[8/4のコーデ]この夏注目アイテム、「ボリュームスカート」はトップスコンパクトのバランス感が鉄則に
モード感やトラッド感を絶妙にかけ合わせる、リタさん流「きれいベーシック」は、マンネリになりがちな夏の装いの救世主! おしゃれの腕が上がる、とっておきのルールをレクチャーします。
Aラインの「ボリュームスカート」は、私のスタイリングの根幹をなす、60年代のグッドガール風イメージをもつ代表的なアイテムなので、夏も思いきり活躍させます。リブニットのコンパクトトップスを合わせるのが私の定番コーディネート。
今年らしさは、ナチュラルなワントーン配色で演出します。ドライブラウンの透け感シルクスカートに合わせ、小物も、天然のマテリアルを用いたプリミティブなテイストでまとめると完成度がアップします。(髙橋リタさん)
スカートを主役に小物もテイストや色を自然にそろえる
小物も、女っぷりを強調する方向よりスカートのムードを生かして、プリミティブなストーンジュエリーをトッピング。全体の調和を考え、ナチュラルにまとめると洗練されます。
量感のあるスカートはテクスチャーを薄く軽くするのが大切
「ボリュームスカート」は、生地にハリが出れば出るほど、オケージョン感が増すので、薄手の透け感素材などがおすすめ。写真のような乾いたブラウンだと、生地の透け感と相まって涼やか。
「ワンツーで終わりがちな夏のコーディネートにボリュームスカートの存在感は絶大。女性なら誰でも好きなはずです。」(高橋リタさん)
夏のシンプルコーディネートをドラマティックに変える活性化アイテムとして、ぜひデイリーなワードローブに加えてほしいのが旬の「ボリュームスカート」です。
Aラインを描く優雅なシルエットは、それだけで女性らしい魅力にあふれています。ここ数年のプリーツスカートやチュールスカートのフェミニンブームを経て、完全に市民権を得ました。丈はやはり、マキシが今のバランスです。シーズンを追うごとに、日常に取り入れやすいデザインも豊富に出そろってきています。
この便利な華やかさを、ワンツーフィニッシュに限られてしまう夏の着こなしに、取り入れない手はありません。私が今季注目しているのは、ロング丈のティアードスカート。薄手の生地を贅沢に使って蹴回しをたっぷりととり、段で切り替えたフレアシルエットで、ふわっと揺れる動きを堪能したいデザインです。
「ボリュームスカート」は、モデル着用のスタイリングだけでなく、私自身も実際にプライベートで愛用しているアイテムです。私の場合、顔が派手ということもあり(笑)、着こなしのどこで"華"を出すかというと、顔からいちばん遠ざけることを心がけています。
派手顔でなくとも、大人の女性は、ギャザーやフリルといった甘いディテールは、下に下にもっていくとうまくいきます。
また、首の詰まったシンプルトップスを合わせることも重要。デコルテが大きく開いたネックラインや華美なデザインなど、くれぐれもフェミニン要素がトゥーマッチにならないように気をつけましょう。
最近の気分では、あえて色調は抑えめに。ドライでナチュラルなワントーンで着こなすコーディネートがいち推しの提案です。
※掲載した商品は、すべて税抜です。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious7月号』小学館、2020年
- PHOTO :
- 佐藤 彩
- STYLIST :
- 高橋リタ
- EDIT&WRITING :
- 下村葉月、小林 綾、喜多容子(Precious)