運命を切り開く！シンプルにして最強のパートナーウォッチ
女性初、黒人初、そしてアジア系初のアメリカ副大統領誕生を確実とし、ガラスの天井を打ち破ったカマラ・ハリス。現地時間2020年11月7日に行われたアメリカ大統領選挙の勝利宣言で、彼女の名演説は米国中を熱狂させ、世界の女性たちをエンパワーしました。
歴史を変えた大舞台で、パンツスーツにボウタイブラウスという全身白の装いに身を包み、耳元には定番パールイヤリングを飾ったカマラ。息を呑むほどの輝きに包まれた瞬間、彼女のもうひとつのシンボルとして心を鼓舞していた名脇役こそ、カルティエの名品時計「バロン ブルー ドゥ カルティエ」です。
遊説先ではスキニージーンズにコンバース、ハンサムにたくし上げた白シャツの腕元に「バロン ブルー」を。討論会などの公の場では、黒、ネイビー、ベージュといったベーシックカラーのジャケットの袖先に、同じウォッチを着回し。実は肌身離さずといっていいほど「バロン ブルー」を愛用中なのです。
名門メゾンの品格に満ちたステンレススチール×イエローゴールドのコンビウォッチは、カジュアルスポーティにも知的エレガントな装いにも完璧にマッチし、シーンとスタイルを選ばない万能選手。彼女がよく時計とレイヤードしているゴールドの細身バングルや、お馴染みのパールネックレスとも相性は抜群です。
フランス語で「青い風船」を意味する「バロン ブルー」。その名のごとく、ブルーのカボションを施したリュウズを3時位置に閉じ込め、ケースからサファイアガラス、裏蓋、滑らかなブレスレットのリンクに至るまで、丸みを帯びたまろやかなフォルムが特徴的。やわらかなつけ心地も人気の秘密です。
正統派ラウンドケースに端正なローマンインデックスの組み合わせは、どのブランドにおいても定番中の定番であるものの、その圧倒的な高級感はカルティエならでは。一見すると普通のラウンド型に見えて、リュウズもケースの一部をなすウィットに富んだ造形美は、フェミニンでありながらアヴァンギャルドという唯一無二のカルティエ スタイルを踏襲しています。
カマラ流ウォッチ選びの極意は、長く愛せて「自分らしくいられる」こと
英国王室キャサリン妃の愛用ウォッチとしても知られる「バロン ブルー」。ブランドネームに頼らず、上質なものを長く大切に愛し、センスよく着回す価値観は、キャサリン妃とカマラのふたりに共通して見て取れます。けれど、素材選びには個々のパーソナリティが明白に。
キャサリン妃の清潔感あるオールステンレスモデルに対し、カマラ・ハリスはより華やかなコンビモデルを。カマラのゴージャスな顔立ちや温かみのある笑顔に、愛用ウォッチは親密に寄り添います。
どんな洋服よりもアクセサリーよりも長い時間をともに刻む腕時計は、ビジネスウーマンにとってタイムマネジメントに欠かせない実用的ツールであると同時に、「自分らしさ」や「なりたい自分」を演出するための最高の小道具です。
「バロン ブルー」はまるで、カマラ自身を映す鏡のようなもの。堂々たる風格を備えシリアスなテーマには鋭利なコメントを発する一方で、家族や趣味の話題になると人懐っこい笑顔を見せる彼女。カマラも彼女の「バロン ブルー」も、品格と女性らしさを兼ね備えつつ、どこかスポーティで親しみやすいオールマイティな存在なのです。
女性らしくタイムマネジメント！共感を呼ぶ「バロン ブルー」の着回しコーデ３選
■１：黒のドレスアップに効かせる、ゴールド＆ウォッチの光
ビジネスシーンではハンサムなコーディネートがお約束ですが、パーティではゴージャスなシースルードレス姿も披露。彼女の華やかな顔立ちを引き立てる全身黒のスタイルに、煌びやかなゴールドブレスレットを両腕にオン。お馴染みのコンビウォッチをワンランク上に演出していました。
■２：清潔感漂うパンツスーツに、コンビウォッチの艶を
ダークカラーのパンツスーツにパールネックレスは、女性政治家のシグネチャー的ルック。ただしカマラの場合、やわらかな素材感のインナーや二連にした真珠の飾り方など、さりげない女性らしさのさじ加減が目を引きます。
それは相棒ウォッチ選びについても同じこと。写真では見えていませんが、この日もステンレススチール×イエローゴールドの「バロン ブルー」と一緒。やわらかで優美なフォルムに包まれている安心感も、彼女のビッグスマイルに貢献しているはず。
■３：リトルブラックドレスの甘さをブレス時計で引き締め
パフィなスリーブのリトブラックドレスで『GLAMOUR』誌の授賞式に登場。露出を抑えた仕立てのよいドレスに飾ったのは、大粒パールのスタッズイヤリングとパートナーウォッチのみ。「バロン ブルー」が放つメタルの硬質な質感が、彼女にしてはやや甘めな装いにシャープ＆知的な印象を加味しています。レス・イズ・モアを貫きシンプルに仕上げることで際立つ、大人のエレガントスタイルの好例。
【番外編】未来のファーストレディ、ジルの相棒はカルティエ「パンテール」！
カマラ・ハリスと並び、話題をさらった勝利宣言でのジル・バイデンの着こなし。新たな大統領夫人が晴れの舞台に選んだのは、オスカー・デ・ラ・レンタによるフラワー刺繍を施したドレスでした。そして、腕元で勝利をともに祝した腕時計は、スタイルアイコンと呼ばれた歴代ファーストレディたちと並び、やはりカルティエのもの。
かつてジャクリーン・ケネディが、カルティエの「タンク」を所有していたことは有名な話。一方ミシェル・オバマは、ホワイトハウスの公式ポートレートでもステンレススチールの「タンク フランセーズ」を。
そしてフェミニン派のジル・バイデンが選び取ったのは、イエローゴールドに輝く「パンテール」。まるでジュエリーそのものの存在感を発揮する小ぶりな淑女ウォッチは、未来のファーストレディのイメージと合致します。
前述のオスカー・デ・ラ・レンタのドレスは瞬く間に完売となったそうですから、近い将来、「パンテール」が世の女性たちの羨望の的となることは間違いないでしょう。
以上、次期アメリカ副大統領カマラ・ハリスと、次期ファーストレディのジル・バイデンの愛用カルティエ ウォッチをリポートしました。人生の転機は、腕時計とともに記憶に刻まれます。スタイルのある女性たちから、スタイルのある時計選びの極意を学んでみてはいかがでしょう？
※掲載した商品はすべて税抜です。
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- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- PHOTO ：
- GETTY IMAGES
- EDIT&WRITING ：
- 愛甲悦子
