「パートナーとドライブするなら、どこでどう楽しむ?」。雑誌『Precious』3月号で展開中の特集「ふたりで行くなら、ここがおすすめ!」では、そんな問いに、旅上手な5人が選んだベストなルートをご紹介しています。
本記事ではジュエリーデザイナーの能條 彩さんによる茨城・五浦のマイクロツーリズムをご紹介。絶景はもちろん、その土地ならではの文化や歴史にも触れ、新たな発見も楽しみましょう。
マイクロツーリズムとは
マイクロツーリズムとは、自宅から1〜2時間で行ける範囲の短距離観光のこと。新型コロナウイルスで打撃を受けた観光業界を救う手段のひとつとして「星野リゾート」代表の星野佳路氏が提唱。人の移動と「三密」を避けながら観光を楽しむ「ご近所旅行」は、地元の魅力を再発見し、地域経済に貢献もできるとして、今注目が集まっている。
「岡倉天心が愛した五浦の絶景と天然温泉で心身ともにリフレッシュ!」
首都圏から車で約2時間30分、北茨城の景勝地・五浦海岸は、横山大観画伯が好んで描いた松と日の出と月のモデル地です。お目当ては「五浦観光ホテル別館大観荘」の温泉!
海を見ながら日没前の露天風呂で水平線まで見える景色を堪能します。海の幸や山の幸を楽しんだら、翌日、六角堂や五浦美術館を散策。さらには常陸国最古の霊山といわれている御岩山の「御岩神社」でパワーをチャージ。海と山、大自然のエネルギーを五感で味わえます。
Aya’s Route
1日目
早めのランチは「慈久庵」で常陸秋そばを
竜神大吊橋でハイキング&バンジージャンプ
「五浦観光ホテル別館」にチェックイン
日没前の絶景露天風呂でリラックス
2日目
近くの「六角堂」や「五浦美術館(4/23まで休館)」を散策
常陸国最古の霊山・御岩山の麓に鎮座する「御岩神社」までドライブ
「シーバーズカフェ」で海を見ながら季節のパンケーキなど
宿泊は…「五浦観光ホテル別館大観荘」
近代美術発祥の地で、絶景と美食と温泉と
岡倉天心や横山大観など、多くの著名な画家に愛されてきた風光明媚な五浦海岸に建つこちらのホテルは、彼らが愛でた絶景と同じ景色を楽しめる露天風呂が人気。夕暮れや朝日など異なる時間帯にぜひ入浴を。旬の食材を使った御膳はもちろん、徒歩圏内には先人ゆかりの美術館や公園もあり散策も楽しい。
問い合わせ先
- 五浦観光ホテル別館大観荘
- TEL:0293-46-1111
- 住所/茨城県北茨城市大津町722
観光は…「六角堂」
天心が思索の場として建設した六角堂
五浦をいたく気に入った岡倉天心は、この地に住居を構え、敷地内の一角に、自身の設計により六角堂を建設。海を眺めながら思索にふけったといわれている。初日の出のスポットとしても人気。
問い合わせ先
- 六角堂(茨城大学五浦美術文化研究所)
- TEL:0293-46-0766
- 住所/茨城県北茨城市大津町五浦727-2
※新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下では一部情報が変更となる可能性があります。公式HPなどでご確認ください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious3月号』小学館、2021年
- EDIT&WRITING :
- 田中美保、古里典子(Precious)