「アウターがなくて後悔した」となりやすい、朝晩の冷え込みが気になるこの時期。寒さ対策と季節感、着映えを叶えるならどんな春アウターを選ぶと良いでしょうか。
■1:カイア・ガーバーは…トラッドなジャケットで垢抜けと春の冷え対策を同時に叶える
モデルのカイア・ガーバーは、カジュアルな組み合わせにジャケットをさらりと取り入れた姿が度々キャッチされています。パリ ファッションウィークでも、春らしい白の上下にトラッドなジャケットを投入していました。
春の日差しに反射する、ぱきっとしたクリアホワイトの上下で着映えを実現。カジュアルなカットソーとデニムパンツの組み合わせですが、ルーズすぎないシルエットなのできちんとした印象も確保しています。足元は、黒のスニーカーで程よく引き締め。
そこにゴールドボタンがアクセントになるブラウンのジャケットを添え、カジュアルをクラスアップ。春の冷え対策にもなるジャケットは、春の軽アウターとしてぴったりのアイテムです。
■2:アレッサンドラ・アンブロジオは…グレーのチェック柄トレンチで華やかなモノトーンスタイルへ
春の軽アウターといえば、やはりトレンチコート。モデルのアレッサンドラ・アンブロジオは、黒白の上下に馴染むグレーのチェック柄を選んで周りと差をつけることに成功。
コーディネートを組む時、上半身に明るい色、下半身に暗い色を持ってくることに慣れていますが、それを逆にすることで軽やかさがぐんと引き上がり、季節感にマッチします。そこにトップスカラーとリンクした黒のベルトとブーツを添え、メリハリを演出。
風に翻る様がかっこよさを助長するグレーのチェック柄トレンチコートは、袖をブラウジングすることで立体感が生まれ、こなれた佇まいが実現します。
ラフにまとめたヘアスタイルとサングラスの合わせ技も、着こなしに調和していてパーフェクト。
■3:ローレン・サント・ドミンゴは…ナイロン素材のアウターで春らしい軽快さをアピール
雑誌編集者やファッション通販サイト『Moda Operandi』の創設者兼責任者であるローレン・サント・ドミンゴ。着こなしの主役となるアウターは、光沢感のあるナイロン素材を選んでミニマルながらも絵になるスタイルを作り上げています。
ベージュのシャツと黒スラックスのきちんとルックに、濃いベージュのスプリングロングコートをプラス。光沢のある、シャカシャカとしたナイロン素材なので動くたびに異なる表情が楽しめ、立体感たっぷりです。共布ベルトでウエストマークしたり、袖を捲って華奢な手首を見せている細かなポイントも参考になります。
足元には、リラックス感のあるフラットサンダルをセレクトし、抜け感をプラス。黒レザーなのでルーズになりすぎる心配がなく、ちょうど良い外し役として活躍しています。
春にぴったりな、冷えに対応できる軽アウターを使ったコーディネートをご紹介しました。
どんな時も体温調整に困らず快適に、そして絵になるスタイルを叶えてみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 阿部芙美香