ラグジュアリーファッション誌『Precious』の読者アンケートはがきでは、読者に毎号さまざまな質問を投げかけ、「今求められているものが何か」という生の声をリサーチし、その後の誌面をつくる上での参考にさせていただいています。
そのなかに、「今月号に掲載された商品のなかで、実際に購入したいと思う商品はありましたか?」という質問があります。
Preciousで掲載された商品は、ブランドへの電話でのお問い合わせやショップへ足を運ぶ方が多く、特にこのアンケート項目で1位になる商品だと、人気が集中し、完売することもたびたびあるそうです。
11月号(2020年10月7日発売)で「購入したいもの」第1位に選ばれたのは、「洗練を誘うマックスマーラの『上質ケープコート』」という企画で紹介されたケープコートでした。
本記事では、この1位に選ばれた贅沢なキャメル素材にこなれたケープ風のデザインを施した洗練の一着を分析するとともに、これから購入できる注目の新作コートをご紹介します。
Precious11月号の「購入したいものNo.1」は上質素材の光沢が美しい上品なケープコート
このコートは2020秋冬コレクションのランウェイから、スタイリスト押田比呂美さんがひと目惚れしたというもの。
「希少な天然のキャメル素材をたっぷりと使用したケープは、贅の極み。そして立ち襟がきれいなきれいな大きめのテーラードカラーとそでが付いて、コートとしての端正さもあるので着こなしの幅が広がります」と押田さんのお墨付き。
押田さんおすすめの着こなしは、迫力のあるワントーンコーディネート。
極上のキャメル素材の上品な艶やかさが最大限に生かせるとのこと。
ケープの豊かな分量感を楽しむために、インにはタートルニットとパンツですっきりとIラインに仕上げたそうです。
PR担当者にお話を伺ったところ…
「2020年10月7日に全店で発売しましたが、発売から2か月以上経った今でも、継続的に売れています。
Precious別注アイテムとして日本限定で発売したこのコートは、マックスマーラが誇る定番コートに匹敵するくらい売れ、今シーズンのNo.1コートになりました。
店頭では、お二人連れのお客様同士、『これってプレシャスで大政絢さんが着ていたコートよね』と、話し合っているのを耳にしたスタッフがいます。誌面でご覧いただいた印象が残っているのだと改めて感じています」とのこと。
ケープならではのゆったりとした袖のデザインや、テーラードカラーでシャープな一面もあったりと、さまざまな印象に着られるところに魅力があるのではないでしょうか。
コートとしての実用性はもちろん、マントのように軽やかなスタイリッシュさも演出できる、ちょっと変化のあるデザインが、心に響いたのだと思います。
それでは、さらにマックスマーラのリゾートコレクションから、新作コート2着をご紹介しましょう。
■1:テーラードデザインをベースに、さまざまなテイストに着られるマルチさが魅力
上質な手縫い仕立てのダブルフェース生地「ドッピオ・アプリービレ」で贅沢に仕立てられ、テーラードのデザインがベースになったコート、「オーソル」。
ややオーバーサイズなところが今っぽい印象。
フロントを閉めてベルトでウエストをマークするときちんと感が高まり、ボタンを開けて着こなすと、こなれた雰囲気を演出できます。
■2:人気のテディ ベア コートに女性らしく優しいトーンの新色、アイボリーが登場
アイコン素材である高品質なキャメルと、シルクを使用した短い毛並みの生地は、保温性に優れ、ボリュームがあるにもかかわらず、とても軽い着心地です。
ショルダーラインも低くデザインされ、今どきのリラックスムード十分。
このほかリゾートコレクションでは、袖のないジレの新作も登場。
人気のキャメルに加え、ライトブルー、ローズピンク、レッドなどもラインナップし、目が離せません。
以上Precious11月号で購入したいもの第1位に選ばれたケープコートをご紹介しました。
天然のキャメル素材がもたらす艶やかな素材感と、たっぷりとしたケープ風のシルエットが絵になる一着です。
リゾートコレクションの新作コートも、着映え効果抜群でシーンを問わず活躍できます。
ぜひこの機会に、チェックしてみて、冬のおしゃれをさらにグレードアップさせましょう。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