沖縄本島の本部町から大橋を渡ってアプローチする瀬底島は、ビーチの美しさがかねてから評判の島。その西海岸に誕生したのが、ヒルトン日本初のビーチリゾートのこちら。壮大なサンセットを迎える絶好のロケーションに加え、今のご時世、「ヒルトン・クリーンステイ」が安心です。

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1階のロビーラウンジから望むサンセット。正面に見えるのは水納島。

那覇空港から車で約90分。本部半島から全長762メートルの瀬底大橋を渡って瀬底島へ。「ヒルトン沖縄瀬底リゾート」は瀬底島の西海岸に位置し、正面に伊江島や水納島など、美しい島々を望むビーチに接しています。沖縄県における5軒目のヒルトンにして、日本初のビーチリゾートが、2020年7月にオープンしました。

チェックインはちょうどサンセットの頃でした。このリゾートのハイライトです。ロビーラウンジ&バー「ハナリ」のテラスに出ると、ガーデンに広がるフリーフォームのプール、そして沖に伊江島の島影が、夕映えに染まっていきます。西側を向いたリゾートならではのマジックアワーから滞在がスタートしました。

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ロビーラウンジ&バー「ハナリ」。窓の向こうには伊江島が。

このご時世だからこそ、安心できるステイがなにより

チェックインを終え、部屋に入ろうとすると、扉にシールが貼ってあります。これは洗浄・消毒製品メーカーと共に開発した、「ヒルトン・クリーンステイ」プログラムの一環。

照明スイッチやテレビのリモコン、ドアノブ、アメニティなど人が頻繁に触れるエリアを徹底的に清掃。その後、ハウスキーピングの点検係がプログラムの定めた客室衛生基準を満たしていることを確認し、シールをドアに貼ります。ゲストがその部屋に最初に入ることの証のシールなのです。

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清掃の確認後、最初に部屋へ入るのがゲストであることを示すシール

ラウンジやレストランでは、消毒液はもちろん、一人ひとりにビニール手袋が用意されています。トングや小鉢はビニール手袋をしてから手にするルールになっています。

ウィズコロナの今、どのホテルも衛生対策は取っていますが、それが目に見えると確実ですし、安心感が違います。ヒルトン・クリーンステイについて、詳しくは、こちらをチェック。

最上階のコーナースイートで瀬底島の海をとことん!

客室は9階建て298室。白とウッドを基調とし、床から天井までの大きな窓からは瀬底島の海や自然が広がります。バスルームはトイレとバスがセパレート、バスタブから客室を通して窓の景色が愛でられる造りです。広さはエントリーレベルでも36平方メートル。4台までベッドを入れ、4名収容も可能です。

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1階~8階のコーナールーム「キングデラックススイート(オーシャンビュー)」

憧れは最上階にあるコーナースイートの「キングプレミアムスイート」。ベッドに寝たまま海と向き合うことができ、テラスの広さも十分。瀬底島の美しい海を存分に楽しめる客室です。

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目覚めて最初に目にするのが海。「キングプレミアムスイートオーシャンビュー」

エグゼクティブルームとスイートは、9階にあるエグゼクティブラウンジの利用の特典付き。フードが充実し、特にイブニングカクテルタイムは、シェフによる一品料理やおつまみが種類豊富に並びます。窓際のテーブル席は眺めも上々。このラウンジの満足度の高さから、上位クラスの客室もリーズナブルに思えます。

大人から子供まで楽しめるバラエティ豊かなビュッフェレストラン

オールデイダイニングの「アマハジ」は、地元食材をふんだんに使い、沖縄伝統料理からインターナショナルな料理までが並ぶビュッフェスタイル。ディナーはそれにメインをオーダーするセミビュッフェとフルビュッフェがあります。(※状況に応じて提供スタイルが変動します。)

繁忙期と夏にオープン予定のイタリアンレストラン「セマーレ」は、海に突き出したような絶景のロケーション。

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エグゼクティブラウンジのイブニングカクテルタイム。沖縄料理をはじめ、小皿が多彩に並びます。
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オールデイダイニングの「アマハジ」。沖縄そばや人気のインドカレー、「沖縄おばんざいコーナー」も。+¥3,500で赤・白・スパークリングワイン、生ビールなどがフリーフローに。

地元のやんばるで育った牛や豚に鶏、漁港から届く新鮮な魚介に、島野菜などを使用。イタリア家庭料理と、沖縄料理から発想した創作イタリアンが楽しめる、トラットリアです。また、ステーキ&シーフード「シスクグリル」も、夏にオープン予定。

沖縄の植物“月桃”オイルを使い、2時間かけて磨き上げる“シークシグネチャー”がおすすめの「シークスパ」や、屋外プールに加えて屋内プール&ジャグジーなど、ウェルネスの施設も抜かりありません。

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これからの季節のスパのおすすめは、月桃オイルのボディトリートメントに玄武石のホットストーンを組み合わせた「トラディショナル」
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温水の屋内プール&ジャグジー。扉を開けば、屋外プールへ。

近隣には「沖縄美ら海水族館」や今帰仁城跡などの、沖縄本島北部の見どころも。とはいえ、滞在中1日は、あくせくせずにリゾート内で瀬底島の美しい海を満喫する日をスケジュールに組みたいものです。

問い合わせ先

  • ヒルトン沖縄瀬底リゾート
  • 料金/キングゲストルームオーシャンビュー ¥23,170~、キングプレミアスイート ¥79,570~(1室2名利用、税サ別、朝食込み)
  • TEL:0980-47-6300
  • 住所/沖縄県国頭郡本部町瀬底5750番地

 

この記事の執筆者
ダイビング雑誌の編集者を経てフリーに。海外旅行専門誌でもビーチを担当。月に1~2回、海外を中心に国内外のビーチリゾートへ通うこと、かれこれ四半世紀以上になる。女性誌の旅記事、ライフスタイル誌の連載、ウェブの連載ほか、共著に『奇跡のリゾート 星のや竹富島』など。世界のビーチガイド「World Beach Guide(http://www.world-beach-guide.com ) 」主催 好きなもの:海でボーッとすること、ボディボード、ダイビング、ビーチパーティー、Jazztronik、H ZETTRIO、渋谷Room
公式サイト:古関千恵子ホームぺージ
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WRITING :
古関千恵子
EDIT :
安念美和子、榊原淳