この夏はあまりに暑すぎたため、黒を着る気持ちに
まったくなれませんでした。そんなわけで、
昨夏大活躍した黒のスキニーデニムも
晩夏になって、やっと初お目見えです。
久しぶりに黒を“着てみようかな”と思えたのは、
ずっと気になっていた肩パッド入りのトップスを、
意を決して手に入れることができたから。
身長152㎝と小柄な私に、肩パッドはどうなのか!? と
迷っていたのですが、ボトムを細身にしたことで、
上半身がポイントの逆三角形シルエットになり、
足元に向かって、シュッとすっきり見えるようです。
しかも肩が直線的に、程よく張り出して見えることで、
二の腕の丸みもごまかせるみたい…と、
肩パッド入りのTシャツの効果に開眼しました。
下半身はタイトなほうがバランスよく見えるようなので、
次回はタイトスカートに合わせてみようかと
画策しているしだいです。
この日は肩パッド入りというちょっとモードなアイテムを
トップスに選んでいたため、小物も黒で統一し、
なるべくシャープなイメージを心がけてみました。
そんなときに選んでいる時計が、
このステンレススチールの“ベダ&カンパニー”のもの。
本当に長年愛用している、最も古株に近い時計なのですが、
この連載できちんとご紹介するのは、初めて(のはず)。
トノー=樽型とよばれる、楕円の上下を切り取ったような
クラシカルなケースが特徴なのですが、
ステンレススチールにダイヤモンドの白い輝きが
辛口な印象を醸し出してくれるため、
きちんとしたいときから、ちょっとモードな装いまで、
ほぼオールマイティで活躍してくれています。
Tシャツにデニムというカジュアルな組み合わせでも、
ダイヤモンドの輝きが大人の存在感を添えてくれるよう…。
これからも頼りしにしたい時計のひとつです。
(撮影/エディターH&J 文/エディターJ)