jun ashida(ジュン アシダ)やTAE ASHIDA(タエ アシダ)を手がけるデザイナーの芦田多恵さんが、ユニセックスで着られるラウンジウエアブランド「Mes ailes(メゼール)」をローンチ。
おこもり生活を余儀なくされたコロナ禍でアイディアが生まれたというこの新ブランドは、カジュアルなスタイルの王道ともされるパーカーやスウェットパンツなど、リラクシングなアイテムで構成されています。
日本を代表するデザイナー、芦田多恵さんが、ユニセックスで着られるラウンジウエアブランド「メゼール」をローンチ
「ASHIDA」の名前をあえて面に出さないという、従来のブランドとは一線を画すブランディングながら、―度袖を通すと手放せなくなる、肌に余韻を残す上質素材やものづくりへのこだわりは、やはりその血筋ならでは。
誰も体験したことのない新時代の訪れー。日々変化する世の中と戦い、葛藤しながらも前進する芦田多恵さんが、新ブランド「メゼール=私の翼」に込めた想いとは? その心境を語っていただきました。
どんな時代でも、どんな状況でも。ファッションは「希望」であり続けなければいけない
―新ブランド「メゼール」を立ち上げられたきっかけを教えてください。
コロナ禍で生活様式が大きく変化した今年、“ファッションの役割は何か?”ということを、改めて考えるようになりました。おこもり生活が続くなかで、“心地良く過ごせるようにするにはどうすればいいのか? 私たちはどんな服を求めているのか?”そんなことを考えているうちに、カジュアルなイメージのジャージー素材を、着心地が良くて最高にラグジュアリーな存在にしたいと思い立ちました。
―歴史あるブランド内新シリーズとしてではなく、ご自身の名前も伏せて新たなブランドを展開した理由はどんなところにありますか?
あえて「ASHIDA」と言わないことで、これまでのブランドのイメージや概念にとらわれることなく、私たちのブランドを知らない世代にもアプローチできるのでは、と考えました。今まで私たちのブランドを買ったことも、名前も知らなかったような方々にも、気軽に商品を手に取っていただきたい。ものづくりの良さを、肌で感じていただきたいと思いました。
そういう想いがありまして、メゼールの販路は公式オンラインストアを中心に展開しています。
―初めてECサイトを立ち上げられたのも、時代に寄り添ったアプローチからでしょうか?
緊急事態宣言が解除されてからも、やはり外出を控えていらっしゃる方がいらっしゃいますよね。私たちは、お客さまが安心して心地良くお買い物を楽しめるアプローチに踏み切りました。
例えば、ジュン アシダやタエ アシダでは、オンライン上で接客させていただくスタジオ「リモートステーション」もスタートさせました。百貨店を含め、すべてのショップにスマートフォンを配布し、リモートショッピングをご利用いただけるような仕組みをつくりました。
また、各直営店には、お客さまとスタッフの一対一で接客させていただくプライベートサロンも併設しました。安心してお買い物を楽しんでいただけるよう、できることはすべてサポートさせていただけたらと思っています。
―ユニセックスで展開するアイディアは、どこから生まれましたか?
お客さまのお声が展開へとつながりました。例えばタエ アシダのメンズラインも「男性でも着られるサイズを出して欲しい」というリクエストをいただいたのをきっかけにスタートしました。
ジェンダーレスな今の時代、男性と女性の間にデザイン面での大きな差別化もなくなってきていますので、メゼールでは幅広いサイズで展開することにしました。ご家族やパートナーとおそろいで着ることで、絆も深まりそうですね。
―常にお客さまに寄り添ったアプローチを考えてスピーディーに行動される多恵さん。その想いはどこから生まれてくるのでしょうか?
“できる限りお客さまに快適に過ごしていただくためのお手伝いをさせていただきたい”そんな思いが、時代の変化とともに柔軟に寄り添い、お客様が求めるものに応えようとさせているのかもしれませんね。ファッションに携わる者の使命だと捉えています。
私は、ファッションは希望だと思っています。着心地の良い服に身を包むことで幸せになれたり、これを着るために頑張ろうと思えたりー。どんな時代でも、どんな状況でも、そういう気持ちを持ち続けて欲しいですね。そのために、私も新しいことにチャレンジしていければと思っています。
今回は、日本を代表するファッションデザイナーのひとりである芦田多恵さんに、新ブランド設立への想いや、時代に寄り添ったものづくりの大切さを語っていただきました。自然界からインスパイアされたという優しいカラーパレットは、身にまとうことで心が解放されそうです。ぜひ公式オンラインストアでチェックしてみてください。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 石原あや乃