マスク不足の不安を解消しようと、各メーカーが布製マスクをつくる動きが広がっています。
同じ「布製」といっても、素材・形・色柄・機能など実にさまざま。素材でいえば、綿やポリエステルを外側と内側で使い分けているものや、独自の加工で機能を追加した生地を使っているものなど。口や鼻を覆う部分だけでなく、耳にかけるゴム紐の種類だってさまざまです。
そのほか、プリーツタイプやフィット感のある形、ベーシックな色のものから華やかな柄が描かれたものなど、未だかつて見たことがないほど、種類が増えています。
これから長い期間着けることを考えると、自身の生活スタイルや好みに合わせた布製マスクを使うのもひとつの選択肢。本記事では、バラエティーに富んだ4社のマスクをご紹介します。
これからはTPOに合わせて使い分け!注目の「布製マスク」4選
■1:テーマはストレスフリー!「ファンクション マスク」/ソーノ(SONO)
マスクに対してストレスを抱えている方が多いことを知った、レディスウェアブランドの「ソーノ」は、アパレルならではの技術と機能性素材を活用して「ストレスフリー」をテーマにファンクションマスクを製作。
少しでも安心・安全にマスクの悩みを解決できるようにと、様々なシチュエーションやマインドを想定して完成したのは3種類のマスクです。
ひとつめは、「犬の散歩や軽いランニングなどのアクティブなシチュエーション」にぴったりのマスク。
伸縮素材でしっかり顔にフィットしながらも、立体構造で呼吸がしやすく、吸水速乾・UVカット・抗菌などの機能性も兼ね備えています。洗って繰り返し使えるため清潔感もキープできます。(使用目安は30回)
ふたつめは「肌荒れや蒸れなどに悩んでいる」方におすすめしたいマスク。外側から抗菌・抗ウイルス加工生地、不織布、ガーゼと3層構造になっているマスクは、触れる部分がガーゼのため肌に優しいのが特徴。
プリーツ加工が施されているので装着しやすく、ノーズワイヤーも入っているので隙間が開いて悩むこともありません。また、この抗ウイルス加工は50回洗濯しても効果は持続するそうですよ。
3つめは「一日中使用しているとマスクの臭いが気になる」という悩みを解消してくれるマスク。抗菌防臭を施した糸で編み立てた素材は、完全なオリジナル。内側には不織布とガーゼを使用し、3層構造となっています。
きつく編みすぎて息苦しくならないよう、甘く編みすぎて飛沫の飛散防止の効果が薄くならないよう、何度も試験を繰り返して理想の厚みにたどり着いたのだとか。
「ソーノ」は、今後も様々な声を聞きながら感染症対策関連の商品開発を行うそうなので、こまめにチェックしてみてはいかがでしょうか?
■2:かりゆしウェアの生地を使用「マジュン(MAJUN)オリジナル布マスク」/日進商会
沖縄県内にかりゆしウェア専門店を展開する「日進商会」は、「繰り返し使える布マスクを制作してほしい」という多くの声を受けて、自社ブランド「マジュン オキナワ(MAJUN OKINAWA)」のかりゆしウェアに使用されている生地でマスクを開発しました。
熟練した職人の手で一枚一枚丁寧につくられたマスクは、二枚重ねの三層構造で内側は肌に優しいガーゼ素材。口に張り付かない立体プリーツ構造で、上下のマチ部分が鼻とアゴのラインにフィットするためズレにくくなっています。
また「できるだけ多くの方にお届けしたい」との思いから、生活応援価格で販売。この価格なら、自分でつくるよりも安上がりかもしれませんね。色や柄で迷ったら、どっちも購入してもよさそうです。
■3:耐洗濯性にも優れる「抗菌防臭ロンフレッシュ(R)ニットマスク」/グッドラック東京
ニットやネクタイなどを扱うアパレル企業「グッドラック東京」からは、新たに白色を加えた3色展開で「抗菌防臭ロンフレッシュ(R)マスク」が発売されました。
このマスクの一番の特徴である「ロンフレッシュ(R)」という加工には、着衣時に付着した繊維状の常在菌繁殖を抑制する機能があり、この抗菌作用により防臭効果が期待できます。
薬剤は安全性に配慮された「天然有機系」を使用していて、高い加工技術で繊維に結合させているため耐洗濯性にも優れ、50回洗濯しても効果が消えないのだとか。
そのほか国内ニット生産で有名な新潟工場で編まれたニットマスクは、伸縮性が高くお肌に優しくフィット。マスク上部には開口部があり、フィルターやガーゼなどを入れて機能を高めることもできます。
このほか、現在マスクのラインナップは全14種類。ぜひお気に入りを探してみてください。
■4:中南米手織り生地使用のレア物「テソロ(TESORO)オリジナルマスク」/ラソ・シエル
世界各国の伝統工芸と現代のデザインを融合したモノづくりを行い、世界のつくり手と買い手との懸け橋となるエスニック総合ポータルサイトを運営するブランドとして、今年2月にできた「テソロ(TESORO)」。
昨今のマスク不足の市況を鑑み、少しでも役に立ちたいとの想いから再利用可能でファッションとしても楽しめるマスクを開発したそうです。
来季の商品用として仕入れた中南米グアテマラ産の手織り生地を使った、他にはないデザインのマスク。現地調達ならではの本格的な風合いが楽しめます。
中南米特有のカラフルな色合いは、見る人を元気にするとも言われているので、笑顔が少なくなっている今こそつけたいマスク! 数量限定生産のレアマスクなので、気になったら早めにご確認くださいね。
マスクが新しい習慣となり、服装とのコーディネートを楽しむ方も増え始めています。ファッションアイテムのひとつとして、少しずつさまざまなデザインや機能を持つマスクを揃えてみてはいかがでしょうか?「withコロナ」の生活にちょっぴり楽しい要素が加わり、気持ちが上向きになれそうです!
- TEXT :
- Precious.jp編集部