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40代からの大人黒シャツコーデの「ポイント」


大人の魅力を備えた女性が、ワードローブに1着加えるべき「黒シャツ」。黒のもつ強さと、シャツ特有の清潔で知的な雰囲気が融合して、装いに程よい貫禄と媚びない色気を与えてくれます。万能で爽やか、好印象な白シャツとは似て非なるもの。内面から滲み出る魅力を語り、着る人の意志を感じさせるパワーアイテムとしての黒シャツは、今だからこそ素敵に着こなせるアイテムです。自分らしいこだわりの1枚を選んで堂々と大胆に着こなしましょう。

「大人の魅力」を引き出す、黒シャツのおすすめコーデ


大人が選ぶべき黒シャツと、着こなしの心得をコーディネートを紹介しながら解説します。

素材やデザインにこだわった1枚を、自分らしく着こなす

シルクシャツ・タイ・ハーフパンツ・バッグ・サンダル(サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、サングラス(グローブスペックス エージェント〈ロバート・マーク NYC〉)、ピアス・ブレスレット・リング( TASAK〈I M/GTASAKI〉)、ベアトップ/私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2020年
シルクシャツ・タイ・ハーフパンツ・バッグ・サンダル(サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、サングラス(グローブスペックス エージェント〈ロバート・マーク NYC〉)、ピアス・ブレスレット・リング( TASAK〈I M/GTASAKI〉)、ベアトップ/私物 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious7月号』小学館、2020年

特別な1枚だから、素材とデザインはこだわって選ぶのがポイントです。「なんとなく着まわせそうなもの」よりも「自分らしい1枚」を選んで。例えばこんなシースルー素材ならキレのいい女っぽさが表現できます。黒を重たく見せず、抜け感を演出することも可能。

黒シャツと肌見せのコントラストで抜け感を楽しんで

バッグ・シャツ・ピアス・パンツ(クリスチャン ディオール〈ディオール〉 撮影/谷田政史(CaNN) BY:『Precious6月号』小学館、2020年
バッグ・シャツ・ピアス・パンツ(クリスチャン ディオール〈ディオール〉 撮影/谷田政史(CaNN) BY:『Precious6月号』小学館、2020年

肌色とのコントラストが強く出やすい黒。シャツの前ボタンを開けて肌をのぞかせることで、色のメリハリと、こなれた抜け感が同時に手に入ります。黒シャツから覗く肌は、より柔らかく見えて女性らしさもアップ。

大切なシーンは、黒の力で「抜かりのなさ」を印象づける

ジャケット・シャツ・パンツ・イヤリング・リング・バッグ『アワーグラス トップ ハンドル S 』(バレンシアガ ジャパン) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious10月号』小学館、2019年
ジャケット・シャツ・パンツ・イヤリング・リング・バッグ『アワーグラス トップ ハンドル S 』(バレンシアガ ジャパン) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious10月号』小学館、2019年

信頼感が欲しい日は、黒の強さを最大限につかったストイックなコーディネートで。前ボタンを全て閉めて、ジャケットなどを合わせた堅実な着こなしは、強く気高い女性像を表現してくれます。洗練の高みを知る、大人の女性のシックトーンスタイル。

オールブラックコーデなら、大胆な着くずしも品よくまとまる

シャツ(アマン〈アンスクリア〉)、スカート(オールウェイズ〈MIKAKO NAKAMURA〉)、バングル・時計・バッグ(ブルガリ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious7月号』小学館、2019年
シャツ(アマン〈アンスクリア〉)、スカート(オールウェイズ〈MIKAKO NAKAMURA〉)、バングル・時計・バッグ(ブルガリ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious7月号』小学館、2019年

シャツ以外も黒でまとめたオールブラックコーデなら、着くずしや遊び心も受け止めてくれます。ビッグサイズシャツの胸元を大きめに開け、ざっくりとまくし上げた袖、フロントのみタックインした大胆な着こなしも、黒だからこそ品よくまとまって。

モノトーンコーデも黒シャツで脱・無難。知的かつ気品あふれる佇まいに

シャツ(SUPER A MARKET〈SEYA〉)、パンツ(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、サングラス(アイヴァン 7285 トウキョウ〈アイヴァン 7285〉)、時計(パテック フィリップ)、ピアス(ダミアーニ 銀座タワー) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious3月号』小学館、2018年
シャツ(SUPER A MARKET〈SEYA〉)、パンツ(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)、サングラス(アイヴァン 7285 トウキョウ〈アイヴァン 7285〉)、時計(パテック フィリップ)、ピアス(ダミアーニ 銀座タワー) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious3月号』小学館、2018年

