自分をリセットするプチ旅の目的地として、いま再び注目を集めているのが静岡県の熱海。新幹線なら首都圏から1時間足らず、駅前も新しくなり、日帰りできる観光スポットとしても訪れる人が増えています。

熱海の海や温泉以外の観光スポットとして名前があがるひとつが、「アカオハーブ&ローズガーデン」。約20万坪の園内には12種類のテーマガーデンがあり、四季の花々を楽しむことができます。アカオハーブ&ローズガーデンは海を望む丘陵地にあり、一番上まで園内バスで上り、季節ごとに表情を変える庭を巡りながら、ゆっくりと歩いて降りてくるのが定番コース。その最も高く見晴らしのいいエリアに、2017年9月19日(火)にオープンしたのがカフェ「COEDA HOUSE」です。

四方をガラスに囲まれた「COEDA HOUSE」

海を見渡せるガラスと木の建築

全面ガラス張りで、遠くまで見渡せる店内

高台に白い屋根がぽっかり浮かんでいるようにも見えるのは、建物の四方がすべて強化ガラスで囲まれているから。その中心には、樹齢800年を超えるアラスカヒノキを使った柱があり、その周囲を49層1500本のヒノキを積み上げることにより大きな一本の幹のようにくみ上げています。そのヒノキの積み上げ方が、緻密な計算をもとに全部が少しずつ違っているのを確かめて。

テーブルトップにもガラスを使い、室内でも圧迫感を減らす工夫が

COEDA HOUSEを設計したのは、日本を代表する建築家の隈 研吾さん。

隈さんは今回の設計について「小さな枝を組み合わせ、大きな木のような建築をつくりたいと考えた。8cm角のヒノキを積み上げ、一本の大きな幹をつくり、建築を支える構造とした。外装にはガラスを用い、鏡でつくられた家具とともに、ローズガーデンに溶け込むようなデザイン。ローズガーデンと建築が出会い、自然と共鳴した空間が生まれる」とコメントしています。

海の広大さを余すところなく堪能できる

おすすめは、海に面したカウンター席。気候の良い時期にはガラス全体が大きく開放され、心地よい潮風を直接感じられる特等席です。このカフェと調和するようにデザインされたテーブルと椅子の優しさも相まって、心も身体も癒されそう。

名前の由来は、集めるという意味がある「CO」と、小さな枝(EDA)が集まって大きな木を表していることから

静岡の恵みを使ったオリジナルスイーツ

店内のカフェではドリンクのほか、園内で人気のバラのアイスクリーム、そしてCOEDA HOUSE限定の「熱海タルトフロマージュ」を販売。

「熱海タルトフロマージュ」は、2016年のパティシエ世界大会で第3位に輝いた藤井幸治さんによるオリジナルスイーツ。熱海の名産品であるミカン科の果実、橙(だいだい)を使ったチーズのタルトです。チーズクリームの中にほんのりと感じる酸味とサクサクのタルト生地を、片手でパクリといただくスタイル。

熱海タルトフロマージュは1個¥300(税込)
バラのアイスクリームはCOEDA HOUSEのほか、園内のガーデンテラスでもいただけます。価格は¥600(税込)

店内で購入したフードやドリンクは、座席はもちろん、テラスに座ってみたり、周囲を散策しながら食べられるように工夫されています。また、テイクアウト限定ですが、伊豆のみかん畑で育ったみかんの花から採取された「みかんハチミツ」を使ったバウムクーヘン「COEDA KUCHEN」も販売。

COEDA KUCHENはテイクアウト限定で、1箱¥1,900(税込)

熱海は温暖な地域なので秋でも温かく、園内にも秋バラやダリア、ハーブは紫色のアメジストセージや赤いパイナップルセージなどが、彩り豊かに咲くそうです。またCOEDA HOUSEの周りには、1月になると桜と菜の花が開花するそうで、ひと足早い春がどんな風景に変わるのか楽しみです。

問い合わせ先

  • アカオハーブ&ローズガーデン 
  • 時間/ 9:00~17:00(16:00 最終入園)
    定休/12月、1月の毎週火曜(2017年12月28日~1月3日は通常営業)
    入場料/大人¥1,000、小人¥500(2018年5月15日~6月10日は大人¥1,200、小人¥600)
    TEL:0557-82-1221
    住所/静岡県熱海市上多賀1027-8
この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
2018.1.31 更新
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WRITING :
北本祐子
EDIT :
安念美和子