春の装いの軸となる印象的なアウターがあれば、迷うことなく、新しい季節のおしゃれが楽しめるはず。今季は、着回し優先の万能デザインよりも「特別感」を宿したアウターが断然おすすめです!

雑誌『Precious』4月号では、企画「『特別感』アウターで、春の私をエンパワメント!」を展開中。

今回はその中から、ラグジュアリーブランドの、ディテールに「特別感」のある5着をご紹介します。

■1:「ジョルジオ アルマーニ」のシルクコート

アウター_1,コート_1
コート¥550,000(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈ジョルジオ アルマーニ〉)

淡麗な印象を堪能できる色と素材感に脱帽

上品な濃淡グレージュに心惹かれるコートはボタンレスでカーディガンのようにさらりと羽織ることができます。裏地をあえて付けず、シルク素材の軽やかさを楽しめる仕立てに。

前立て部分やポケットには、はしごレースをあしらい、細部まで意匠が光って。

「特別感」のポイントは…

肩の切り替えがなく、体が中で泳ぐ、ゆったりとしたシルエットが優雅な印象を授けます。

■2:「マメ クロゴウチ」のエンブロイダリーブルゾン

アウター_2,ジャケット_1
ブルゾン¥185,000(マメ クロゴウチ オンラインストア)

クリーンな女らしさは、コットンシルクの一枚でかなう

フロントや背面には、生け花のスケッチから着想を得た、ボタニカル刺繍が施されて。

スタンドカラーの襟元のレースからは、肌がちらりとのぞき、繊細なニュアンスを醸し出します。たっぷりとボリュームのある袖にもタックがあしらわれるなど、まるでクチュールライクな華やぎを日常で楽しむことができます。

「特別感」のポイントは…

優美な刺繍と、巧みな素材使いが目を引きます。コットンシルクのさらりとした質感が心地いい一着。

■3:「ヌメロ ヴェントゥーノ」のボンディングコート

アウター_3,コート_2
コート¥130,000(イザ〈ヌメロ ヴェントゥーノ〉)

テクニカルな素材でシックなグレーをモダンに

ボタンレスのミニマルなデザインに、ステッチワークが光る一枚は、進化系の素材が着こなしをスポーティに仕上げる。オーバーサイズで、抜け感が生まれるのもポイントに。

ゆとりあるデザインなので、インに着用するものを選ばないのもうれしい点。カジュアルなスタイルに、今どきの切れ味をもたらします。

「特別感」のポイントは…

どこか近未来的な素材に、クラフツマンシップが光るステッチワークでコントラストを。

■4:「ドゥロワー」のライラック色ジャケット

アウター_4,ジャケット_2
ジャケット¥105,000(ドゥロワー 六本木店〈ドゥロワー〉)

おしゃれ心をくすぐる色とシルエットを味方に

ふんわりと広がる袖が、可憐な花を彷彿とさせるフェミニンな一着。シルクウール素材の程よい艶も、肌をトーンアップさせる秘訣に。

鮮やかなライラック色はオンラインミーティングにも威力を発揮し、ニューノーマル時代に活躍する春アウターとしても期待大。

「特別感」のポイントは…

フレアデザインの袖には、内側にチュールを忍ばせることで構築的なフォルムを実現。

■5:「ミラ・ショーン」のレースブルゾン

アウター_5,ジャケット_3
ブルゾン¥63,000(コロネット〈ミラ・ショーン〉)

レースとニット地のミックス感が絶妙! 

一枚で旬のスポーティなエレガンスを堪能できる、白のレースブルゾンに注目。

フロントは清涼感のあるコットン素材に、レーヨンコードで立体感をもたせた「ラッセルレース」を使用。袖口や裾だけでなく、背面もリブニットのコンビ使いにすることで、肩肘張らずにいられる軽やかな着心地を実現。

「特別感」のポイントは…

立体感のある小花柄レースに、細かなリブニットを施したコンビ使いが、鮮度をもたらします。

問い合わせ先

PHOTO :
魚地武大(TENT)
STYLIST :
伊藤美佐季
EDIT&WRITING :
川口夏希、小林桐子(Precious)