COVID-19(新型コロナウイルス)の収束を願い、ギリシャ発のジュエリーブランドILENA MAKRI(イレアナ・マクリ)が、チャリティーを目的としたスカーフ「Eye Love Jewelry(アイ・ラブ・ジュエリー)」を展開。収束を願い、魔除けのシンボルとされる「Eye」モチーフをプリントしています。

今回は、今の時代に寄り添ったこのプロジェクトについて、デザイナーのイレアナ・マクリさんにインタビューしました。

魔除け効果のある「Eye」モチーフに願いを込めて。イレアナ・マクリが「チャリティースカーフ」を展開

スカーフ チャリティー イレアナ・マクリ
ギリシアで撮影されたビジュアル。大判スカーフが風になびいて。

ギリシャ神話や古代から伝わるシンボルなどミステリアスなモチーフのジュエリーが人気のイレアナ・マクリ。withコロナで、依然と続く不安定な日常のなか、ネガティブなものを寄せ付けないお守りとしてイレアナ・マクリの「Eye」モチーフのジュエリーの需要が高まっているといいます。

実際、デザイナーのイレアナ自身もギリシャの自宅で自粛を余儀なくされ、ブランド店舗も2カ月間近くも休業。そんなコロナ禍で、「Eye Love Jewelry(アイ・ラブ・ジュエリー)」プロジェクトをスタートさせました。

「自粛期間中は、部屋着など、カジュアルで楽な服装に流れがちですよね。ですが、好きなファッションを身にまとい、美しく装うことを、withコロナ時代でのタブーとしないために! 自己表現する喜びを途絶えさせないために! そして、コロナウイルスの収束を願って、このチャリティー企画を立ち上げることにしました」(イレアナ・マクリさん)

スカーフブランドとのコラボレーションで実現した、チャリティープロジェクト

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スカーフ「Eye Love Jewelry(アイ・ラブ・ジュエリー)」¥30,000【100×100㎝】(税抜)

今回の「Eye Love Jewelry(アイ・ラブ・ジュエリー)」プロジェクトは、古代、現代ギリシャの歴史的な絵柄が特徴的なスカーフブランド、Zografos(ゾグラフォス)とのコラボレーションにおいて実現。

「スカーフデザイナーのエレナ・ゾグラフォスは、世界のさまざまな文化に影響を受けています。私の作品も、常に旅や文明がインスピレーションの源になっているので、波長が合うと感じました。お互いのデザインが美しくシンクロし、素晴らしいデザインに仕上がったと、自負しております!」(イレアナ・マクリさん)

古代ギリシャの青銅器文明・ミケーネ文明からインスピレーションを得て、ブランドを代表するアイコンジュエリー「evil eye」を大胆に描いたスカーフは、収束への願いを込めてデザインされたそう。

上質なシルク素材は色鮮やかで美しいエメラルドグリーン。ブランドを代表する「Kitten Eye」や「Emerald Pyramid Studs」などの人気ジュエリーを4種、オプティカル模様に配置されています。シンプルなお仕事スタイルに足すだけで、装いを華やかにアップデートしてくれそうですね。

ヘッドドレスに、ビスチェに。アイディア次第で使い方は無限に

「特別な日のためのスカーフではなく、毎日が特別になるスカーフ。日常に身につけるためのものとしてデザインしました」というイレアナ。大判なので、使い方も自由自在に楽しめます!

スカーフ チャリティー イレアナ・マクリ
ヘッドドレス風のアレンジはテールを垂らして個性溢れるルックスに。耳元には同色の揺れるジュエリーを合わせたい。

例えば、ヘッドドレス風に巻けば、デイリーのカジュアルスタイルもスペシャルに見せてくれます。

スカーフ チャリティー イレアナ・マクリ
大判だからできるビスチェ風アレンジ。ホルターネックで背中が大胆に開いたルックスで、バカンスに思いを馳せて。

素肌にまとい、ビスチェ風に着こなすのも素敵。シンプルなリトルブラックドレスにサラリと羽織れば、オフィススタイルからパーティ仕様に瞬時にスイッチさせてくれます。 

「国境なき医師団」への寄付を決意。母から受け継いだ意思と、このプロジェクトへの想いとは?

「国境なき医師団」は、紛争や自然災害、伝染病、医療排除の犠牲者にも医療支援を行っていて、今回のコロナウイルスでも世界各地で全力を尽くしています。イレアナさんは、そんな勇敢な団体へ、「Eye Love Jewelry(アイ・ラブ・ジュエリー)」プロジェクトの売上、10%を寄付することを決意したといいます。その背景には、母親の影響が大きかったとか。

「私は、母が『国境なき医師団』の素晴らしい活動に感銘を受け、支援を続けているのを幼い頃より見て育ちました。母の意思を受け継ぎ、今回のチャリティープロジェクトを通して、この感動的な取り組みに参加できることを、とても光栄に思っています」(イレアナ・マクリさん)


まだまだ不安な日々が続きますが、ファッションを通じて社会参加するという選択も、素敵なことかもしれませんね。猛暑のなかでもマスクを手放せないwithコロナ生活で、おしゃれをする気持ちも低下してしまいがちですが、そんなときに、手に取ってみるのはいかがでしょうか。

また、友達や家族など、親しい方へ、日頃の感謝の気持ちを込めて贈ってみてはいかがでしょう。ファッションが持つ不思議な力で、この日常をもっとポジティブに過ごすきっかけになりそうです。

問い合わせ先

イレアナ・マクリ GINZA SIX店

TEL:03-6263-9953

この記事の執筆者
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WRITING :
阿部有希
EDIT :
石原あや乃