扱いやすさから40代に人気の高いボブスタイル。今回は、ベース型さんがボブヘアにするときのポイントを、MAGNOLiAの総店長・SHINさんに教えていただきました。
「ベース型さんにとってNGなのが、直線的なシルエット。ベース型さんは角ばった印象があるので、髪型には丸みを作ることが大切です」(SHINさん)
しかし40代の場合、トップの髪がやせてペタッとしがち。すると、サイドも広がって平面的に見えてしまうのだとか。それが、ベース型を強調する原因にも。
「パーマをかけることで、フォルムをコントロールしてあげるのがオススメです。トップに大き目のパーマをかけると、ふんわりと丸みが生まれて、サイドにも動きが出てきます。また、レイヤーの入れ方で束感や質感を調整すれば、抜けを演出できるので柔らかな印象に仕上がります」(SHINさん)
またボブの場合、長さの設定とカットで、ベース型を強調するエラをカモフラージュできるそう。
「長さは、あごラインを外すのがポイント。あごからずらしたところで動きを作るといいと思います。また、髪の内側にレイヤーを入れて、エラの近くに隙間ができるようにしてあげると、奥行きが生まれてエラが気にならなくなります」(SHINさん)
さらにスタイリングでカバーする方法も。前髪が割れやすい方も必見です!
■髪型:ふんわりボリュームと奥行きのある立体感ボブ
ベース型のミディアムヘア代表:関根スミレさん(38歳/主婦)の場合
関根さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★★★
- ボリューム(少→多)★★★★
- 髪の太さ(細→太)★★★
- うるおい(乾→潤)★★
- 白髪の量(多→少)★★★★★
「あご下2cmのワンレンボブベース。レイヤーは、髪の内側をメインに入れ、表面は長さを残して低い位置に入れます。パーマは、髪に柔らかさが出るエアウェーブがオススメ。幅広いロッドを使い、内側や襟足はクリッと、表面はトップが立ち上がるようにしています。内側には外ハネをミックスするとおしゃれです」(SHINさん)
■スタイリング:アシンメトリーにして前髪の割れをカバー&表情まで明るく!
「年齢を重ねると、前髪が割れてしまうという方も多いです。解消するには、前髪をカーラーで巻くときに、分け目をまたぐようにすること。さらに、前髪の根元を、流す方向と逆にしておくと自然になじみます。エラは隠すより、片側を耳にかける程度に。アシンメトリーにすると、顔が明るく見えます」(SHINさん)
■1:トップは立ち上げながら前へ乾かす
■2:前髪とトップをカーラーで巻く
■3:ムースフォームでパーマを出す
■4:トップやもみあげにワックスでハリを出す
〈ベース型×ボブヘア スタイリングのコツ3か条〉
- 最終的に流す方向と逆に根元を持っていき、自然な動きを演出
- 根元に立ち上がりを作って、トップをふんわりと
- 平面的にならないように崩して動きを出す
「パーマで、トップはふんわりと、耳下と襟足は動きが出るようにしてあります。スタイリングでは、それを活かすようにして。ボリュームと動きを出したい部分に、ジェルタイプのワックスをつまむようにつけてから、ドライヤーの熱で水分を飛ばすと、ハリが出てキープできますよ」(SHINさん)。
問い合わせ先
MAGNOLiA Aoyama
住所:東京都港区南青山4-24-8 アットホームスクエアBF
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営業時間:月~木9:30~21:00 金12:30~19:30 土9:30~19:30 日祝9:30~18:30
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 高嶋佳代
- EDIT&WRITING :
- 山本二季
- DIRECTION :
- 青木 笑