1846年に工房を創業したユリス・ナルダンは、マリンクロノメーターをはじめとする高級時計の歴史にいくつもの優れた功績を残し、現在もスイスのル・ロックル、ラ・ショー・ド・フォンの自社工場で製作する、マリーン、ダイバー、クラシコ、エグゼクティブ、フリークの5つのコレクションで革新的な高級時計製造を探求し続けている。
卓越した操作性によりタイムゾーン設定もスムーズ
中でも最も歴史のあるタイムピースとして、世界中のビジネスマンやトラベラーに愛されているのが、エグゼクティブにカテゴライズされる「デュアルタイム」コレクションだ。
デュアルタイムウォッチは、2ゾーンの表示にGMT針を用いることがポピュラーだが、ユリス・ナルダンは、ホームタイム或いはセカンドタイムを9時位置のあるウインドウで表示する機構を実現。独自のタイムゾーン・クイックセッティング機構によって「+」「-」のプッシュボタンを押すだけで瞬時に時間調整が可能で、とにかく使いやすい。
スーツやオフスタイルの腕にもフィットする3バージョン
回転ベゼルやGMT針がないエレガントなデザインで、42mmケースは、アイコニックな3つのラグをもつ「スケルトン X」と同じ構造を採用。12時、3時、6時、9時位置にローマ数字を、6時位置に大型のスモールセコンド針、2時位置にダブルウィンドウで日付を配置する。自動巻きムーブメントはサファイアクリスタルのケースバックから楽しむことができる。それぞれにシリアルナンバーが刻印されている。
ラインナップは、ブラックストラップ付属のステンレススティールケース、ブルーストラップのステンレススティールケース、18Kローズゴールドケースの3バージョン。
UN-24 デュアルタイム・ムーブメントを搭載し、ユリス・ナルダンのロゴが際立つ新しいローターによって、機能面だけではなくデザイン性も兼ね備えている。ストラップはアリゲーターとラバー。ビジネススーツからオフスタイルまで多彩なコーディネートができる。エレガントで洗練されたタイムピースは旅行者にとってもベストウォッチといえるだろう。
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- TEXT :
- 安藤政弘 ライター