ファッションに敏感な諸兄は、すでに2016年春にオープンした東急プラザ銀座に何度も足を運ばれていることかと思う。銀座・数寄屋橋交差点に立つ、この商業施設でひときわ目を引くのが、セレクトショップの「ストラスブルゴ」をはじめとする、リデアカンパニーの運営する3つのブランドショップだ。ファッションのみならず、イタリアを中心とした欧州の文化を啓蒙する同社が、ライフスタイルのひとつとして「上質な音楽を纏う」をテーマにしたイベントを10月14日に開催する。登壇するのは腕利きのジャズ・プレイヤーたち。上質な服に囲まれた居心地のいい空間で音楽を愉しみながら、装いがもたらす心のゆとり、悦び、そして同好の士との触れあいを満喫して欲しい。

数寄屋橋の一角が大人の空間に変わる1日

  • ザック・クロクサル
  • トーマス・ムラマツ
  • デイビッド・ネグレテ

 約束の時間より早めに着いたホテルのラウンジ。いつもなら、ソファに座ってスマホを取り出し、スケジュールやFBをチェックするところだが、今夜は止めておく。ギムレットを飲みながら、ジャズの生演奏に耳を傾ける。揺れるリズムに脳内疲労がゆっくりと洗い流されていく。そうか。こういう時間が今の自分には大切なんだ、と気づく。 

 10月14日土曜日の午後4時、東急プラザ銀座一階、ストラスブルゴ銀座店の店内が、そんなホテルのラウンジのような、ジャズのリズムが流れる揺らぎの空間になる。 豊かなグルーヴを生み出すのは、ザ・リッツ・カールトンをはじめ数々のステージでプレイをしてきたジャズ・トリオだ。

 ベースはザック・クロクサル。バークリー音楽院を卒業後、ニューヨークで、ジャズを基本にしつつ多様なジャンルの音楽へのチャレンジもしてきた。欧米、アジア、そして日本での演奏経験も豊富なベーシストだ。 

 ギターはトーマス・ムラマツ。彼特有のパッションに満ちた、リズミカルかつ美しいメロディを奏でることで注目されているプレイヤー。ジャズ・クラブでの演奏のみならず、Jポップのバッキングやロック・フェスでのプレイなど、活動の範囲は広く多彩だ。 

 サックスはデイビッド・ネグレテ。2011年にニューヨークから日本に拠点を移し、バンドTride of Dを結成した、スピリチュアル・ジャズの新旗手。昨年発表した初リーダー・アルバム『Tride of D』が好評だ。 

 文字通り現在進行形の3人のプレイヤーが、瑞瑞しく、躍動感あふれる演奏を展開してくれる。

ストラスブルゴではボルサリーノのポップアップストアも開催される。

「夜の帳が下りた銀座のジャズ・セッション」という上質な時間が愉しめるこのイベント。演奏は16時から18時までと、たっぷり2時間。なんと贅沢なことか。

 そんな粋な計らいを企てたのは、キートン、クルチアーニ、エドワードグリーン、そしてストラスブルゴの4つのショップを東急プラザ銀座で運営するリデアカンパニー。30年近くにわたり、イタリアを中心に世界中からクラフトマンシップに基づいた本物、上質なものを日本に紹介し続けてきた同社が、ライフスタイルのひとつとして「上質な音楽を纏う」という提案をする催しなのだ。今年の初めからスタートしたこのイベントは、回ごとに違ったジャンルやテイストの音楽をフィーチャー。今回のジャズ・トリオは4弾目となる。 

 イベントが掲げるキーワードはイタリア語で「Notte Shakerata!」。英語で言うと、Swing Night!だ。同じスペースではハットの名品、ボルサリーノのポップアップストアも開催予定とくれば、それはもうスイングせずにはいられない。

日時:10月14日(土)16:00〜18:00 (ブレイクタイム有り)
料金:無料

■問い合わせ先
ストラスブルゴ銀座店
住所:東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座
TEL:03-3573-6190(メンズクロージング)
http://strasburgo.co.jp
※ボルサリーノのポップアップストアは10月15日(日)まで開催されます。

この記事の執筆者
音楽情報誌や新聞の記事・編集を手がけるプロダクションを経てフリーに。アウトドア雑誌、週刊誌、婦人雑誌、ライフスタイル誌などの記者・インタビュアー・ライター、単行本の編集サポートなどにたずさわる。近年ではレストラン取材やエンターテイメントの情報発信の記事なども担当し、ジャンルを問わないマルチなライターを実践する。