篠原涼子さん主演の日本テレビ系水曜ドラマ『ハケンの品格』。「特Sランク」という最高ランクを持つスーパーハケン・大前春子(篠原涼子さん)が、社内で次々と巻き起こるトラブルを持っているスーパースキルで解決していく痛快お仕事ドラマです。
13年前の第1シーズンから出演している小泉孝太郎さんや勝地涼さんはもちろん、新入社員役として杉野遥亮さん、中村海人さん(Travis Japan・ジャニーズJr.)も出演。そして、前作でも篠原さんとのやり取りが大人気だった大泉洋さんが復活し、ますます話題のドラマになっています。
さっそく第5話の内容を振り返ってみましょう。
大泉洋さん演じる東海林の肝煎り企画が波乱を起こした第5話
旭川支社にいた東海林武(大泉洋さん)は本社の営業一課へ転属になり、再び、営業事業部の面々と仕事をする日々が始まりました。東海林は北海道で「おいしいのに痩せる」と評判が高かったお菓子「黒豆ビスコッティ」を全国展開しようと、ダイエット効果を証明するデータと、100人の女性たちのアンケートを持って帰ってきていました。
小さな工場でつくられている「黒豆ビスコッティ」を営業事業部中に嬉々として配り、宮部蓮三社長(伊東四朗さん)との面談でも「この商品がS&F社の目玉商品になる」と豪語する東海林。しかし、東海林と社長のやり取りを聞いた春子は「不祥事の匂いがする」と不吉なことを言うのでした。
売り出し始めた黒豆ビスコッティは、デパートやスーパーから問い合わせが殺到。そのおいしさはもちろん、ダイエット効果に対する期待が高く、多くのお店が取り扱いを始めたいと連絡をしてきたのです。しかし、おいしさはともかく、「食べれば痩せる」と、ダイエット効果をうたったことを春子は危惧し始めます。
東海林の東京復帰を祝って里中賢介(小泉孝太郎さん)と浅野務(勝地涼さん)の3人で飲みに行きますが、そこは春子が居候しているスペイン料理店。
浅野は早々に「子どもをお風呂に入れなくては」と帰ります。門限は19時なのだとか。これも今どきのひとつの生き方ですね。
残ったふたりは自然と春子のことを話し始めます。春子に協力してもらえば社長賞も狙えるという里中。しかし、東海林は春子の態度は喧嘩を売っているとしか思えないとクダを巻くのでした。
その後、著名な雑誌に「黒豆ビスコッティ」が取り上げられたものの、記事は「痩せずに太ってしまった」という批判的な内容。さらにダイエット効果があるとしたデータも、改ざんを疑われるものであることがわかります。そして、その記事からネットに火がつき、さまざまな場所で黒豆ビスコッティに対する誹謗中傷が行われてしまいます。
東海林は食品検査を担当した旭川支社の部下に連絡を取ろうとしますが、彼は急に仕事をやめ、連絡がつかなくなっていました。次の手として、栄養学の権威である漆原教授(春海四方さん)のところを訪問しますが、どうやらデータをいじっていたことが判明します。
里中は検査分析士の資格を持つ春子に、再検査を依頼します。春子が検査した結果でも、ダイエット効果が出る成分が1/10程度しか含まれていないことが判明し、データの改ざんがあったことが確定。社長にも雑誌の掲載のことが伝わり、東海林は謝罪会見を開くことに。
そんな中、部長の宇野一平(塚地武雅さん/ドランクドラゴン)は、手元にあったアンケート調査もやらせなのではと疑い始めます。調査は実際に行われた偽りのないものでしたが、証拠隠滅のためと、ハケンの千葉小夏(山本舞香さん)と福岡亜紀(吉谷彩子さん)に命じてシュレッダーにかけてしまうのでした。東海林のアンケートへの思いを知る里中は、それを知って愕然とし、珍しく大声を上げます。
北海道から「黒豆ビスコッティ」をつくる工場の社長(阿南健治さん)が上京します。「こんなことに巻き込んで申し訳ない」と謝る東海林に、社長は東海林の社内での立場を気遣い、「あんたに認められて、うちの商品は幸せだった」と告げます。
その様子を見ていた春子は、定時を過ぎているのに「忘れ物をした」とオフィスに戻り、シュレッダーの紙屑をチェックし始めます。粉々になったアンケート用紙を眺めて、絶望する里中に、「クロスカットでなかったのが幸いですね」と復元することを宣言。春子はジグソーパズル検定1級の持ち主だったのです。
気になって戻ってきた浅野を含め3人で徹夜の作業をして、アンケート用紙の復元に成功したのでした。
そのころ東海林は謝罪会見用の原稿を書いていました。朝一で出勤したつもりが、里中たちがすでにいることに驚きます。春子は「自分の言葉で謝りなさい」とアドバイスしますが、東海林は「会社はごまかすつもりだし、後ろ盾となるデータもアンケート結果もない」と後ろ向きです。しかし「アンケート結果ならありますが」と春子節が炸裂するのでした。
