アイロンをあてるとき、高温であればあるほど手早くスタイリングできて、髪を傷めない…というのは誤解のようです。SUN VALLEY副店長のみち子さんは「アイロンの温度が高いと髪の水分が蒸発して髪がよけいにパサついてしまいます。140℃くらいの低温に設定したら、ゆっくり時間をかけて毛束を通します。この方法なら髪を傷めることなくツヤ髪に仕上がります」とアドバイス。
髪を傷めないアイロンテクニックをご紹介しましょう。
【お悩み】パサついてうねる髪をツヤ髪にしたい!
ボブ代表:遠藤千広さん(41歳/医療事務)のお悩みを解決するには…
■髪型:レイヤーを入れずコンパクトにまとめ、シルエットを菱形に調整
遠藤さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★
- ボリューム(少→多)★★★
- 髪の太さ (細→太)★★★
- うるおい (乾→潤)★★
- 白髪の量 (多→少)★★★★★
髪が細く、ボリュームが出にくい遠藤さんの髪。「遠藤さんのような髪質には、耳まわりと顔まわりにレイヤーを入れ丸みを持たせたグラデーションボブがおすすめです。菱形のフォルムになるよう丸みを持たせると、ボリュームが欲しいトップがふっくらするので、ご自身でスタイリングするときも簡単に形が決まるはずです」(みち子さん)
■スタイリング:低温のアイロンで丸みをつくるように、ゆっくり通す
アイロンは140℃の低温にすること。「高温にすると髪の水分が蒸発して、よけにペタ~っとなります。静電気も起こりやすくなるので、パサつきもひどくなります」(みち子さん)
毛束を挟んだらゆっくり通すと、まとまり感のあるツヤ髪も簡単。
■1:ストレートアイロンを140℃の低温に設定し、毛束をゆっくり通す
■2:頭頂部の毛束は根元を立ち上げるようにしてアイロンを通す
■3:バームを髪の内側から揉み込むようにしてなじませる
<老け見えを食い止めるポイント3か条>
- アイロンは低温でゆっくり毛束を通して髪のダメージを防ぐ
- 全体のシルエットに丸みを持たせ、トップのボリュームをつくる
- バームは髪の表面からではなく、内側からなじませること
「スタイリング剤を髪の表面からなじませると、せっかくふわっと立ち上げたスタイルがつぶれてしまいます。内側からなじませ、表面は手に残った分だけで十分です」(みち子さん)
みち子さんのおすすめバームは、「UTAU メローバーム」35g ¥4,400(デミ コスメティック)。「天然のオイルでできたバームで髪にも肌にも使えて、とっても便利なんです。柔らかくてのびがいいので、スタイリングに使いやすいですよ」(みち子さん)
問い合わせ先
SUN VALLEY
住所/東京都港区南青山5-2-12 Gビル B1F
TEL:03-6427-3807
営業時間:月・水・金11:00~21:00 木10:00~19:00 土10:00~20:00 日・祝10:00~18:00
定休日:火曜、第2・4月曜(祝日の場合は営業)
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 古谷利幸〈F-REXon〉
- EDIT&WRITING :
- 中島 祐美
- DIRECTION :
- 青木 笑