日中は暖かいけれど、朝や夜はまだまだ肌寒いのが春の着こなしの難しいところ。毎朝、クローゼットを開いては、コーディネートに頭を悩ませる人は少なくないはず。そこで、春に1着は持っておいて損はないアイテム「ジャケット」を使ったコーディネートをご紹介します。

オリヴィア・パレルモ、レオニー・ハンネ、エリザ・ナリンのスナップ写真から、春のジャケットコーディネートにおけるポイントを分析しました。

■1:オリヴィア・パレルモは…オールベージュのワントーンコーデに、白やゴールドが静かに映える

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凛とした雰囲気とハンサムさを両立させた、ベージュのワントーンコーデ。

春らしいライトベージュのセットアップに身を包んだ、ワントーンコーデで登場した、オリヴィア・パレルモ

今回、彼女のベージュコーデにおいて欠かせないアクセントになっているのが、白のピンヒールと大ぶりなゴールドネックレス。

白のピンヒールは、落ち着いたカラーの装いにパッと明るい印象を与えます。また、ハイネックのトップスにジャケット、ロングパンツと肌見せがほぼゼロに等しいコーデにおいて、一気に抜け感をもたらします。

ゴールドネックレスは大ぶりなものをチョイスするのも、このコーデにおけるポイント。全体的にシンプルなアイテムでコーディネートを組んだ時は、ネックレスやリングといったアクセサリーで華やかさをプラスしましょう。

大人な女性の凛とした雰囲気とハンサムさを両立させた、彼女のジャケットスタイル。特にオフィスシーンで、彼女のこのスタイリングがお手本になること間違いなしです。

■2:レオニー・ハンネは…差し色小物で、遊び心を忘れないジャケットスタイルに

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ビタミンカラーとゴールドが、ジャケットスタイルに大人の遊びをもたらす。

ドイツの人気インフルエンサー、レオニー・ハンネ。黒のオーバーサイズジャケットにビタミンカラー小物を合わせた、大人なフレッシュコーデで登場しました。

黒のオーバーサイズジャケットは、メンズライクな装いになりがちです。そこで、鮮やかなオレンジや存在感のあるゴールド小物を取り入れることで、パワフルな女性らしさを演出しています。

一歩間違えば、うるさい印象を与えかねないスタイルですが、首元の開いたワンピースや肌見せがかなうヒールを選ぶことで抜け感を生むことができます。

また、クラッチバッグのチェーン、ネックレス、ピアスを同じゴールドで合わせることによってスタイリングに統一感をもたらし、バラつきのない締まったコーディネートに。

他人と差をつけたいけれど、個性的すぎる装いに挑戦する勇気はまだ持てない。そんな人には、彼女のスタイルを参考にまずは小物から攻めてみてはいかがでしょうか。

■3:エリザ・ナリンは…黒のハンサムジャケットで、大胆なデザインのワンピースに大人の品をプラス

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ピンクと白が、ブラックコーデにメリハリを。

イタリアに生まれで現在はパリに暮らす、スタイリストのエリザ・ナリン。春らしいピンクの花柄をあしらったインパクトのあるワンピースに、黒のシンプルなジャケットを合わせたメリハリのあるコーディネートで登場しました。

オリヴィア・パレルモと同様に、彼女も足元に持ってきたのは白のピンヒール。重たい印象になりがちなブラックコーデに、軽やかさをもたらしています。

また、彼女の場合、抜け感は足元だけでなく手元にも。ジャケットの袖をクシュっと上へ持っていき、腕部分を肌見せすることで、一瞬にして黒の窮屈さが消え去り、ヘルシーな印象に。

そして、アクセサリーやバッグはシルバーのものをチョイス。ゴールドと同じくらい華やかさはありながら、ゴールドよりはもっとシックで落ち着いた雰囲気を醸し出すことができます。

大胆なデザインや柄のアイテムは、普段使いしずらいと感じている人もいるのでは。彼女のようにシンプルなジャケットを羽織ったり、スタイリッシュな小物を取り入れたりして、今春こそ挑戦してみて。


今回は「ジャケット」を使った、「抜け感」のある軽やかな春コーディネートをお届けしました。この春、1着は持っておいて損のない「ジャケット」。様々な着こなしに取り入れて、春のスタイリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
伊藤彩香