始まった謝罪会見は、小山田和正総務担当部長(山田良明さん)と宇野部長がのらりくらりと「鋭意調査中」「ハケンがやりました」と繰り返すもの。社内のモニターで見ていた小夏らハケンたちだけでなく、井手ら新入社員たちもドン引きです。そこに春子らの派遣元のハケンライフ・マネージャーの近(上地雄輔さん)が駆けつけてきます。
意を決した東海林がデータ改ざんを認め、すべては自分の責任だと謝罪しますが、記者たちの追及は止まりません。そこへ登場した春子と近。東海林に大逆転スピーチの原稿を手渡します。それは北海道のモニターたちの、痩せなくても買い続けているという激励コメントが載っているものでした。
さらには近が北海道にいる彼女らと会見会場をオンラインでつなぎます。モニターたちは記者たちに率直な感想を述べてくれたのでした。
会見は荒れ気味に終わり、ネットでも「炎上商法だ」と揶揄する声が多くあがったものの、話題になったことで、スーパーや百貨店からの注文は殺到。旭川の工場も拡大するという社長の声にほっとする東海林なのでした。
東海林と春子の掛け合いを喜ぶSNS
本格的に大泉さん演じる東海林が東京の営業事業部に復帰したことで、春子とのやりとりがたっぷり見られた第5話。「これが見たかった」「待ってました!」「周りの俳優陣も笑っちゃってるし」とSNS上では喜ぶ声が多く見られました。
また、今回はビスコッティがテーマ。「ビスコッティ食べたい」「お母さんが買ってきた」とつぶやく人が多数。放送前よりもビスコッティの消費が増えたかもしれませんね。ソバ、カレー、ビスコッティと、さまざまな食べ物が登場する『ハケンの品格』。今後、どんな食べ物が登場するのか、楽しみですね。
あのジグソーパズルは新入社員がつくっていた!日テレ公式YouTube動画も要チェック
5話中で春子が組み立てていたジグソーパズル、あれは実は新入社員役の杉野遥亮さんと中村海人さんが完成させたものなのだそう。
日テレ公式YouTubeでは、新入社員役の杉野遥亮さんと中村海人さんの「社員チーム」、派遣社員役の吉谷彩子さんと山本舞香さんの「派遣チーム」がスタッフからの難題に挑む動画を毎週公開しています。
負けたチームには罰ゲームということで、厳正なる審査の結果、今回は杉野さん&中村さんの「社員チーム」が「ADのお手伝い!~1000ピースのパズル作らなきゃ~」という罰ゲームを受けることに。
第5話で実際で春子がつくっていた1000ピースのパズルを撮影に間に合うように完成させなくてはなりません。この日1日で終わらなければ、翌日も作業するはめに。杉野さん、中村さん共に翌日はオフですが、なんとか1日で完成させたいふたりは、撮影の合間も使って必死にパズルに挑みます。
パズルに詳しい杉野さんのアドバイスのもと、スタッフとも協力しながら作業を進めますが、1000ピースのパズルの平均所要時間は10時間なのだとか。果たしてふたりはどれくらいの時間でパズルを完成させることができるのでしょうか?
貴重な撮影の裏側を見ることができる動画を、ぜひチェックしてくださいね。
それでは、気になる第6話のあらすじをご紹介します!
東海林が会社の立て直しに乗り出す!第6話あらすじをチェック
社長からの命令で東海林(大泉洋さん)は会社の立て直しを任され、張り切ります。東海林を北海道から呼び戻した理由は、13年間本社を離れていたことで「人間関係にしがらみがないから」という理由なのだそう。
東海林は春子にも立て直しに協力してもらいたいのですが、案の定、素直に言うことはできません。そんな中、里中は、自社ブランドの弁当をつくる「隅田フーズ」に、浅野たちを勉強のために連れて行きます。隅田厚社長(長野博さん/V6)が経営する隅田フーズは、昔ながらの日本のよさにこだわった里中肝いりの弁当屋でした。
一方東海林は、S&F社がAIを導入し、利益率に基づき会社のムダを徹底的に排除するつもりだと知ります。隅田フーズは利益率が低く、コストカットされる運命だというのです。そのことを里中に告げますが、当然納得しません。
里中に協力することになった春子は、「これはAIとの斬るか斬られるかの、真剣勝負です」と断言。気象予報士の資格も持つ春子は、弁当の売り上げが日々の天気に左右されていると気がつき……。
隅田厚社長を演じる長野博さんは「13年ぶりに復活した大人気作である『ハケンの品格』に出させていただくと聞いて率直に嬉しかったです」とコメントしています。まっすぐで誠実なキャラクターをしっかりと出せるよう努めたとのことですが、長野さんの人柄そのままのような役柄ですね。
東海林と春子の関係がどうにも進まず、むず痒い『ハケンの品格』。次回もふたりのやりとりがたっぷり見られそうです。気になる物語の詳細は、本放送でチェックしてくださいね。
番組詳細
- ハケンの品格
- 2020年7月22日(水)22:00スタート予定 日本テレビ系
- TEXT :
- Precious.jp編集部