2020年11月5日（木）、新たな商業施設「丸の内テラス」が東京・丸の内にオープンしました。
これまで丸の内エリアの商業施設にはなかった大型のルーフトップレストランやエンターテインメントプレイスに加えて、新業態や東京初出店となる店舗が勢ぞろい。飲食7店、その他4店の計11店が、丸の内のライフスタイルを楽しめる空間をつくり出します。
今回は、その中から丸の内仲通りに面した個性豊かな4つの路面店をピックアップ。全店舗テラス席があるため、日差しの温もりを感じられる日には外でも気持ちよいひとときを過ごせそうです。
オープン直前の内覧会に参加してきましたので、現地レポートでご紹介します。
各国の料理を堪能！「丸の内テラス」レストラン４選
■１：フランス「タイユヴァン」監修のカジュアルダイニング「エスプリ・ド・タイユヴァン（ESPRIT de TAILLEVENT）」
パリのミシュラン2つ星レストラン「タイユヴァン」のサービスやクオリティはそのままに、より気軽に楽しめる形態として登場したのが「エスプリ・ド・タイユヴァン」。カウンター中心のレストランにワインショップが併設されています。
約460種類の品揃えを誇るワインショップのなかでも、「タイユヴァン」限定で生産される「コレクション・タイユヴァン（タイユヴァン・オリジナルラベル）」が特におすすめ。どれを選んでも間違いなしの逸品です。
レストランでは「気軽に楽しめる」ことをコンセプトに、日本の季節の食材をアレンジしたアラカルトやコースメニューがいただけます。また、タイユヴァンでは「食とワインの調和」を大切にしていることから、ここでもワインと相性のよいお料理が並びます。
今回、4品を試食させていただきました。フランス・ブルゴーニュ地方の郷土料理「ブフブルギニョン」は、和牛ほほ肉のとろけるような肉質と、コク深い芳醇な味わいに思わず感動。
「甘海老のタルタルとオレンジ」は、半生の甘海老のタルタルとオレンジのムース、コンソメオマールのジュレと幾つもの味わいが重なった見た目にも美しい前菜。赤スグリの酸味とフォアグラのマリアージュに驚いた「フォアグラパルフェ」や「自家製パテドカンパーニュ」も洗練されたお味でした。
ランチもありますので、昼に夜にと、ワインに合う極上のフレンチに舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか？
問い合わせ先
- エスプリ・ド・タイユヴァン（丸の内テラス1F）
- TEL：03-6259-1151
- 営業時間／ワインショップ 月～土 11:00～21:00／日・祝 11:00～20:00、レストラン 昼 月～土 11:00～15:00（L.O.14:30）／日・祝11:00～15:00（L.O.14:30） 夜 月～土 18:00～23:00（L.O.22:00）／日・祝18:00～21:00（L.O.20:00） カフェタイム 15:00～18:00
■２：20種類以上のパエリアが味わえる！本格スペインバル「バル・ポルティージョ・デ・エスパーニャ」
スペインの田舎町のバルさながらの本格スペイン料理が楽しめる「バル・ポルティージョ・デ・エスパーニャ」。なかでも20種類以上が揃うパエリアは外せません。
味の決め手は、時間をかけてつくられる特製の出汁。濃厚な魚介を使った出汁に、上質なスペイン産ニョラセカス（乾燥したパプリカ）を加えることで、旨みが深いものに変わるのだそうです。
お米にもこだわっています。パエリアに最もあう国産米として選ばれたのは、山形産のはえぬき。お米自体に風味をつけ熱を加えても、ほどよい硬さに仕上がるのだといいます。一度に全種類は食べられませんが、数名で複数頼むのがよさそう！
パエリア以外の注文で迷ったら、名物のコンビナードがおすすめ。その日一番おいしい6種類の前菜がたっぷりといただけます。
