2021年は、西洋占星術上でこれから200年続く風の時代の始まりだそう。モノを所有するのではなくシェアし、人間関係もタテからヨコに変化するなど、多くの価値観の転換点になるであろうこの時期、私はどのように身を処すべきなのか。一介のフリーランサーとしては大いに悩む……春です。

そこで、とあるスピリチュアル系エディターによる開運WEBセミナーに参加してみたところ、たくさんの開運キーワードを教えてもらいました。ここですべてを明らかにすることはできませんが、2021年のラッキーカラーは「ピンク」(ちなみに次点はシルバー)なのですって!

占いやスピ系については門外漢の私がラッキーカラーの話なぞしてすみません。いえ、3月16日に開業したばかりの「フォションホテル京都」に宿泊したところ、室内、館内、いたるところにピンクが使われており、とても心弾む空間だったのです。この「フォションホテル京都」がどれほど開運できそうなホテルか、ご紹介したいと思います。

話題の「フォションホテル京都」宿泊レポート!

「フォションホテル」……馴染みのない名前ですが、「FAUCHON HOTEL」と書いたらいかがでしょうか? フランス、パリ生まれのカフェ、ブティック、レストランであり、130年の歴史をもつ老舗メゾン「FAUCHON」です。マカロンや紅茶、チョコレート、コンフィチュールなどの食品が有名ですから、召し上がったことのある方も多いのでは。

そのフォションによるホテルは「FAUCHON HOTEL PARIS」としてマドレーヌ広場にあります。37室のインテリアがすべてひとつひとつ異なるという、フランスらしいシックな五つ星ブティックホテルには私も一度宿泊してみたいと思っていましたが、このたび、その初の世界進出の舞台に京都が選ばれたというわけ。

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河原町通り沿いで五条と四条の間という好ロケーションの「フォションホテル京都」。©Design Studio SPIN
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ホテルと一緒にオープンされる「サロン ド テ フォション」。アフタヌーンティーが人気になりそう。

このフォションのブランドカラーがその名もフォションピンク、ホワイト、ブラック、ゴールドだそうで、それゆえに、ホテル内がピンクにあふれていたわけです。

では実際に1泊2日のステイでいくつのラッキーピンクを発見できたと思いますか? 宿泊した私の目線でハンティングしていきましょう。

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チェックイン時は「FAUCHON」名物マカロンがサービス。

まずはロビー階でチェックイン。ピンクをベースにしたフラワーアレンジメントを愛でながらマカロンでお茶をいただきます。シティホテルでチェックイン時にお茶をいただくのはなかなかレアなサービスなのでうれしい。非日常の時間の始まりです。

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デラックスルーム(45㎡)

ゲストルームにも随所にピンクが配されています。ソファのファブリックは西陣織ということでしたが、もちろんピンク。

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メタリックなシャンパンピンクのクローゼットを開けると……。

なかでも目を引くのはこのシャンパンピンクに輝く「グルメバー」。ミニバーやティーポットなどを収納するこのクローゼットの中には、フォション自慢のスイーツやペストリー、紅茶などがたっぷり収納されています。

そしてこれら(シャンパーニュをのぞく)はすべて料金にインクルードされているので、持ち帰りもOK。夜、ベッドに入る前に、朝のおめざに、ちょっと甘いものをいただけるのは贅沢な気分です。そして思いがけずお土産もできちゃって。

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滞在中に食べきれなかったスイーツはお土産として持ち帰りました。

お部屋の備品もことごとくピンク。アメニティはもちろん、パジャマ、スリッパ、ドライヤー、スチーマー、ベッドリネン、ドアにかける「Don’t disturb」の札、クローゼットの壁、ジュエリーケース、ステーショナリー、そしてライトのスイッチに至るまでピンク、ピンク、ピンクです。

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ソープディッシュに使われているピンクのリップはFAUCHONのトレードマーク。
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ドライヤーはダイソン製。で、ピンク。
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パジャマはコットン素材で肌触りのよいもの。レディスは縁取りがピンク。
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ベッドリネンもピンクのライニング。
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スリッパも……。
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スチーマーも……。
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ステーショナリーも……。
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Don’t disturbの日本語訳が「夢の途中です」とは洒落てます。
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クローゼットの壁も。ちなみにコートはお気に入りのドリス・ヴァン・ノッテン。

 

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ジュエリーケースも。リングは旅にいつも持っていくルチルクォーツ。
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ライトのスイッチまでピンクでした。

これだけピンクに囲まれていると、なんだか女子力と幸福度が上がった気分に。そもそも、こどものころ、ピンクが好きだったなぁ。いつもネイビーやブラック、グレイの服ばかり着ていますが、ときにはピンクで華やかな気分を装うのも悪くないかも。

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フォションの名を冠したスパは世界初。「ル スパ フォション」のバスタブもピンク。
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1Fのペストリーブティックにもピンクのスイーツがいろいろ。
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朝食は「レストラン グランカフェ フォション」にて。

ピンクではありませんが、朝食のクロワッサンと紅茶のおいしかったこと! 京都にいながらパリを味わう、贅沢な気分です。

 

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この記事の執筆者
女性ファッション誌や富裕層向けライフスタイル誌、グルメマガジンの編集長を歴任後、アマゾンジャパンを経て独立。得意なジャンルに食、酒、旅、ファッション、犬と馬。
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秋山 都
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秋山都