メルティングポット)、ベルトバッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジュゼッペ ザノッティ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
コート(Vince表参道店)、ブラウス・スカート(ミカコ ナカムラ 南青山サロン〈ミカコ ナカムラ〉)、ピアス・ブローチ(メルティングポット)、ベルトバッグ(JIMMY CHOO)、靴(ジュゼッペ ザノッティ ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

配色は辛口、シルエットは華麗に…が、洗練を知る女性のドレストレンチの法則。 透け感のある黒トップスと艶黒のロングスカートで、盛装度を高めて。ベルトバッグでウエストマークし、さりげなくモード感も意識。袖口のベルトを絞って、ブラウスのフリルを覗かせると、なにげない所作に色気が漂います。

40・50代の春の黒フレアスカートコーデ


【1】黒フレアプリーツスカート×白シャツ

シャツ・スカート・バッグ・靴(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレン コレクション〉)、ピアス・ネックレス・リング・バングル(TASAKI〈 M/G TASAKI〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
シャツ・スカート・バッグ・靴(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレン コレクション〉)、ピアス・ネックレス・リング・バングル(TASAKI〈 M/G TASAKI〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

とろみのあるシルクの質感や襟先の長いロングカラーでエレガントなムードに。品のいい白シャツをフレッシュに着こなすには、ひざ下丈のプリーツスカートやモダンなデザインのパールジュエリーで、軽快さを加えるのが効果的。白シャツはフォーマルシャツに用いられるダブルカフスを採用。気品あふれるシルク素材に映える白蝶貝のボタンが、さりげないしぐさまで優雅に演出。

【2】黒フレアプリーツスカート×黒ニット

ニット(トラデュイール)、スカート(アクリスジャパン〈アクリス〉)、スカーフ(コミュニオン〈ラストフレーム〉)、バッグ(ウールン商会〈バランタイン〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2019年
ニット(トラデュイール)、スカート(アクリスジャパン〈アクリス〉)、スカーフ(コミュニオン〈ラストフレーム〉)、バッグ(ウールン商会〈バランタイン〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2019年

やわらかなシフォン風のプリーツスカートというのが今旬です。トップスは、シンプルに徹して薄手のタートルニットを合わせて。首元にはジュエリーでなくスカーフをさりげなく巻いて、バッグはエレガントなキャメルでメリハリをつけるのがポイント。

【3】黒フレアスカート×黒シャツ

靴『CH871』(チャーチ 表参道店)、シャツ(ebure)、スカート(デザインワークス ドゥ・コート六本木ヒルズ店〈デザインワークス〉)、サングラス(モスコット トウキョウ)、バングル(DES PRES〈アリアナ ボウサード〉)バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2019年
シャツ(ebure)、スカート(デザインワークス ドゥ・コート六本木ヒルズ店〈デザインワークス〉)、サングラス(モスコット トウキョウ)、バングル(DES PRES〈アリアナ ボウサード〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)、靴『CH871』(チャーチ 表参道店) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2019年

足元を白スニーカーにチェンジするだけで、黒の装いが軽やかに。カーフスキンの白にゴールド使いが映える、洗練が際立つ一足なら効果絶大。

【4】黒フレアデニムスカート×黒カーディガン

カーディガン・スカート・バッグ・靴(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious3月号』小学館、2019年
カーディガン・スカート・バッグ・靴(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious3月号』小学館、2019年

メタルボタンがアクセントのカーディガンとデニムスカートを合わせた、上品に着映えるブラック・コーディネート。クルーネックのカーディガンは、シルクブレンドのしなやかさが女らしい逸品です。

鮮やかなブルーで彩られたバッグは、程よい収納力がありながら、『ガンチーニ』モチーフがグラフィカルに艶めき、着こなしの要になってくれます。

【5】黒フレアプリーツスカート×白ブラウス

スカート(アングローバル〈イレーヴ〉)、ブラウス(レキップ)、サングラス(モスコット トウキョウ)、ピアス・リング(ボン マジック)、時計(IWC)、バッグ(三喜商事〈ボルボネーゼ〉)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2019年
ブラウス(レキップ)、スカート(アングローバル〈イレーヴ〉)、サングラス(モスコット トウキョウ)、ピアス・リング(ボン マジック)、時計(IWC)、バッグ(三喜商事〈ボルボネーゼ〉)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious3月号』小学館、2019年