試食させていただいたミックスパエリアは、魚介とお肉の旨みをギュッと吸ったご飯がとても美味。ピンチョモルーノはスパイシーな豚の串焼きですが、ビールのおつまみに最高なひと品。あっさりしたカサゴのプディングは自家製マヨネーズでいただきました。
11月5日（木）から11月30日（月）まで、オープン記念としてパエリア全品半額などのお得なキャンペーンが目白押しです。この機会に、ぜひ本物のスペイン料理を味わってみてください。
問い合わせ先
- バル・ポルティージョ・デ・エスパーニャ（丸の内テラス1F）
- TEL：03-6256-0305
- 営業時間／月～金 ランチ11:30～14:30（L.O.14:00） ディナー17:00～23:00（L.O.22:00）、土 11:30～23:00（L.O.22:00）、日 11:30～22:00（L.O.21:00）※土日のランチのラストオーダーは15:00
■３：イタリアへ瞬間トリップ！優雅な雰囲気「ヨッテリア ガク（YOTTERIA GAKU）」
イタリア料理の「ヨッテリア ガク」。大阪で沢山のグルマンに支えられた同店の小林岳シェフが大阪の店を閉め、満を持してオープンさせたのがこの東京・丸の内テラス店です。
店名のヨッテリアは、「トラットリア」と「寄っていきや」を掛け合わせた造語。レストランの店内は、絵画や、壁紙、食器などすべてがヨーロピアンスタイルで、まるでイタリアにいるような雰囲気です。
豚肉の部位を駆使した本場料理や、旨みを凝縮したチーズリゾット、サツマイモのニョッキゴルゴンゾーラソースなどがおすすめメニューだそうなので、行ったらまずチェックしてみてください。
今回は「米沢豚とフォアグラ入りテリーヌ」を試食させていただきました。上品な脂の米沢豚と濃厚なフォアグラが絶妙にマッチ。しつこさなどはまったくなく、むしろさっぱりしています。
イタリアワインとのペアリングも提案してもらえるそうなので、豊富に揃うワインとともに優雅なひとときをお過ごしください。
問い合わせ先
■４：中華料理を気軽に！ネオ四川バル「ジャンピングパンダ」
中華料理のなかでも最も格式高いと称される四川料理。四川料理の本場・成都の名門店で修業を積んだ井桁良樹シェフが腕を振るう、伝統を継承しつつ気軽にお酒と料理を愉しめるバルスタイルのお店「ジャンピングパンダ」がオープン。
今回はよだれ鶏、激辛おつまみ牛肉、スパイシーラム串の3品を試食させていただきました。このお店で辛さナンバー1だという激辛おつまみ牛肉は後回しにして、まずはスパイシーラム串から。ラムが見えないほどかかっているスパイスは思ったほど辛くなく、この量でも問題なし。
次によだれ鶏をいただくと、しっかり辛い！ でもまだ旨みのほうが勝っている感じがしました。やみつきになるお味です。
そして最後にいただいた激辛おつまみ牛肉は、ひとかけら食べただけで舌がビリビリする辛さ。「もう食べられない」と思いつつ、少し時間が経つとまた食べたくなるから不思議です。辛い物好きな方は、ぜひお試しください。
女性ひとりでも入りやすいお洒落な店内。中華料理に合うワインも揃っているそうなので、会社帰りにフラッと立ち寄るのもよさそうです。
問い合わせ先
そろそろ海外旅行が恋しくなってくる頃かと思いますが、自由に行けるようになるのはもう少し先になりそう。いつかまた海を越えて旅行できる日を楽しみに、 料理でフランス、スペイン、イタリア、中国へと旅行した気分が味わえる丸の内の新スポットへ、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
- 丸の内テラス
- TEL：03-5218-5100（受付時間 11:00〜21:00）※日祝は20:00 、連休の場合は最終日のみ20:00
- 住所／千代田区丸の内1丁目3番4
- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- WRITING ：
- 篠原亜由美
- EDIT ：
- 小林麻美
