みなさんと同じように年齢と経験を重ねながら、今この瞬間を一番に輝かせている綺麗のプロたちに、実践中の美容法や愛用コスメについて語っていただくビューティ連載企画、2回目です。
vol.1のラキャルプ代表の新井ミホさんから、今回は、美容ジャーナリストとして多くのメディアで活躍中の安倍佐和子さんにバトンを渡します。今までよりもさらに過酷な環境下に晒されている、2020年の夏の肌。そんな今の時期をより心地良く過ごし、美しい肌を保つために必要な「落とすケア」について伺いました。
新しい日常、肌環境とちゃんと向き合い、お手入れやコスメの見直しを
「年々、厳しさを増す日本の夏。亜熱帯といえるほど高温多湿の肌環境は、毛穴の開きを加速させるだけでなく、酸化や微弱な炎症による、たるみやくすみを深刻化させる心配も。加えて、マスク使用による蒸れなど、べたべたジメジメのストレスもたまるばかり。
そんなわけで、これからの時期は『落とすケア』の見直しが欠かせません」(安倍さん)
今年の夏は、とにかく気持ちよく落とす!が安倍さん流
■肌も気分も爽やかに洗い上げるアイテムを厳選
「毛穴の詰まりをしっかりオフしながら、使用感は深呼吸したくなるほどすっきり爽快。そんなクレンジングを2つほどキープ。最初にプレディア スパ・エメールのファンゴ W クレンズクールを。ベースのスパ水にドイツ産の天然ミネラル泥が配合され、毛穴がすっきり。すーっとした清涼感のある香りで、肌温度が下がるかのような心地いい後肌に。
そして、ミントアイスのようなルックスのサボンのフェイスポリッシャー リフレッシングは、洗顔と角質ケアが同時にできるフェイス用スクラブ。死海の塩にホホバ由来のスクラブ、ナチュラルなセルロースによるポリッシュ効果で、むき卵のようなキメ肌に。ジメジメを一掃してくれるようなミントの香りも気分上々です。
さらに、洗顔後の肌に最初に与える美容液、パリスドットのRショットでフィニッシュを。一切の油分を排除して、厳選された植物由来の美容成分のみで作られた美容液です。『与える』アイテムですが、気持ちいいほどしゃきっと整うので、完璧にオフしたいときのルーティンとして組み込んでいます。
ジメジメ感と暑さでヘタりやすい大人の肌を、すっきり心地よく整えるためには、ときに『断捨離的』なカンフル剤も必要だと思うのです」(安倍さん)
■落とした後には、清々しい透明感をもたらす美肌酵素で『与えるケア』を
「そして与えるケアは、環境に左右されない強い肌に導き、夏を軽々乗り越えるための美肌酵素ケアを。ランコムのクラリフィック デュアル エッセンスローションは、年齢とともに崩れがちな肌の酵素バランスを整え、透明感とハリツヤで満たされたコンディションを約束してくれる2層式のローションです。単に潤いを与えるだけでなく、美白ケア並みの冴えた印象に整うので、すっかり手放せないアイテムに。
このクラリフィックが2020年7月にシリーズ化。エマルジョンとセラム、クリームが仲間入りします。このバランシング ウォータリー エマルジョンの驚くほどみずみずしい感触は1度で虜に! 共通成分のフランス産ブナの芽エキスに5種類の美容成分を配合。高温多湿の肌環境下でも心地よくお手入れできる上質なテクスチャーのおかげで、毎日のお手入れも苦にならず、むしろ自分の肌をゆっくり慈しむ時間に。
美白ケアに頼らずとも、落とすケアと与えるケアの新解釈で、抜け感と透明感のある冴えた肌をキープ。新しい日常を見据えたこの時期ならではのスキンケア、楽しんでいます!」(安倍さん)
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スキンケアの超基本である「落とすケア」は時に面倒に感じてしまうこともありますが、季節感のある爽やかなアイテムがあれば、気持ちよく美しさに近づけそうですね。安倍さんが今改めて大切にしている「落とすケア」、ぜひ見直してみましょう。
※掲載している商品の価格はすべて税抜です。また商品はすべてご本人の私物です。
- TEXT :
- 安倍佐和子さん ビューティエディター
- EDIT&WRITING :
- 松村有希子