雑誌『Precious』3月号から「パートナーとシェアする幸せ」がレギュラーコンテンツでスタート!
人生をよりよく、実り豊かなものにするパートナーライフについて掘り下げていく『MEN’S Precious』との合同企画が始動しました。本記事では高橋克典さんにお話を伺いました。大人の男女の最適なパートナー関係論をテーマに、今年、結婚17年目を迎えた高橋克典さんが語る秘訣や心がけとは?
「個を尊重して、育て合い、いたわり合って、あたりまえにならない新鮮な毎日を」
17年の歳月を夫婦で歩んできた高橋克典さん。長続きと円満の理由はどこにあるのでしょうか?
「妻がうまく対応してくれていると思います。
俳優という仕事柄、役に入り込んでいる期間はどうしても家に持ち帰ってしまう部分があるのですが、神経が高ぶっている状態でも、妻は『流す』のが上手だと思います。
年齢が離れているので結婚当初は感覚の違いが気になりましたが、日常の些細なズレもなるべく放置せずに、お互いが相手の感覚や感性を見つけようと努力したのもよかったのかもしれません。少しずつの積み重ねが信頼関係を強くしてくれました」
結婚後、ご自身のファッションに変化などはありましたか?
「独身時代の僕は感情的な起伏が激しかったので、癒しのためにバイクに乗り、気ままに行きたい所に行っていました。そのころ着ていたのも、アメリカンなバイカーファッション一辺倒。
結婚後、買い物はコミュニケーションの一環だと思うようになり、妻のセンスの影響を受けて着るものに幅が出ましたし、オシャレが楽しくなりました。
気に入ったものを長く大切に使うのがふたりの共通点ですが、歳を重ねるにつれて上質でシンプルな服を着ることが多くなりましたね。それぞれの好みのテイストは近づいたり離れたりですが、認め合いつつ楽しんでいます」
住まいや過ごし方など、ライフスタイル全般についてはどうですか?
「好きな世界観のなかで心地よく楽しく過ごしたいので、インテリアにはこだわります。今、目指しているのはパリのアパルトマンのような空間づくり。家具は僕の担当で、自分でデザインを起こしてテーブルや書棚を製作します。妻はテーブルウエアやファブリックが好きなので、役割分担ははっきりしていますね。
スーパーマーケットで食材や日用品を見ながら選ぶのも好きなので、行けるときは一緒についていきます。生活が具体的になりました」
パートナーがいてよかったと、実感するのはどんなときですか?
「ありきたりかもしれませんが、喜びは倍に、悲しみは半分に。時として、苦しみも倍になりますが(笑)、僕の激しい性格を、強く穏やかな妻の性格でバランスをとってくれる。日々の小さな幸せや喜びも感じられるようになりました。
家の中も日常の時間もやたらと賑やかになりましたし、花や野菜を育ててみたり……妻と子供、犬たちと過ごす時間が愛おしい。新しい心が育ったというか、自分の意外な一面を知れたというか、生かされているなと実感します」
心がけていること、また、これからご夫婦の目指すところは?
「それぞれの個を尊重して、育て合い、いたわり合って、毎日をあたりまえのものとせずに新鮮に楽しめたら。出会えた奇跡と、夫婦になったときに誓った想いや感謝をもち続けていたいです。
これまでは子育てに重きをおいてきたので、仕事で積極的に仕掛けていかなかった部分はあります。子供も大きくなりましたし、少ししたら対外的な活動を徐々に増やそうかと。妻も遊びたいだろうし、それぞれが自分の時間をつくることで、僕たちのパートナーシップも次の段階に進めようと考えています」
※掲載した商品は、すべて税抜です。
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- PHOTO :
- 熊澤 透
- STYLIST :
- 小川カズ
- HAIR MAKE :
- 中嶋竜司(HAPP'S.)
- EDIT&WRITING :
- 下村葉月、安村 徹(Precious)