みなさんと同じように年齢と経験を重ねながら、今この瞬間を一番に輝かせている綺麗のプロたちに、実践中の美容法や愛用コスメについて語っていただくビューティ連載企画、38回目です。
今回お話を伺ったのは、トップネイリストとして活躍する渡邉季穂さん。マスク着用が当たり前となった今、アイメイクを楽しむようになった人も多いのでは。とはいえ、大人のアイメイクはちょっとしたことでも失敗につながりやすいことも。そこで、渡邉さんに失敗例も含め、大人のアイメイクの楽しみ方を伺いました。
大人の目になじむ「深みのあるカラー」で遊ぶ
「マスク生活において、楽しむようになったのがアイメイク。特にマスカラやアイライナーはカラーものが充実していて、私自身も黒ではないカラーものを取り入れるようになりました。ところが先日、すごい可愛らしいオレンジのマスカラに挑戦したところ、夫から「変だよ」と言われてしまう事態に…。自分的にはアリだと思ったけれど、大人が鮮やかすぎるマスカラをすると違和感があるのだなと学びました。
でも、大人だってちょっと遊びたいもの。そこでおすすめなのが、深みのあるグリーンやボルドー、赤みを帯びたブラウンのマスカラ。使い方としてはアイラインを引かずに、マスカラを粘膜にスタンプするように塗布。根元からつけることでラインっぽく見せてくれ、目元との一体感もグッと出ます。カラーマスカラはハードルが高いと感じるのであれば、毛先だけちょっと付けるのも素敵です。そしてアイラインも同様に、ボルドーやパープルレッドがおすすめ。深みのあって品がいいけれど、少し遊び心のある色なんですよね。赤みのあるアイライナーは、目元をとっても美しく見せてくれます」(渡邉さん)
アイシャドウはカラーレスで大人顔に!
「マスカラやアイラインでカラーを差し込む際に重宝しているのが、ルナソルのベージュのアイシャドウパレット。大人の顔に合う上品なベージュが揃っていて、アイホールや目の下をカラーレスなベージュにすることで、大人の顔にマッチするように。トムフォードのアイシャドウも大人っぽくてお気に入り。攻めたベージュが本当にキレイ!
あとはコスメデコルテのアイグロウ ジェムは光の効果を与えると同時に、目周りを美しく見せてくれます。BISOUのハイライター(写真下)も光を与えるので投入しています。マスクで着用でメイクへのモチベーションが下がりがちな時だからこそ、少しの遊びを加えて、メイクのモチベーションを上げています」(渡邉さん)
目元が際立つ分、アイケアも忘れずに!
「ちりめんジワやまぶたにハリがなくなってきている世代なので、アイクリームは絶対必要。イトリンやランコムのリッチなアイクリームは、目元に元気なハリをプラスしてくれるので愛用しています。せっかく目元に遊び心を与えても、目のシワやハリ不足で老けて見えては逆効果。特にリモートで目を酷使している時期なので、アイケアを忘れずに行いましょう」(渡邉さん)
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カラーで遊ぶのは若者の特権ではなく、深みのあるカラーは大人だからこそハマる色。渡邉さんのように肌になじむ美しいベージュと合わせることで、より大人にマッチするように。ぜひ参考にしてみてください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部