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40代からの大人カーキシャツコーデのポイント


今、時代の先端にある色は、自然を感じさせるナチュラルカラー。トレンドの世界ではグリーンが注目されていますが、大人の女性が日常に取り入れるなら「カーキ」がベストです。男性的なイメージが強かったこの色もジェンダーの枠を超えて、女性のワードローブで色の美しさを堪能できるアイテムが続々と登場しています。リラックス感や気品、ときに重厚感を与える「カーキ」を自分らしく着こなすエレガントなスタイルで新しい印象を手に入れましょう。

旬色「カーキ」がいい女に磨きをかける

時計「HWミッドナイト 32㎜」【ホワイトゴールド×ダイヤモンド、アリゲーターストラップ、ケース径32㎜、クオーツ】・イヤスタッズ【プラチナ×ダイヤモンド】(ハリー・ウィンストン)、シャツ(マディソンブルー) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
時計「HWミッドナイト 32㎜」【ホワイトゴールド×ダイヤモンド、アリゲーターストラップ、ケース径32㎜、クオーツ】・イヤスタッズ【プラチナ×ダイヤモンド】(ハリー・ウィンストン)、シャツ(マディソンブルー) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

カーキに華やぎをもたらす、エキゾチックレザーの艶とダイヤモンドの輝き
肌なじみのいいカーキの麻混シャツのラフな着こなしに、エレガントなラウンドウォッチをさらりとつけて。

シンプルな着こなしだからこそ、時計のむだを削ぎ落とした洗練美や、カーキのアリゲーターストラップの麗しい艶めき、ダイヤモンドの崇高な輝きに視線が引きつけられます。

カーキのシャツが華やぐ、ハリー・ウィンストンのダイヤモンドウォッチ「ミッドナイト」

カーキシャツで最旬「サファリ・スタイル」!


カーキのとろみシャツと黒パンツのシンプルな組み合わせで、ハンサムな着こなしに挑戦します。シンプルだからこそ、女性らしい美フォルムの靴が決め手に! シンプルスタイルに定評のあるファッション・エディター、エマニュエル・アルトの「サファリ・スタイル」もコーディネートの参考になります。

カーキのとろみシャツ×黒パンツでハンサムに!

シャツ(トラディショナル ウェザーウェア 二子玉川ライズ店)、Tシャツ(エイトン 青山)、黒パンツ(アングローバル〈イレーヴ〉) サングラス(アイヴァン 7285 トウキョウ)、タプレイのピアス・ソフィー ブハイのブレスレット(エスケーパーズオンライン)、バッグ(フラッパーズ〈メゾン ヴァンサン〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious6月号』小学館、2020年
シャツ(トラディショナル ウェザーウェア 二子玉川ライズ店)、Tシャツ(エイトン 青山)、黒パンツ(アングローバル〈イレーヴ〉) サングラス(アイヴァン 7285 トウキョウ)、タプレイのピアス・ソフィー ブハイのブレスレット(エスケーパーズオンライン)、バッグ(フラッパーズ〈メゾン ヴァンサン〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/小林美菜子 BY:『Precious6月号』小学館、2020年

ゆったりシルエットがリラックスした印象のシャツ&パンツの着こなしも、カーキ×黒なら都会的なムードに。トップスのゆったりとしたフォルムと対比させるように、ボトムは黒のストレートパンツで引き締めるのが正解です。合わせる小物もダークな色合いでまとめれば、クールなたたずまいが完成します。

スキッパーシャツの襟元にはサングラスでアクセントを。胸元のVカットが強調されて、顔立ちをすっきりと見せてくれます。カーキ×黒のビターな配色の仕上げに、発色の美しいカラーブロックのサンダルでチャーミングな味付けを楽しみましょう。

コーディネートを構成する6つのアイテムを詳しくご紹介!

■1:カーキのとろみシャツ

ゆったりと体が中で泳ぐスキッパーシャツは、さらりとした着心地。
シャツ(トラディショナル ウェザーウェア 二子玉川ライズ店)

ゆったりと体が中で泳ぐスキッパーシャツは、さらりとした着心地。

■2:黒のシンプルTシャツ

定番のTシャツこそ、上質な素材を選んでカジュアルスタイルに品格をもたらして。
Tシャツ(エイトン 青山)

定番のTシャツこそ、上質な素材を選んでカジュアルスタイルに品格をもたらして。

■3:黒のセンタープレスパンツ

センタープレスのパンツは、端正なスタイルに欠かせない。
パンツ(アングローバル〈イレーヴ〉) 

センタープレスのパンツは、端正なスタイルに欠かせない。

■4:辛口サングラス&シルバージュエリー

着こなしを盛り上げる、涼やかな夏小物をアクセントに。
上/サングラス(アイヴァン 7285 トウキョウ)、下左/ピアス(エスケーパーズオンライン〈タプレイ〉)、下右/ブレスレット(エスケーパーズオンライン〈ソフィー ブハイ〉)

着こなしを盛り上げる、涼やかな夏小物をアクセントに。

■5:黒いビッグバッグ

なめらかな質感と持ち手部分のサークルモチーフがポイントに。
バッグ(フラッパーズ〈メゾン ヴァンサン〉)

なめらかな質感と持ち手部分のサークルモチーフがポイントに。

■6:配色サンダル

グリーンの濃淡やイエローを織り交ぜた、陽気な色使いで足元を美しく彩って。
靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉)

グリーンの濃淡やイエローを織り交ぜた、陽気な色使いで足元を美しく彩って。

著名エディター、エマニュエル・アルトのハンサムなカーキ×黒に注目!

