黒のアウターを着ても重たく見えず、スタイリッシュに見せるにはどうすればいいのか、を考えてみました。
軽やかで今っぽい黒アウターを着こなしていた3人のセレブの着こなしを参考にして、マンネリにならないコーディネートをマスターしましょう。
■1:ヒラリー・ダフは…抜け感があるケープタイプなら軽快エレガンスが簡単に実現
2020年11月にキャッチされた女優、ヒラリー・ダフのコーディネートです。
プリントブラウスにレザー風パンツを合わせたフェミニンな装いに、黒の襟付きケープを羽織っていました。
動きの出るケープは、腕の部分のデザインが抜け感につながり、軽快に仕上がります。
ブラウスに肌が見え隠れする透け感のある素材を取り入れていることも、軽やかさを高めることができます。
さらに膝下丈なので、ケープといっても子供っぽく見えません。
ケープ自体に端正な雰囲気があり、きちんとしたコーデが完成するので、ぜひ取り入れてみましょう。
■2:ユマ・サーマンは…×ネイビーとの配色デザインで新鮮かつ軽やかムードを高めて
パリでカジュアルなデニムスタイルをSNAPされてたのは、女優、ユマ・サーマン。
黒とネイビーが組み合わせられたコートを颯爽と羽織り、インには白シャツ×淡い色味のカーディガンに、デニムをコーディネート。
コートがへちま襟で、そのものに軽快さがあるのはもちろんですが、バイカラー配色になったデザインでも色のメリハリがついて、立体的に見せています。
もちろん、インの着こなしのカラーリングが淡いトーンということも関係していますが、コートの配色デザインも、全身を重たく見えない大きな理由に。
ガウンタイプなので、寒い日にはフロントをしっかり閉めて着こなしたときでも、配色がはっきりして軽やかさをもたらします。
■3:オリビア・パレルモは…ファーでも切り替えがあると立体感が出てシャープな印象に
N.Y.のイベントで見かけられたオリビア・パレルモは、オール黒のコーディネートを楽しんでいました。
首周りがゆるっとした黒タートルとスカートに、ファーがブロッキングされたコートをセレクト。
ふたつの違った表情のファーがあしらわれているので、フラットにならず、ボリュームが出てしまいがちなファーコートでもまったく問題ありません。
冬の街に沈みがちなオール黒でまとめていても、さまざまな素材を組み合わせたり、シャイニー感のあるアイテムがあると、華やかで黒のもつラグジュアリーさが強調されます。
冬、黒のドレスアップスタイルを楽しみたいときは、異素材のアイテム合わせを意識しましょう。
黒のコートを重たく見せず、かっこよく仕上げた3人のセレブにクローズアップしました。
軽やかに見えるケープ、バイカラーのデザイン、ブロッキングされたファー使いなど、黒こそ技ありのアウターをセレクトすることが、成功への近道だと判明。
ぜひ黒アウターを取り入れるとき、参考になさってください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