夏号の特集「男だからこそ美しい 洗練ゴールドの名品時計」では、日常のシーンを鮮やかに彩る名品時計の着こなしスタイルを披露した。ここでは、掲載された7本のゴールド時計の詳細を徹底レポート。第7回は、ジャガー・ルクルトの『レベルソ・クラシック・ミディアムスリム』だ。
雑誌メンズプレシャス夏号で紹介した名品時計の詳細をレポート!
角形時計の不朽の名品として、時計史に燦然と輝くジャガー・ルクルトの『レベルソ』。完璧な黄金比によるケースのフォルム、また、それが反転するという唯一無二の意匠により、時計界に金字塔を打ち立てた。
その誕生は1931年、世界を席巻したアール・デコの後期。エレガントな長方形のケースフォルムや、ケースに施されたゴドロン装飾など、アール・デコからインスパイアされた美しいデザインは、時代が移り変わっても廃れるどころか評価され続け、ジャガー・ルクルトという名門マニュファクチュールの代表作となった。
ギョウシェ彫りの美しさが際立つシンプルなジャガー・ルクルトのアイコンウォッチ
現在では、さまざまなケースサイズに加え、ムーブメントも手巻き、クオーツ、そしてケースを反転させた「B面」についても、その意匠や機構で数種類のバリエーションを擁する一大コレクションとなった『レベルソ』。
この『レベルソ・クラシック・ミディアムスリム』は、2019年に発表されたモデルで、縦40.1×横24.4mmという絶妙なサイズ感が魅力だ。一般的な日本人男性の手首に、大きすぎず小さすぎずフィットするだけではなく、そのダイヤルデザインのエレガンスを最大限に引き出しながら視認性も確保している。
また、艶やかでいながら知性も漂う上品なピンクゴールドケースの裏面は、イニシャルやメッセージなどのエングレービングが可能なプレーンなモノタイプ。世界でひとつだけの『レベルソ』にパーソナライズできるのも大きな魅力だ。
実はレディースモデルとしても展開しているユニセックスサイズの『レベルソ・クラシック・ミディアムスリム』。パートナーと共有する「シェアウォッチ」として、幸福な時間をともに刻んでいくという希望も託せる一本だ。
問い合わせ先
- TEXT :
- 岡村佳代 ウォッチ&ジュエリージャーナリスト
- PHOTO :
- 水田 学(NOSTY)
- STYLIST :
- 菊池陽之介
- HAIR MAKE :
- KUBOKI(Three PEACE)
- MODEL :
- Dylan VT