好評の連載企画「季節を肌で楽しむエルメスの新名品」。今回はHERMÈS(エルメス)が誇る名作時計「Hウォッチ」の新作をご紹介します。待望のメタルブレスレットが販売となりました。レザーブレスレットとまた異なる表情を放つレザーブレスレットの魅力に迫ります。

エルメスの新作「Hウォッチ」に待望のメタルブレスレットが登場!

エルメスの新作「Hウォッチ」
エルメスの新作「Hウォッチ」

今季お目見えした「Hウォッチ」の新作は、メタルブレスレットの3モデル。レザーブレスレットとはまた異なる魅力をもつ、洗練された輝きが楽しめるタイプです。今回はそのなかから、文字盤に上品な印象のマザー・オブ・パールをあしらった2型をご紹介します。

■1:インデックスの輝きとケースのグラフィカルなラインが際立つデザイン

時計「Hウォッチ」①
時計「Hウォッチ」¥459,000【ステンレススチール×ダイヤモンド×マザーオブパール、縦21×横21cm】(税抜)

「Hウォッチ」が誕生したのは1996年。フレグランスやテーブルウエアコレクションも手がけるなど、エルメスと縁が深いデザイナー、フィリップ・ムケによって生まれました。なんといっても特徴的なのは、「H」のイニシャルのなかに時間を取り込むという、大胆かつ遊び心のあるデザイン。

誕生から四半世紀近くを経ていまなお色あせない、シャープでフレッシュな魅力を放つ「Hウォッチ」は、時計の枠を超えてメゾンの象徴ともいえる存在として愛されて続けてきました。ヴォー・バレニア(カーフレザー)からアリゲーターまでさまざまなレザーストラップが登場していますが、新作3モデルはいずれも、1996年に発表された「初代」以来、久しぶりに登場したメタルブレスレットタイプ。モダンとクラシック、相反する魅力が共存する逸品です。

時計「Hウォッチ」①文字盤
ダイヤモンドをインデックスに11個配置した「Hウォッチ」

こちらはホワイトのマザー・オブ・パールの文字盤に11個のダイヤモンドをあしらったモデル。文字盤の中央に入った太陽光線を思わせるグラフィカルなラインとエルメス独自のユニークな12時のフォントが目を引きます。

時計「Hウォッチ」ストラップ
バックルを表側に出さないディプロイヤントバックルを採用した「Hウォッチ」のメタルブレスレット

新作3モデルに共通する、小さな正方形を連ねたモダンで洗練されたメタルブレスレット。ベゼルやケースの形状や文字盤のデザインとも美しく調和したブレスレットはジュエリーなどの重ね付けとも相性のよいデザインです。

アタッチメントを表側に出さないディプロイヤントバックルを採用。突起物のない、ミニマルかつエレガントなつくりで手元を華やかに演出してくれます。

■2:ダイヤモンドが上品に煌めくベゼルに視線集中!

時計「Hウォッチ」②
時計「Hウォッチ」¥612,000【ステンレススチール×ダイヤモンド×マザーオブパール、縦21×横21cm】(税抜)

こちらは「H」形のベゼルに114個のダイヤモンドをあしらったモデル。繊細なセッティングで、ダイヤモンドが上品に煌めきます。先にご紹介したモデルと同様に、文字盤はマザー・オブ・パール。優美な表情とメダルブレスレットが放つシャープな魅力をあわせもったデザインです。

時計「Hウォッチ」②文字盤
ダイヤモンドをベゼルに114個あしらった「Hウォッチ」

インデックスにはエルメスならではのオリジナリティーのある数字のフォントを採用。グラフィカルでありつつ、ぱっと見たときに時刻がわかりやすいように配慮された視認性の高いデザインです。

今回ご紹介した新作「Hウォッチ」2点は、いずれもダイヤモンドの華やかさと洗練、品格をあわせもった時計。カラフルな「色」をまとったデザインではないので、デイリーからドレスアップまでさまざまな着こなしにさっと馴染みます。シンプルな白シャツにノーアクセサリーで「Hウォッチ」だけプラス、なんていう組み合わせも素敵ですね。

時間を確認するだけのツールに留まらず、私たちの暮らしに美しく溶け込み、上質な時をともに紡ぎ出す「パートナー」。これこそがエルメスが創りだす時計なのだと、一緒に過ごすほどに「Hウォッチ」が教えてくれるはずです。

※掲載した商品はすべて税抜です。

問い合わせ先

エルメスジャポン

TEL:03-3569-3300

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PHOTO :
木村 慎
WRITING :
門前直子
EDIT :
石原あや乃