カラーシャツを使って、季節感と大人らしさを表現する…。
それを実践した3人のセレブたちはみな、淡いカラートーンのシャツを選びつつハンサムなムードが加わるパンツを合わせていました。淡いカラーシャツで品の良さを演出しつつ、パンツルックでマチュアな魅力を湛える。それがこなれて見える黄金ルールのようです。
■1:オルガ・カープットは…「抜くところを分かっている」シャツ×パンツコーデを披露
コンセプトストア『KM20』の創設者であるロシア出身のオルガ・カープットは、きちんとルックに今どきなリラックス感を融合させた着こなしを見せました。
淡いブルーが清潔感のあるシャツは、緩やかなフレアスリーブデザインとボタンを全て閉めたことで品の良さを上乗せしています。同じブルー系であるネイビーのパンツは、幅のあるデザインでリラックス感を醸し、コンサバに傾きすぎるのを防止。そのパンツをスポーティなサンダルで受け止めれば、程よく力の抜けた印象に好転します。
スネークパターンのバッグを使ってスパイスを添えれば、こなれた雰囲気と立体感を同時に手に入れることに成功です。
■2:マリア・バルテッコは…ポジティブイエローとスタイリッシュグレーのバランスが良好
ドイツ出身のインフルエンサー、マリア・バルテッコは、シンプルでどこか力が抜けたコーディネートがお得意。そんな彼女の私服からは、今季らしいリラックスしたコーディネートを作るヒントが隠されています。
まず、シャツはつかず離れずなサイズを選びつつ、パンツもワイドシルエットを選ぶことでお堅くなるのを防止。ポジティブで華やかな印象のイエローは、淡いトーンを選ぶことで大人らしい品の良さを意識しています。そんなゆったりシルエットと淡いイエローがぼんやりしないよう、ダークグレーで引き締めているのも参考になります。さらにパンツのウエストに施されたロゴデザインとウエストバッグでスポーティなムードを盛り上げ、ストレスフリーで軽快な印象に着地させているのもお見事。
■3:エル・ファニングは…淡い配色でまとめながら素材にこだわってこなれ見え
第72回カンヌ国際映画祭の際に、コート・ダジュール空港に到着した女優のエル・ファニングのコーディネートをピックアップ。
彼女が選んだのはオルガ・カープットと同じ淡いブルーシャツですが、柔らかなクリーム色のジャケット×パンツと合わせることで爽やかなニュアンスカラーコーディネートへと導いています。優しげな配色はリネン素材と思われるセットアップを使ってドライな質感を足し、洗練されたムードを演出。
小物はニュアンスカラーに映える鮮烈な赤バッグを選んでパンチを効かせて。ウエストにさらっとあしらっているのも、こなれて見える理由の一つです。
この時期大活躍間違いなしな「カラーシャツ」を使ったコーディネートをご紹介しました。
大人らしさを両立するなら、淡いキレイ色を選ぶのが成功への近道のようです。ご紹介したようなパンツ合わせはもちろん、スカートに合わせたり羽織りとして活用したりと、思い思いのスタイリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 阿部芙美香