新しい時代へと価値観が変化しつつある今、創刊以来ラグジュアリーを追求しつづけてきた『Precious』が、3人のスタイリストとともに、「贅沢」の意味を改めて考えました! 最新『Precious』12月号で特集を展開しています。
その特集内で、スタイリスト・犬走比佐乃さんは「エレガントを極めるには、ていねいなおしゃれが必要。「贅沢」の美学こそ、細部に宿ります!」と語って下さいました。
この記事では、そんな"マダム犬走"の提言をご紹介します。今回は、「立ち姿」について。
目に見えない部分、ディテールのひとつひとつにこだわることこそが真のエレガンスであることは、今も昔も変わらないおしゃれの真理です。かのココ・シャネルも「ラグジュアリーなものは、裏も表も同様に美しい」と語っています。
ていねいに服を身につけること、細部にまで気を配ることでしか到達しないエレガンスの極意を、スタイリストの"マダム犬走"に尋ねました。
提唱:美しい立ち姿は「-5歳効果」を約束する
トレンドアイテムとして、盤石の人気を誇るワンピース。確かに万能なアイテムですが、正直に白状すれば、心の片隅で「コーディネートいらずの手抜きアイテムだから便利」という計算があるのも事実なのでは。
そしてこれこそが、ワンピースにひそむ落とし穴。全身同じ布地に身を包む、単調ともいえるアイテムだけに、実は「ボディの老け感」を強調してしまう危険をはらんでいるのです。
特に「姿勢の悪さ」は相性最悪な要素。常に想像力を働かせ、ショーウインドーに映る自分、電車の窓に映る自分をイメージし、こまめな姿勢チェックを怠りなく。下腹に力を入れ、視線を遠くに据えつつ、颯爽と。美しい立ち姿で、「マイナス5歳」を目指しましょう。
靴は…美しい立ち姿を目指すなら、フラットシューズより、断然、ヒールに軍配が。「ワンハンドルバッグをひじにかけて歩く感覚」をキープすると、胸が開いて、自然に背筋がすっと伸びる。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 石倉和夫
- STYLIST :
- 犬走比佐乃
- HAIR MAKE :
- hiro TSUKUI(Perle)、三澤公幸(3rd)
- NAIL :
- 中島理恵(UKA TOKYO)
- COOPERATION :
- BACKGROUNDS FACTORY
- WRITING :
- 河西真紀
- EDIT&WRITING :
- 竹市莉子(HATSU)、喜多容子(Precious)