ファッション賢者が、Preciousアーカイブのなかから厳選! 時代を経ても色あせない「不朽の名品」|カルティエ(Cartier)の『パンテール ドゥ カルティエ』
創刊以来、Precious に登場した多くの「名品」のなかから、永遠に色あせることのない「名品」とは何か、を改めて、ファッションプロのみなさんが厳選。それぞれの「名品」に対する思い入れやエピソードとともに、お届けします。
「名品特集」がスタートしたのは今から16年前の、Precious創刊号から。ファッションプロの方々に推薦していただいた「名品」候補アイテムを、スタッフが実際にお店に出向いてリサーチし、心から納得できたものだけを、「名品」として選定。
商品の歴史やつくり手の思いまでを伝えるこの特集は、当時女性ファッション誌として、画期的なものでした。 試行錯誤の結果、たどり着いたひとつの結論は、「名品」とは、観賞に値する美しさだけでなく、実用性も含めた実力を兼ね備えたアイテム、流行に左右されない不変のアイテム、ということ。
『名品』のパワーが背中を押してくれる。(スタイリスト・押田比呂美さん)
「いつかは私も」「ふさわしい自分でありたい」と、気持ちを前向きに鼓舞してくれる「名品」は、同時に「一期一会」を感じさせる運命のパートナーでもあります。
「一生に何度か、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで、多少背伸びをしてでも手に入れておくべき『出合い』があると思います。私にとってはそれが、『パンテール ドゥ カルティエ』でした。
あえて自分にプレッシャーをかけようと、『これからもっと頑張らなくては!!』という決意表明として、フルダイヤモンドのタイプを選びました。結果は大正解。気持ちが少し落ちていたり、おしゃれに前向きになれないときにも、『名品』のパワーが背中を押してくれる気がします」(押田比呂美さん/スタイリスト)
「不朽の名品」で掲載した商品は、過去のPreciousで掲載した記事からの転載なため、現在は買えないものも含まれています。ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious8月号』小学館、2020年
- WRITING :
- 河西真紀
- EDIT&WRITING :
- 兼信実加子、喜多容子(Precious)