トップスに白、ボトムに黒をもってくることが多くなりがちなモノトーンコーデも、黒シャツで上下を逆転させることで一気に新鮮なムードに。いつものモノトーンコーデが、見違えます。ハリのある素材で立体フォルムが叶う黒シャツを選べば、シンプルなワンツーコーデがスペシャルな雰囲気に。

キレのいい女っぽさで一線を画す、黒シャツ×「スカート」コーデ


フェミニンなスカートには、辛口な黒シャツを合わせることで、甘くならずにキレのいい女らしさが実現します。おすすめの黒シャツ×スカートのコーディネートをご紹介。

黒シャツにベージュのフェミニンスカートをプラス。甘辛バランスも絶妙に

シャツ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、スカート(Theory luxe)、ピアス・バングル(ebure〈キャス〉)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious6月号』小学館、2019年
シャツ(アノア〈リビアナ・コンティ〉)、スカート(Theory luxe)、ピアス・バングル(ebure〈キャス〉)、バッグ(ブルーベル・ジャパン〈マーク クロス〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious6月号』小学館、2019年

黒の装いを軽やかに見せるには、しなやかに揺れて動きが出る素材感のものを合わせるのが効果的です。ハンサムなカットワークの黒シャツにベージュのフェミニンスカートを合わせたら、今気分のテイストミックスに。品格あるバッグを添えて、女性らしくまとめましょう。

黒シャツ×黒スカートは白スニーカーを合わせてクリーン&リッチなカジュアルに

靴『CH871』(チャーチ 表参道店)、シャツ(ebure)、スカート(デザインワークス ドゥ・コート六本木ヒルズ店〈デザインワークス〉)、サングラス(モスコット トウキョウ)、バングル(DES PRES〈アリアナ ボウサード〉)バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2019年
靴『CH871』(チャーチ 表参道店)、シャツ(ebure)、スカート(デザインワークス ドゥ・コート六本木ヒルズ店〈デザインワークス〉)、サングラス(モスコット トウキョウ)、バングル(DES PRES〈アリアナ ボウサード〉)バッグ(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious4月号』小学館、2019年

足捌きのいいフレアスカートと足元に合わせた白スニーカーが、ブラックコーデを軽快に見せてくれます。斜めがけのバッグでアクティブ感を後押し。

黒シャツ×プリントのスリットスカートで無二の存在感を

シャツ・スカート・バッグ・時計(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious3月号』小学館、2019年
シャツ・スカート・バッグ・時計(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious3月号』小学館、2019年

ストイックなデザインの黒シャツに、女っぷりのいい柄タイトスカートを合わせて、凛とした色気漂うコーディネートに。黒が柄をより印象的に見せて、無二の存在感を醸し出してくれます。

エアリーなシャツと揺れるスカートで笑顔が似合う軽やかな黒コーデに!

シャツ ·スカート(マディソンブルー)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)、ヒロタカのピアス· マリハのリング(showroom SESSION)、バッグ(RHC ロンハーマン〈ドラゴン〉)、靴(コンバース) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious9月号』小学館、2018年
シャツ ·スカート(マディソンブルー)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)、ヒロタカのピアス· マリハのリング(showroom SESSION)、バッグ(RHC ロンハーマン〈ドラゴン〉)、靴(コンバース) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious9月号』小学館、2018年

ワンピース感覚で楽しめる、シャツとサーキュラースカートのコンビは、簡単にセンスアップがかなう頼もしい存在。エアリーに編み上げられた、細番手のウール素材で、風になびくほどの軽やかさ。厚みのあるボタンや、ハイカットのスニーカーなど、白を効果的に効かせることで、ハッとするほどおしゃれに。

黒のウール混シャツ×Aラインスカートで大人かわいくも辛口シックなスタイルに

スカート(ユナイテッドアローズアトレ恵比寿 ウィメンズストア〈J&M デヴィッドソン〉)、シャツ(ビームス ハウス 丸の内〈マディソンブルー〉)、ピアス(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)、ネックレス(チェルキ〈ミッレ〉)、時計(LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)、バッグ(STEP inc.〈モワナ〉)
 撮影/長山一樹 BY:『Precious10月号』小学館、2017年
スカート(ユナイテッドアローズアトレ恵比寿 ウィメンズストア〈J&M デヴィッドソン〉)、シャツ(ビームス ハウス 丸の内〈マディソンブルー〉)、ピアス(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)、ネックレス(チェルキ〈ミッレ〉)、時計(LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス)、バッグ(STEP inc.〈モワナ〉)  撮影/長山一樹 BY:『Precious10月号』小学館、2017年

