下がる、ゆるむ、シワが増えて目そのものが小さく見える…など、「目の形が変わってきた」と実感する30代、40代の女性の方も多いのでは? そこでポイントとなるのは、存在感のある目元を得るための「大人の」アイラインの描き方。

しかし、目尻ラインはどこまで描けばいいのか、その位置は曖昧。目の形を忠実に守り、はみ出すことなく終わってしまっている人も多いと思いますが、それでは引いている意味も、目力アップの効果もないのです! アイラインで最も重要なのは「目尻の処理=止める位置」。そこで、真横に約5mmほどはみ出すように描くことで目の横幅が広がり、目尻も引き上がる「自然な長さの目尻ライン」の描き方を、3ステップでご紹介します。

■まずは、どの描き方でも基本となるこのステップから

まぶたの中央を起点に、まつげの下から当てていきます
まぶたの中央を起点に、まつげの下から当てていきます

まつげとまつげの際を埋める基本の線は、まつげの下からアイライナーの筆を当てて。まぶたの中央→目尻、中央→目頭の順に輪郭に沿って描いていきます。

■1:まつげの上から当て、黒目の上を起点に目尻まで少しずつ描く

スッスッと少しずつ描きます
スッスッと少しずつ描きます

まつげとまつげの間を埋め終わったら、次にまつげの上から筆を当てて、ラインに太さを足すように描きます。黒目の上を起点に、目尻まで少しずつ描いていきましょう。

■2:目尻ラインは真横に約5mmのばし、長めに仕上げる

止め位置に注意して!
止め位置に注意して!

鏡を正面に置き、目を開けてスッと真横に約5mmのばして長めに描きます。輪郭どおりに下がりラインで描いてしまうとたるみが目立つので、注意が必要です。

■3:たるみ目尻を引き上げ、自然に大きく見えるよう目尻側はやや太めに

目を閉じた図。目尻のラインだけをやや太めに
目を閉じた図。目尻のラインだけをやや太めに

目頭側を太くすると作為的に見えてしまうので、太さは足さないように。黒目上の中央から、目尻のラインだけをやや太めに仕上げて完成です。

以上、「自然な長さの目尻ライン」の描き方を、3ステップでご紹介しました。真横に約5mmほどはみ出すように描くというポイントをおさえるだけで、目の横幅が広がり目尻も引き上がる、基本のアイラインの描き方です。ぜひ試してみてくださいね。

PHOTO :
石倉 和夫
HAIR MAKE :
尾花 ケイコ
MODEL :
真樹 麗子(Precious専属)
EDIT&WRITING :
荒川 千佳子、五十嵐 享子(Precious)
RECONSTRUCT :
難波 寛彦