ハリのあるチノ素材のプリーツスカートに、襟が小ぶりなブラウスを合わせたモノトーンコーデ。全身が女性らしいニュアンスがあるぶん、スクエアなバッグ、男前な時計などを合わせて、辛口なエッセンスをプラスして。

【6】黒フレアプリーツスカート×黒ドットブラウス

ブラウス・スカート・バッグ・靴(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious7月号』小学館、2018年
ブラウス・スカート・バッグ・靴(クリスチャン ディオール〈ディオール〉) 撮影/小池紀行・池田 敦(パイルドライバー) BY:『Precious7月号』小学館、2018年

上半身はコンパクトに、というのが小柄な体をバランスよく見せる鉄則。ブラウスはインにして着こなし、適度にブラウジングすることで、シルエットに少しゆとりをもたせると、よりエレガントな雰囲気に仕上がります。ハリのあるプリーツスカートが構築的なラインを描くので、ロング丈でもすっきりとした佇まいが完成。

【7】黒フレアスカート×白シャツ

スカート(サポートサーフェス)、シャツ(ストラスブルゴ〈バルバ〉)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/淺井佳代子 BY:『Precious7月号』小学館、2018年
シャツ(ストラスブルゴ〈バルバ〉)、スカート(サポートサーフェス)、バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/淺井佳代子 BY:『Precious7月号』小学館、2018年

和の空間では、座り姿も美しい、ひざ下丈のフレアスカートが重宝。涼やかなメッシュ素材のスカートは、生地の重なり部分がフリルのようになったモダンなデザイン。存在感のあるスカートだから、白シャツを合わせるだけで印象的に。

40・50代の春の黒スカートのオフィスコーデ


【1】黒タイトスカート×白ジャケット

ジャケット・スカート(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ピアス・ブレスレット・リング(シャンテクレール 東京店) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious5月号』小学館、2018年
ジャケット・スカート(マックスマーラ ジャパン〈マックスマーラ〉)、ピアス・ブレスレット・リング(シャンテクレール 東京店) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious5月号』小学館、2018年

顔映りを優しく魅せるラッフルとコンパクトなフォルムが女らしい白いジャケット。ボトムスには、チュールを重ねた黒いタイトスカートを合わせて旬の透け感をプラス。定番のモノトーンコーディネートも、トレンドをさりげなく取り入れ、今どき感を演出して。

【2】黒タイトスカート×白カーディガン

カーディガン(ウールン商会〈バリーニットウェア〉、スカート(アクリスジャパン〈アクリス〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious6月号』小学館、2019年
カーディガン(ウールン商会〈バリーニットウェア〉、スカート(アクリスジャパン〈アクリス〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious6月号』小学館、2019年

カーディガンの優美な装飾が際立つように、ボタンをきちんと留めて華やぎトップス風に。黒のタイトと組み合わせて、シンプルエレガントな着こなしを完成。

【3】黒レーススカート×ベージュコート×黒ニット

コート(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈ユナイテッドアローズ〉)、ニット(トラデュイール)、スカート(三喜商事〈ゾー&ネマ〉)、ピアス・ブレスレット・リング(ダミアーニ 銀座タワー)、バッグ・靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/生田昌士(hannnah) BY:『Precious3月号』小学館、2020年
コート(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈ユナイテッドアローズ〉)、ニット(トラデュイール)、スカート(三喜商事〈ゾー&ネマ〉)、ピアス・ブレスレット・リング(ダミアーニ 銀座タワー)、バッグ・靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/生田昌士(hannnah) BY:『Precious3月号』小学館、2020年

ブラック配色&Iラインシルエットでつくる、かっこよくて女らしいトレンチスタイル。トレンチには美しい落ち感のあるウールギャバジンが使われているため、ストームシールドにもドレープが生まれ、後ろ姿もエレガントに。裏地なしで、全体的にゆとりをもたせた軽やかなつくりなので、肩がけしても様になる雰囲気です。

【4】黒スカート×ピンクカーディガン×黒ニット

カーディガン・ニット・スカート・バッグ/2月以降展開予定・ピアス・靴(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/生田昌士(hannnah) BY:『Precious2月号』小学館、2020年
カーディガン・ニット・スカート・バッグ/2月以降展開予定・ピアス・靴(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/生田昌士(hannnah) BY:『Precious2月号』小学館、2020年

