髪を切って一気に垢抜ける人と、切らないほうがよかったと思う人がいますよね? その差は一体どこにあるのかを、おしゃれセレブのヘアチェンジを参考に探っていきたいと思います。第2回目は、ボブに変身して垢抜けた歌姫テイラー・スウィフトと、ボブにしないほうがよかったお騒がせセレブのキム・カーダシアン。ふたりのヘア遍歴を分析しながら「ボブ」が似合う人の条件を導き出したいと思います。
ボブは細身でスタイリッシュな人にベストマッチ!
【ボブにして成功した女テイラー・スウィフト】
■2006年…大人びた印象のウエーブロング
カントリー歌手としてデビューしたばかりのテイラー、当時16歳。ボリュームのあるふわふわのウエーブロングのせいか、年齢よりも大人びて見えます(老けて見えるともいう?)が、正直冴えない印象…。
ちなみにマライヤ・キャリーやジェシカ・シンプソン、ビヨンセ…etc. 当時人気だった歌姫はみんな、ふわふわウエーブロングでした。流行りだったんですね…。
■2016年…モードな印象のミニボブに
デビュー以来、長らくロングをキープしていたテイラーですが、2016年にぱっつんミニボブに。赤リップもお似合いです。
眉と目の距離が狭く、目元がきつい印象のテイラーは、眉が隠れる長さの前髪があるほうがバランスよく、より小顔に見えるような気がします。
この頃、元カレのDJカルヴィン・ハリス、カニエ・ウエスト&キム・カーダシアン夫婦とのバトルが勃発。長年貫いていた優等生のイメージが崩れたテイラーでしたが、ばっさりと髪を切ったことで、野暮ったいカントリー歌手から洗練されたポッププリンセスへ、華麗にシフトすることができたのではないでしょうか。
ちなみにこの年、若干26歳にして「世界で最も稼ぐセレブ」の首位に立ちます。
■2019年…ウルフレイヤーが入ったセミロングへ
ボブに飽きたのか、再び髪をのばしはじめたテイラー。顔まわりにウルフレイヤーを入れた、ワイルド&クールなセミロングヘアにシフト。ちょっとコートニー・ラブ入ってませんか…?
正直、ボブのほうが似合っていたような…。 テイラーは髪にボリュームが出ると、野暮ったく見えるような気がします。
ちなみに昨年「世界で最も稼ぐセレブ」の首位に返り咲いています。1年で稼ぎ出した金額は、およそ200億円!
【ボブにして失敗したキム・カーダシアン】
■2017年…ブルネットのスーパーロング
一方、テイラーの宿敵・キムといえばこの髪型、ゆるく巻いたブルネットのスーパーロング!
ブロンド巻き髪でジェニファー・ロペスと見分けがつかない時期などもありましたが、2015年からはしっとりとしたブルネットロングが定番に。
面長でダイナミックなボディの持ち主のキムには、エレガントなボリュームヘアが好相性です。
実はキム、157㎝と意外と小柄。ふつう小柄な人には重すぎるヘアはNGなのですが、キムは髪が長ければ長いほど、髪の色は暗ければ暗いほど似合うという稀有な人なのです。
■2017年…なんだか浮いているブロンドロング
その3か月後、なにを思い立ったのか急にブロンドになったキムの髪。小麦肌との相性も悪く、なんだか髪だけ浮いています。ブルネットのスーパーロング時に漂わせていたエレガントさがなくなり、なんだかすすけて見えるのは気のせいでしょうか…。
一時期、ピンクヘアにチャレンジしていた時期もありましたが、お世辞にも似合っているとは言えませんでした。
■2019年…ブルネットのワンレンボブへ
突然、あごラインのワンレンボブに。「なぜ切った?」思わずそう聞きたくなるのは、私だけでしょうか…? 首から上だけを見ると、決してワンレンボブが似合っていないわけではないのですが、ロングと比べるとどうしても見劣りしてしまいます。
ロングの時はゴージャスに見えていたダイナミックボディが、髪がコンパクトになった途端にただのムチムチにしか見えないのが不思議です…。
キム自身もヘアカットを失敗したと気づいたようで、SNSで「私のロングヘアが恋しい」と涙を流す絵文字とともに投稿。
その後、すぐにエクステをつけて、ロングに戻したキムでした…。
【まとめ】コンパクトなボブは細身でスタイリッシュな人にお似合い。とくに前髪ありのぱっつんボブは、キュートな印象な人にマッチする。
ダイナミックボディの持ち主は、コンパクトなボブではバランスがとりづらくなるので要注意。ゴージャスさやエレガントさが売りの人はボブよりロングを貫くべし!
40代に人気のボブですが、実はロングのほうが似合う場合も。体型や服装、自分のキャラクターを客観視することが、ベストヘアをみつけるポイントに。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
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- gettyimages
- EDIT&WRITING :
- 新田晃与