「シャンソン」ってどんな音楽?知っているようで知らない、驚きのトリビアです!

本日12月29日は『シャンソンの日』という記念日です。

1990(平成2)年のこの日に、戦後日本のシャンソン・ブームを支え、あまたの名曲と名歌手を送り出した老舗シャンソン喫茶『銀巴里(ぎんぱり)』 が閉店したことにちなんで、記念日に制定されました。

『銀巴里』にはかつて、三島由紀夫、寺山修司、中原純一といった日本文学史を彩る文豪たちが集い、

ラストステージは、同店の専属歌手としてキャリアを開花させた美輪明宏さんのショーだったそう。

現在も、東京都中央区銀座7丁目の跡地には『元銀巴里跡』の石碑が残っており、日本の芸能史上、いかに特別な店であったか?という片鱗を感じます。

…というところで、1問目のクイズです。

【問題1】「シャンソン」ってどういう意味?

「シャンソン」とはフランス語「chanson」の事ですが、どういう意味でしょうか?次の選択肢の中から選んでください。

1:哀愁

2:歓喜

3:歌

フランス語「chanson(シャンソン)」とはどういう意味?
フランス語「chanson(シャンソン)」とはどういう意味?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 3:歌 です。

シンプルですね!
シンプルですね!

「シャンソン」というと、「ロック」や「ポップス」のような、曲調によるジャンルの名前のように考えている方も多いと思いますが、

実は「フランス語の歌」全般を意味しているようです。

一昔前の日本には「アメリカといえば先進的な国」、「フランスといえばアーティスティックでお洒落な国」のような、大変大雑把なイメージが、広く社会に根付いていたかと思います。「フランス語の歌=シャンソン」といえば、それだけでも、この上なくお洒落でエッジィで芸術的な、憧れの文化だったのかもしれません。

実際、シャンソンには『愛の讃歌』『枯葉』など、今聞いても鮮烈な名曲がたくさんありますよね?

…というところで、2問目に参りましょう。

【問題2】「洒脱」ってなんと読む?

「洒脱」という日本語の読み方をお答えください。

ヒント:「俗っぽくなく、洗練されていること」などを意味する言葉です。

<使用例>

「あの方の着こなしは、高価なアイテムでなくても、いかにも洒脱に見えて、憧れるわ!」

正解は↓に!!
正解は↓に!!

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 洒脱(しゃだつ) です。

よくよく、字を観察しておいてください。

「洒脱」の「洒」は「お洒落(おしゃれ)」の「洒」で、この字には「洗われた/あかぬけた」というような意味があります。

さて皆さま、「お洒落(おしゃれ)」という表記、「お酒落」とカン違いしていませんか?

…一見して、「何を指摘されたかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。そう思われた方は、今一度、2問目の正解画像で「」という字ををよくご覧になってください。

○お洒落 ×お酒落

…お気づきですか?「お洒落(おしゃれ)」の「洒(しゃ)」は、「酒(さけ)」という字とは別の漢字です。

こちら、大変カン違いの多い表記ですので、お気をつけくださいね。

本日は、『シャンソンの日』にちなんで、

・外来語「シャンソン」=フランス語の歌

・洒脱(しゃだつ)

という言葉をおさらいしながら、

・混同しやすい漢字「洒」と「酒」の違い

について注意喚起いたしました。

 

この記事の執筆者
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ILLUSTRATION :
小出 真朱