艶やかなピンクをシックな黒に合わせて、小粋な「いい女」に。カーヴィーなスカートとコンパクトなVネックのカーディガンで、王道の美人バランスが完成。インナーも黒に統一して、シックな華やぎを深めて。

【5】黒タイトスカート×黒シャツ

シャツ(アマン〈アンスクリア〉)、スカート(オールウェイズ〈MIKAKO NAKAMURA〉)、バングル・時計・バッグ(ブルガリ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious7月号』小学館、2019年
シャツ(アマン〈アンスクリア〉)、スカート(オールウェイズ〈MIKAKO NAKAMURA〉)、バングル・時計・バッグ(ブルガリ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious7月号』小学館、2019年

ハンサムな色香が漂うブラックシャツは、程よいハリと艶を備えた上質なコットン生地を使用。ヒップまで覆うロング丈で、バックサイドにはボタン付きの深いスリットが入ったデザイン。オーバーシャツで着こなすもよし、写真のように、フロントだけタックインし、タイトなスカートラインを生かすのも素敵。

【6】黒タイトスカート×白ジャケット×黒ブラウス

バッグ『モノグラム・サンローラン カサンドラ』・ジャケット・ボウブラウス・スカート・イヤリング(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious7月号』小学館、2019年
バッグ『モノグラム・サンローラン カサンドラ』・ジャケット・ボウブラウス・スカート・イヤリング(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious7月号』小学館、2019年

トップハンドルバッグのクラシックな魅力を最大限に引き出した、モノトーンのキャリアスタイル。シルクのボウブラウスにレザーのタイトスカートという女っぷりのよさに、今年らしいシルエットのジャケットをプラス。モードなエッセンスが効いた白をたっぷりあしらって、鮮やかなおしゃれを楽しみましょう。

【7】黒タイトスカート×黒ツイードジャケット×黒ブラウス

ジャケット・ブラウス・スカート・バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイアンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ジャケット・ブラウス・スカート・バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイアンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

テーラードジャケットのなかでも、やわらかな印象を与えるのが、ツイード素材のもの。ボウブラウスやレザーのタイトスカートを合わせて、とことん女らしく着こなして。素材感のあるジャケットは大きめシルエットを選んでおくと、色気のある肩がけが様になります。

【8】黒タイトスカート×白ブラウス

ブラウス・'スカート(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、ピアス・リング(髙會堂六本木〈フェデリーコ・ブチェラッティ〉) 撮影/川田有二 BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ブラウス・'スカート(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、ピアス・リング(髙會堂六本木〈フェデリーコ・ブチェラッティ〉) 撮影/川田有二 BY:『Precious5月号』小学館、2019年

シルクブラウスはは黒のスエードタイトスカートに合わせて、リッチ&シンプルな仕事スタイルに。

【9】黒プリーツスカート×白ブラウス

スカート・ブラウス・ベルト・靴(ヴァレンティノ ジャパン〈ヴァレンティノ〉)、ピアス・バングル/(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、男性の眼鏡(ケリング アイウエア ジャパン〈モンブラン〉)、その他/私物 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious4月号』小学館、2019年
スカート・ブラウス・ベルト・靴(ヴァレンティノ ジャパン〈ヴァレンティノ〉)、ピアス・バングル/(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、男性の眼鏡(ケリング アイウエア ジャパン〈モンブラン〉)、その他/私物 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious4月号』小学館、2019年

高度なクチュール技術を駆使して、シルクで精緻なプリーツを実現した、ヴァレンティノのスカートを主役にしたスタイリング。流麗に波打つシルエットに感嘆。ボリュームそでのブラウスを合わせて、たおやかさが際立つモノトーン・スタイルが完成。

【10】黒スカート×白ブラウス

ブラウス・スカ-ト・ボウスカ-フ・バッグ (クリスチャン・ディオール〈ディオール〉)、時計 (ジャガ-・ルクルト)、靴 (ジャンヴィト ロッシ) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious3月号』小学館、2019年
ブラウス・スカ-ト・ボウスカ-フ・バッグ (クリスチャン・ディオール〈ディオール〉)、時計 (ジャガ-・ルクルト)、靴 (ジャンヴィト ロッシ) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious3月号』小学館、2019年

ピンストライプのシルクブラウスは、タイを締める気分でスカーフを首元に添えて、キャリア女性にふさわしい、スマートな雰囲気を。バッグは必ずフォルムのしっかりした端正なタイプをセレクト。そうすることで、メリハリのきいた着こなしが完成します。

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