ラグジュアリーファッション誌『Precious』の読者アンケートはがきでは、読者に毎号さまざまな質問を投げかけ、その生の声をリサーチし、その後の誌面をつくる上の参考にさせていただいています。
そのなかに、「今月号に掲載された商品のなかで、実際に購入したいと思う商品はありましたか?」という質問があります。
Preciousの掲載商品は、ブランドへの電話でのお問い合わせが非常に多く、特にこのアンケート項目で1位になる商品は注目度が高く人気が集中し、完売してしまうものもあるようです。
9月号(2020年8月7日発売)で見事1位に選ばれたのは、「今気分で切れ味よく仕上げる3大『パンツカジュアル』」という企画で紹介されたエルメスのバッグでした。
本記事では、この1位に選ばれた『シルキー・シティ』の魅力を分析するとともに、この秋発売された人気バッグ『アルザン』の新しいサイズにクローズアップ。
何通りもの持ち方を楽しめるマルチなデザインなので、チェックしていきましょう。
Precious9月号の「購入したいものNo.1」は、美しいカラーリングが着こなしに映えるクロスボディバッグ
2008年に登場したシルク素材でつくられた人気バッグ、『シルキー・シティ』の進化版がこちらです。
シルク素材のものはプリントの美しい色彩が華やかな仕上がりでしたが、こちらは上質なレザーの素材感が活かされています。
オールレザータイプは2019年秋冬に初めて登場しました。
ライニングもないためとても軽く、ソフトなカーフレザーの風合いが、身体に優しく寄り添います。
色違いの「ゴールド」と呼ばれる、キャメルカラーをお見せしましょう。
クロスボディをコーデの主役に。軽快かつ切れのいい品格を約束
ベーシックな色味、「ゴールド」は先ほどのエメラルドブルーとまた違った洗練されたムードを放っています。
やわらかなカーフの風合いはもちろん、丁寧な手仕事が施された白のステッチが際立って、シャープな仕上がりに。
クローズアップしたディテールは…
ロゴをスタンプしたクロシェットが、シンプルなスクエアシルエットに躍動感を加味するアクセントに。
まるで花のようなレザー製の留め具や、補強のための4隅のレザーディテールも存在感あるデザインとして昇華されています。
バッグ全体で無駄のない造形美を表現できています。
そして、新サイズが登場した注目の『アルザン』をご紹介します。
ショルダー、ハンドバッグ、クラッチとマルチに使える実力派
これまで31cm、ミニの22cmという2サイズ展開でしたが、今秋、25cmが新登場しました。
アルザンとは、馬の栗毛を意味するそうです。
メゾンのルーツを彷彿させる、鐙から着想を得たフロントのデザインと鐙革を彷彿させるベルトのデザインが特徴になっています。
左のようにハンドルをベルトの内側に納めれば、クラッチとして小脇に抱えられます。
また、取り外し可能のベルトストラップ付きなので、右のようにショルダーにもなり、表情をチェンジできます。
フォルムが変わるとまったく違った印象で、バッグのデザインしだいで使うシーンに応じてさまざまに対応できるので、重宝する存在です。
以上、Precious9月号で購入したいもの第1位に選ばれたバッグをご紹介しました。
斜めがけして軽快なスタイリングが完成する『シルキー・シティ』と、ハンドバッグ、ショルダー、クラッチとマルチに使える『アルザン』はどちらも、多忙なキャリア女性に最適な注目度の高いデザインです。
ぜひこれからバッグを購入するときの参考にしてください。
※掲載した商品はすべて税抜です。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 田中麻以
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