洗練のオーバルフォルムに忍ばせた「ハッピースポーツ」独自の女らしさ
オーバルシェイプの時計は、エレガントなシーンやファッションに映える独特な曲線美が特徴です。同時に、着用することで、ワンランク上の女性へと引き上げる不思議なパワーを持っています。
そんなオーバルケースの時計を、ラグジュアリーを極めたブランドからピックアップ。時代を敏感に感じ取り、新しさをデザインへ注ぎ込んで仕上げた秀逸なウォッチを、短期シリーズでご紹介します。本記事では、ショパール(Chopard)の「ハッピースポーツ オーバル」にフォーカスしました。
ショパールを代表するウォッチのひとつ、「ハッピースポーツ」が誕生したのは1993年。ショパールの、ジュエラー、ウォッチメイキング、それぞれの職人技が反映された時計として、一躍、脚光を浴びました。
文字盤の上で躍るように動く7個のムービングダイヤモンド。まるで編み込んでいるかのようにも見える、コマのひとつひとつに磨きをかけたしなやかなテクスチャーの“ガレ”ブレスレット。どの部分を取り上げても、スペシャルな輝きを携えたコレクションに、世界中の女性たちが夢中になったのは当然のことと言えるでしょう。
このコレクションの誕生から25年を記念して、ショパールは新たなフォルムを発表しました。それが今回ご紹介する「ハッピースポーツ オーバル」です。
カリグラフィのような流麗に描かれた曲線を用いたベゼルは、繊細なオーナメントのようでもあり、身にまとう女性の心をくすぐるシルエット。もちろん、自社で製造した機械式自動巻きムーブメントを搭載しています。テクニック、美しさ、究極の女らしさが融合した逸品です。
「ハッピースポーツ」を象徴するムービングダイヤモンドも採用されています。その仕組みは、文字盤の上にセットされた2枚のサファイアクリスタルの間に、7個のダイヤモンドがセットされているというもの。滑らか、かつ自在。腕の動きに合わせた動きは、バレリーナのようだとも評されています。
時計は、時刻を知るためだけの道具ではなくなったとショパールは考えています。実用的であると同時に、詩的であり、芸術性が必須だと。そのために進化していくこと、何度も生まれ変わることをいとわないとも。その柔軟な考え方がコレクションに反映され、今の時代を見事に映し出しているのです。
■1:ブレスレットまで一体化したように見えるフォルムの美しさ
本コレクションの中でも「ハッピースポーツ オーバル」らしさを存分に味わえるタイムピースです。ケースの計算されたフォルムに合わせ、文字盤のセンターは流れるようなギョウシェ、丸みを帯びた針、ムービングダイヤモンド、そして“ガレ”ブレスレット。どれもがピュアな輝きを放ちながら、オーバルシェイプの美しさを引き立てます。
使用された“ガレ”ブレスレットの美しさは、職人がひとつずつコマを丹念に磨き上げ、仕上げた賜物。素材はステンレススティール。硬く、手ごわい素材であっても丁寧に向き合う姿勢が生き、腕にすっと馴染む着用感へとつながっています。
■2:まろやかさと気品が同居するローズゴールド×ブルーアリゲーター
今年のトレンドカラーでもある、ブルーのグロッシーなアリゲーターストラップを配することで、オーバルのフォルムが際立って見えます。針、ダイヤル、ムービングダイヤモンドの側面もローズゴールドカラーで統一され、フェミニンな印象をさらにブラッシュアップ。優雅でキュートなコントラストが心憎い時計です。
■3:ラグジュアリーの真価を表現する眩いタイムピース
オーバルシェイプのケースに沿うようにセッティングされたダイヤモンド。まろみのある表情が、見る者をとらえて離さないような、そんな魅力を備えています。深く濃いネイビーのアリゲーターストラップを採用し、クラス感も漂わせて。エレガンスを知り尽くした女性が選びたくなる秀逸な完成度は、見逃せません。
以上、ショパールの人気コレクション「ハッピースポーツ オーバル」から、おすすめの3本をご紹介しました。
このコレクションのコンセプトは“人生を謳歌する”ということ。オーバルシェイプの滑らかなフォルムの時計とともに、この言葉をじっくりと実感したいものです。
※掲載した商品はすべて税抜です。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 菅野悦子
- EDIT :
- 谷 花生