グレージュのAラインスカートに、リネンでハリ感を出した黒のウール混シャツを合わせて。カジュアルな抜け感を演出する襟抜きの着こなし方もポイント。

「かっこいい」の真骨頂! 黒シャツ×「パンツ」コーデ


パンツ合わせならハンサムと女らしさが共存する、大人が目指すべき「かっこいい」が叶います。おすすめの黒シャツ×パンツのコーディネートをピックアップ。

黒のレースシャツで大人のオールブラックコーデ

シャツ・パンツ・ベルト・ピアス(グッチ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious7月号』小学館、2019年
シャツ・パンツ・ベルト・ピアス(グッチ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious7月号』小学館、2019年

複雑な幾何学模様を組み合わせたワザありのレースシャツ。ベーシックなシャツカラーをベースにしつつも、前立てとカフスにたっぷりと施されたフリルデザインが、大人のこだわりを代弁してくれます。オールブラックだからこそ、自分らしい遊び心を効かせて。

やわらかな黒シャツでライダース×パンツにニュアンスを加えて

ライダースジャケット・シャツ・パンツ・バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイアンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
ライダースジャケット・シャツ・パンツ・バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイアンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

やわらかな素材の黒シャツは、着る人がもつ女性らしさを引き立てます。インナーに入れることでライダースのメンズライクなイメージを損なうことなく、ちゃんと馴染んで女っぽいニュアンスを加味。

黒シャツ×スモーキングジャケット&パンツでドレスアップ

ジャケット・シャツ・パンツ・バングル・バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious9月号』小学館、2018年
ジャケット・シャツ・パンツ・バングル・バッグ(イヴ・サンローラン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/生田昌士(hannah) BY:『Precious9月号』小学館、2018年

手持ちのジャケット&パンツに合わせれば、最速でハンサムコーデが完成します。他でもない、パワーアイテム黒シャツだからこそ完成するドレッシーで特別感ある着こなし。

黒シャツ×オレンジ色パンツにクラシックなローファーで端正なカジュアルに

リネンのシャツ(ストラスブルゴ〈バルバ〉)、パンツ(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、チェーンネックレス・ペンダント・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、サングラス(ケリング アイウエアジャパン〈グッチ〉)、バッグ(ユナイテッドアローズ六本木ヒルズ店〈ラドロー〉) 撮影/唐澤光也(パイルドライバー) BY:『Precious6月号』小学館、2018年
リネンのシャツ(ストラスブルゴ〈バルバ〉)、パンツ(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、チェーンネックレス・ペンダント・ブレスレット(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、サングラス(ケリング アイウエアジャパン〈グッチ〉)、バッグ(ユナイテッドアローズ六本木ヒルズ店〈ラドロー〉) 撮影/唐澤光也(パイルドライバー) BY:『Precious6月号』小学館、2018年

黒を基調に夏色のオレンジを鮮やかに差して、クラシックなローファーで引き締めた端正なカジュアル。カジュアルスタイルも、黒シャツとゴールドジュエリーで、リッチな印象に。

黒シャツ×白パンツのモノトーンコーデにアクセで艶をプラス

シャツ・パンツ・バッグ(トム フォード ジャパン)、サングラス(トム フォード アイウエア)、サイモンアルカンタラのピアス・ソフィー ブハイのチョーカー(ストラスブルゴ)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious8月号』小学館、2018年
シャツ・パンツ・バッグ(トム フォード ジャパン)、サングラス(トム フォード アイウエア)、サイモンアルカンタラのピアス・ソフィー ブハイのチョーカー(ストラスブルゴ)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious8月号』小学館、2018年

前立てにピンタックを施したメンズライクな黒シャツは、そでを思いきりロールアップさせるとミラノ風に。深めに開けたVゾーンにゴールドのチョーカーを輝かせ、妖艶な艶をプラスすれば、辛口なのにたまらなくセクシーな、大人のためのカジュアルに仕上がります。

40代からの黒シャツコーデのおさらい


着る人の女らしさもかっこよさも引き出してくれる黒シャツはやはり、経験を重ね、知性や自信を備えた大人の女性にふさわしいパワーアイテム。スカートスタイルもパンツスタイルも自分らしく引き寄せるこだわりの1枚があれば、毎日の着こなしに深みが増すこと請け合いです。特別な1枚を見つけて、自分の魅力を再確認してみてくださいね。

この記事の執筆者
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