洗練デザインに知的な遊び心が光る、名門ブランドならではのウォッチ
ビジネスパーソンのウォッチに求められるのは、まとう人の存在感を高める品格と、信頼できるメカニズムを備えていること。そんな厳しい条件を叶えるのが、比類のないデザイン力と最高の技術力によって生み出される名門ブランドのウォッチです。なかでも卓越したシンプリシティを体現するモデルは、多忙なキャリア女性のシーンやスタイルを問わず活躍してくれます。
そこで、数ある名品のなかからPrecious.jpが厳選した8本を前後編でご紹介。【前編】に続き本記事では、1970〜90年代に登場し、新しいモデルを加えながら息の長い人気を誇るコレクションに注目。パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)、ブレゲ(Breguet)、フランク ミュラー(FRANK MULLER)、ボーム&メルシエ(BAUME&MERCIER)からピックアップしました。
パテック フィリップからは「Twenty~4 Automatic」。現代女性のあらゆるシーンにマッチするウォッチとして1999年に生まれた「Twenty~4」コレクションの2021年新作。ダイヤルのカラーが知性を感じさせます。
ブレゲからは「クラシック 9067」。1972年生まれの「クラシック」コレクションのなかでも薄さが特徴のモデル。まさにブレゲの伝統的な美しさを表現しながらも、女性の手首にしなやかにフィットする1本です。
フランク ミュラーからは「トノウ カーベックス レディース」。1992年に誕生したブランドとともに歴史を刻んできた「トノウ カーベックス」コレクションのウォッチで、独特のダイヤルデザインが際立ちます。
ボーム&メルシエからは「クラシマ 10610」。クラシックなラウンドウォッチとして人気が高い1996年発表の「クラシマ」コレクションに、2021年新作として登場したモデル。トレンドカラーのグレーが魅力です。
4本はどれも、シンプリシティを追求しながらも、上質な遊び心を感じさせるデザイン。知性と気品だけでなく、自分らしいエッセンスも加えたいという女性に、おすすめのウォッチです。
人気コレクションから選ぶ、シンプルだからこそ美しい4スタイル
■1:パテック フィリップ|エレガンスと知性が共存する新カラー
ダイヤルのオリーブグリーンはパテック フィリップのコレクションで初登場のカラー。放射状に光を放つソレイユ仕上げで、ベゼルのダイヤモンドとともに、リュクスな表情を醸し出します。ダイヤモンドは「ダンテール(レーススタイル)」と呼ばれるジェムセッティングの技術を用い、160個を2列にあしらっています。
凜とした印象を与えるアラビア数字と時分針、日付表示のフレームはホワイトゴールド。時分針には夜光塗料を塗布し、夜間でも視認性に優れた仕様です。優美さと理知的な強さを兼ね備えたデザインとともに、機能面でも、昼夜を問わず24時間女性を支えてくれます。
ケースとブレスレットのステンレススティールにダイヤルのグリーンが映えるこの「Twenty~4 Automatic」は、ダイヤモンドの煌めきもあいまって、かっちりとしたビジネスウェアから特別なドレスまで、まさにいつでも、どこでも活躍するウォッチ。時計を着替えずにさまざまなアクティビティーをこなしたいという女性にぴったりです。
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■2:ブレゲ|独特の美学と卓越した技術の洗練マリアージュ
繊細でありながら人を惹き付ける強さをも併せ持つ「クラシック 9067」は、ブレゲらしさを堪能できるウォッチです。
ケースのローズゴールドとダイヤルのシルバーカラーがエレガントなコントラストを表現するデザインで、端正なギョウシェ模様とブルースティールがアクセントをプラスしています。ギョウシェは1786年ごろブレゲが発明した装飾で、ダイヤルの表示を見やすくする効果もあります。
さらにケースにロウ付けされたラグ、ケースバンドのフルート装飾、個別番号やシークレットサインと、ブレゲを象徴する数々のエレメントも完備。そして、オリジナリティ溢れるデザインに隠されたその内側には、驚くほど緻密な時計製造の粋が凝縮し、正確に時を刻みます。
一見してブレゲとわかる「クラシック 9067」は、ベーシックなシャツやニットでも気品で包み込み、身につける人の知性を最大限に引き立ててくれる逸品です。
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■3:フランク ミュラー|アイコニックなフォルムが映えるワンカラ―
フランク ミュラーを代表するコレクションのひとつ、「トノウ カーベックス」は、平面的なトノウ(樽)型ではなく、どこから見ても平面のない三次元曲線を描くケースが特徴。創業者のフランク・ミュラーがブランドを立ち上げる前、20代の独立時計師時代に生み出したフォルムをブランド誕生とともに完成したものです。
1920年代のアールデコスタイルを用いながらも、現代的でスタイリッシュな表情に仕上げたデザインも魅力。ステンレススティールの艶めきに、印象的な数字や光で表情が変化する表面などダイヤルのデザインが動きを添えます。
ブルーの時分針とリュウズのカボションでアクセントを付けた、ほぼワンカラーのウォッチなので、服のデザインや色を問わない組み合わせやすさも魅力です。
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■4:ボーム&メルシエ|卓越したフュージョンで魅せる待望の新作
「クラシマ 10610」は、タイムレスなデザインで多くのファンの心を射止めてきた「クラシマ」に、トレンドのエレメントを融合させた新作モデルのひとつ。旬カラーのグレーをダイヤルに配したデザインです。
ダイヤルはニュアンスのある表情のサンレイ仕上げ。ケースとブレスレットは艶めくポリッシュ仕上げのステンレスティール。二つの要素が見事に引き立て合い、類いまれな光の効果を演出します。
さらにロジウムカラーの時分針とローマ数字、8つのダイヤモンドインデックスがセットされ、上品なモダニティを添えています。
品格のあるグレーとシャープなステンレススティールの組み合わせは、さまざまなスタイルになじみやすいだけでなく、スマートに個性を表現。日々の装いに悩むことなく合わせられるので、多忙なキャリア女性の期待に応えてくれるタイムピースです。
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以上、パテック フィリップ、ブレゲ、フランク ミュラー、ボーム&メルシエから厳選した4本をご紹介しました。
高級ウォッチメーカーとして名高い4ブランドのウォッチは、完成された美しさを表現するデザインに加え、最高の技術を駆使したメカニズムも魅力。毎日服と時計のコーディネートを考えるストレスから解放してくれるだけでなく、ビジネスでもプライベートでも“時”の管理をしっかりとサポートしてくれます。
※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 髙橋真理子
- EDIT :
- 谷 花生