トレンドを読む鋭い視点で、ファッション業界において、揺るぎない地位を築いているクイーン、アメリカ版『ヴォーグ』編集長のアナ・ウィンター。

最先端のモードを扱いながらも、意外にも本人のファッションは保守的。ボブヘア、サングラスといったトレードマークは有名ですが、着こなしについても確固たる自分のスタイルを築いています。

彼女のスタイルを代表するのがミディ丈のプリントワンピース。プライベートスナップをチェックすると、クラシックな水玉からワイルドな豹柄まで、バリエーション豊かなカラフルワンピースで登場しています。しかし、シルエットや合わせる小物に彼女らしい、スマートなこだわりがあるようです!

アナ・ウィンターが愛用する3つのアイテムを使った、柄ワンピースコーデ3選

■1:鮮やかカラーのワンピを引き立てる、ヌーディなサンダル

大人コーデ_1,秋コーデ_1,ワンピース_1,サンダル_1,セレブ_1,サングラス_1,ネックレス_1
主役級ワンピースをひときわ映えさせる、ニュートラルな足元

ロンドンファッションウィーク、「ロシャス」の会場前でキャッチされたアナ。

鮮やかなグリーンにパープルの百合が華やかに散りばめられたワンピースに、その彩りを楽しむように、同じくグリーンのレザーストラップのウォッチを合わせています。

鮮やかカラーを反復したコーディネートに合わせる足元は、脇役に徹するヌーディなベージュのサンダルが一番。

アナはこのマノロ・ブラニクのクロスストラップ・サンダルを20年以上愛用しており、主張の強いプリントワンピースを着ることが多い彼女の着こなしを引き立てる、ベストパートナーと言えます。肌に馴染むカラーは足先を靴の色で分断しないので、つま先まで脚のラインがスッと繋がり、美脚効果も抜群。おまけに合わせるものを選ばない、多忙な彼女らしい万能感のある最強アイテムです。

■2:強いプリントに負けない、視線を集めるネックレス

大人コーデ_2,秋コーデ_2,ワンピース_2,サンダル_2,サングラス_2,セレブ_2,ネックレス_2
ひと際目立つ、コントラストの効いたプリントのワンピース

ニューヨークで開催された、USオープン決勝戦に現れたアナ。早寝早起きで有名な彼女が、毎日早朝に一時間のテニスを習慣にしているのをご存知の人は多いかもしれません。

爽やかなブルーながら、会場でも目を引く大胆なプリントの首元には、クリアなカラーストーンのチョーカーをダブル使いで。

アナは、年齢の出やすい首元には、必ずこのタイプのタイトなタイプのネックレスを合わせ、華やぎをプラス。視線を上に集めてスタイルアップ、さらにカラーストーンが太陽の光に映えて、顔映りもよくしてくれます。

■3:ウェストマークは必ず!スタイルアップのベルト使い

秋コーデ_3,大人コーデ_3,ワンピース_3,サングラス_3,ネックレス_3,サンダル_3,セレブ_3
ホワイトのシャツワンピースに同色のベルトでさりげなく

ロンドンで、ウィンブルドン選手権9日目に登場したアナ。白ベースの爽やかなシャツワンピースに同色の肩掛けバッグで、滅多にバッグを持たない彼女にしては珍しい、リラックスした着こなしを見せてくれました。

このコーディネートでも「ウェストはマークする」という彼女の鉄則が守られています。ゆったりとしたワンピースを着用したとしても、必ずベルトで引き締め。そうすることで、メリハリを与えスタイルアップ、女性らしさも叶えています。

ボタンを開け、インナーを合わせた襟元には、やはりチョーカーでエレガントに。

何にでもマッチし万能で、スラッとした足元を演出するマノロ・ブラニクのヌーディなサンダル、首元に華やぎを与え、顔映りもよくするチョーカー丈のネックレス、そして、引き締め効果でスタイルをよく見せるベルト。


ワンピースコーデには、ファッションの賢人アナのように、コンプレックスを解消してくれるうえおしゃれに見せてくれる小物使いを、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
神田朝子