キレ味のいい辛口な着こなしが得意な、エマニュエル・アルト。
キレ味のいい辛口な着こなしが得意な、エマニュエル・アルト。

フランス版 「VOGUE 」の編集長として活躍するエマニュエル・アルトはハンサムなスタイリングに定評があります。カーキシャツとブラックレザーパンツのシンプルな着こなしが、彼女の個性を引き立てて。シンプルな着こなしやハンサムなスタイルを基本にしているならば、カーキ×黒のビターな配色がおすすめです。ヒール靴で女性らしいエッセンスを忘れずに加えるのも、彼女流シンプルスタイルの鉄則。フォルムの美しい靴を合わせることで、大人のサファリ・スタイルにキレ味をもたらしています。

カーキのとろみシャツ×黒パンツでハンサムに!6つのアイテムで作れるシンプルな「サファリ」コーデ

ボトムスとの合わせ方は?


ナチュラルカラーのカーキは、ともするとほっこり見えてしまうことも。そうならないよう、切れ味のいいボトムを選びたいところです。大人の女らしさを叶えてくれるカーキの力を信じて、フェミニン方向ではなく思い切ってハンサム方向に舵を切って。あとは逆説的に生まれるエレガントな女らしさに身を委ねるだけ。

リネン素材のパンツをアースカラーの装いに仕上げてこなれた印象に

パンツ(マディソンブルー)、シャツ(ゲストリスト〈アッパーハイツ〉)、ピアス/片耳(showroom SESSION〈マリア ブラック〉)、バングル(アダワットトゥアレグ)、バッグ(ロエベ ジャパン)、靴(HAUNT代官山/ゲストリスト〈エンシェントグリークサンダルズ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年
パンツ(マディソンブルー)、シャツ(ゲストリスト〈アッパーハイツ〉)、ピアス/片耳(showroom SESSION〈マリア ブラック〉)、バングル(アダワットトゥアレグ)、バッグ(ロエベ ジャパン)、靴(HAUNT代官山/ゲストリスト〈エンシェントグリークサンダルズ〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年

カーキのシャツをリネン素材のベージュパンツやバッグなどで全身アースカラーでまとめることでセンスのいい着こなしに。ナチュラルな配色でも、センタープレスのワイドパンツや、ヌーディでストイックな足元、シルバーアクセなどでハンサムにまとめて、ほっこり見えを回避。緑が多い郊外などを訪れる日にもおすすめのコーディネートです。

カーキシャツ×ネイビースカートの人気配色で辛口美人を目指して

スカート・シャツ(オンワードグローバルファッション〈ジル・サンダー ネイビー〉)、イヤリング・ブレスレット・リング(フレッド)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(セルジオ ロッシ ジャパン) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2019年
スカート・シャツ(オンワードグローバルファッション〈ジル・サンダー ネイビー〉)、イヤリング・ブレスレット・リング(フレッド)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(セルジオ ロッシ ジャパン) 撮影/小池紀行(パイルドライバー) BY:『Precious5月号』小学館、2019年

合わせるたのは、都会的なカジュアルを提案するライン「ジル・サンダー ネイビー」の、かすかに艶を含んだコットンやすそのデザインの遊びがスタイリッシュなネイビースカート。光沢とハリのあるシャツに切れ味のあるかっこいいスカートが好相性。女っぷりのいいミニマム小物で小気味いいリズムも加わって。

カーキシャツ×ブラックのレザータイトスカートでシャープな都会派スタイル

シャツ(ゲストリスト〈アッパーハイツ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、ネックレス・バングル・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(J.M. WESTON 青山店)、スカート(アノア〈リビアナ・コンティ〉) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious9月号』小学館、2017年
シャツ(ゲストリスト〈アッパーハイツ〉)、バッグ(JIMMY CHOO)、ネックレス・バングル・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、靴(J.M. WESTON 青山店)、スカート(アノア〈リビアナ・コンティ〉) 撮影/生田昌士(まきうらオフィス) BY:『Precious9月号』小学館、2017年

グレーの陰影を含んだシックな色味のカーキシャツは、ぐっとシックな印象。レザーのタイトスカートの切れのいいシルエットと相まって、大人の女性に似合うカジュアルエレガンスが実現します。

40代からのカーキシャツコーデのおさらい


逆説的に女性らしさを引き立ててくれるカーキシャツ。ナチュラルカラーがほっこり見えないように切れ味よくコーディネートするのが正解です。旬のサファリテイストを取り入れたパンツスタイルのときにはカジュアルな靴ではなく、女性らしいサンダルやヒール靴を合わせるのが、洗練させて見せる秘訣。逆に女らしいスカート合わせのときは、ハンサムなローファーなどの足元もお洒落度を高めます。ぜひハンサムな女っぷりを叶えるカーキシャツコーデで、毎日のコーディネートをリフレッシュさせてみてください。

この記事の執筆者
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