都会でありながら緑に囲まれた東京・目黒に位置し、館内に2,500点もの日本画や美術工芸品が点在する日本美のミュージアムホテルである「ホテル雅叙園東京」。

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東京・目黒の目黒川近くに位置する、90年以上の伝統を受け継いだ「ホテル雅叙園東京」

現在、ホテル1Fのレストラン「New American Grill“KANADE TERRACE”(ニューアメリカングリル“カナデテラス”)」にて、旬のフルーツ・マンゴーの魅力を存分に楽しめるアフタヌーンティーが登場しています。

ホテル雅叙園東京の初夏を感じる「マンゴーアフタヌーンティー」

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「マンゴーアフタヌーンティー」1名 ¥4,400、グラスシャンパーニュ1杯付 ¥6,270(ともに税込・サービス料別) ※取材のため特別にお部屋でいただいております

現在開催中のホテル雅叙園東京の「マンゴーアフタヌーンティー」では、仕入れてから追熟させてペストリーシェフが食べごろを見極めているという旬のマンゴー2種を使用。

甘みが深く香り高い、赤みがかった「メキシカンマンゴー」と、口当たりなめらかで酸味が強く、黄みがかった「フィリピンマンゴー」というふたつの品種で、スイーツによってそれぞれの特徴を生かして使い分けています。

■1:旬のマンゴー2種を使用したさまざまな食感のスイーツ7種

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スイーツの上段にはマンゴー杏仁豆腐など4種

スイーツの上段は、左からマンゴー杏仁豆腐、ココナッツマンゴー、マンゴーのマカロン、マンゴーのショコラの4品。

マンゴー杏仁豆腐はメキシカンマンゴーを使用。とろけるように舌触りがなめらかで、ほどよいミルク感があり、マンゴーとあわさってさわやかな味わい。フタになっているココナッツチョコレートは、薄いのに濃厚でしっかり存在感があります。

ココナッツマンゴーのムースは、ココナッツとマンゴーという南国フルーツ同士の相性が抜群。ふんわり、シュワッとした食感で、ひと口でペロリと食べられてしまいます。上にのっているのは、フランスのフルーツゼリーであるパートドフリュイ。マンゴーのピュレで作ったパートドフリュイは、果実の旨みがギュッと凝縮されたおいしさです。シャクシャクとした食感も楽しめますよ。

マカロンにはフィリピンマンゴーを使用。フレッシュな酸味と果肉感をしっかり感じられます。

ショコラにはほろ苦さと甘さを感じるキャラメルガナッシュが入っており、マンゴーの酸味と絶妙なバランス。チョコレートに力を入れているホテル雅叙園東京ならではの、繊細な味わいです。

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スイーツ下段にはバナナとマンゴーのタルトなど3種

スイーツ下段は、左からバナナとマンゴーのタルト、マンゴープリン、パウンドケーキ・向日葵の3種。

ソテーしたバナナを入れてから焼き上げたタルトには、パッションクリームのクリームを絞って、メキシカンマンゴーをのせています。さらにマリブ(ココナッツのリキュール)のゼリーをのせ、ピンクペッパーを散らして華やかな仕上がりに。味の変化を楽しめるように配されたピンクペッパーは、プチッとはじけて鼻に抜ける香りりがいいアクセントに。

フィリピンマンゴーで作ったマンゴープリンは、濃厚なマンゴー感とジューシーな果肉が味わえます。

パウンドケーキ・向日葵は、1FのPATISSERIE「栞杏1928」にて夏限定で販売しているもの。パイン・マンゴー・バナナのドライフルーツを2日間ほどリキュールに漬けて柔らかくしたものを入れて焼き上げています。通常はパイン多めのところ、アフタヌーンティー用にマンゴーを多めにした特別仕様。セミドライのフルーツは生っぽくジューシーが感じられ、他にはない食感と味わいが楽しめますよ。

ほかに、クロテッドクリームにつけていただくプレーンのスコーンもついています。

■2:マンゴースイーツにあわせて作られたセイボリー4種

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セイボリーはミニチーズバーガーなど4種

セイボリーは左上から時計回りに、ジャガイモのポタージュ、ムール貝のイエローカレーキッシュ、チェリートマトとモッツァレラのカプレーゼ、ミニチーズバーガーの4種。

セイボリーにはマンゴーを使用していませんが、いずれもマンゴースイーツと合うようにと趣向を凝らして作られたものばかりです。

■3:季節のおすすめを含む11種のドリンクが飲み放題

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ローストバナナ オルゾティー

また、ドリンクは季節のおすすめのローストバナナ オルゾティー、フルーツハーブティー、トロピカルルイボスティー(アイス/ホット)の3種、そしてブレンドコーヒー、アイスコーヒー、アイスティー、ダージリンティー、アッサムティー、カモミールティー、アールグレイティー、酵素発酵茶 La 香寿緑茶(アイス)の中から好きなものを好きなだけいただくことができます。

いつものコーヒーや紅茶もおいしいですが、この機会にマンゴースイーツに合わせて、フルーツ感の強い季節のおすすめをいただいてみてはいかがでしょうか。

ホテル内「百段階段」にて開催中の企画展「こだわりのモノづくり~超絶技巧の世界~」

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百段階段

また現在、館内の東京都指定有形文化財「百段階段」にて2021年6月25日(金)までの期間、企画展「こだわりのモノづくり~超絶技巧の世界~」が開催中(※緊急事態宣言を受け、期間中は休館)。

百段階段は、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935年(昭和10年)に建てられた、館内に現存する唯一の木造建築。宴が行われた7つの部屋を、99段の長い階段廊下がつないでいます。

釘や接着剤を一切使わずに作られた組子障子や、細やかな文様の七宝細工や螺鈿細工など、趣向が異なる各部屋の建築の細部に迫る企画展となっています。

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漁樵の間 全景

こちらは、中でも特に華やかな「漁樵の間」。純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられた豪華絢爛なひと部屋です。入って左手の、中国の「漁樵問答」の一場面が描かれた精巧な彫刻が目を引きます。

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匠の技を感じる彫刻

近くで見ると、彫刻の細やかさと歴史が感じられて息を呑みます。まるで今にも動き出しそうですね。他にも、欄間には尾竹竹坡原図の五節句を描いた日本画、格天井には菊池華秋原図の四季草花図が。ひと部屋だけでも多くの見どころがあり、じっくりと見入ってしまいます。

こういった、日本建築の匠の“超絶技巧”が間近で堪能できる、またとない貴重な機会です。ぜひ、マンゴーアフタヌーンティーとあわせてチェックしてみてくださいね。

■「こだわりのモノづくり~超絶技巧の世界~」詳細

開催場所/ホテル雅叙園東京内 東京都指定有形文化財「百段階段」
開催期間/前期「現代の超絶技巧作家たち 神の手による紙わざ~究極のペーパークラフト~」:2021年5月23日(日)まで、後期「伝統工芸作家による匠の技と未来への発想」:2021年6月1日(火)~25日(金)
※緊急事態宣言を受け、期間中は休館
開催時間/12:30~18:00(最終入館17:30)
入館料/当日¥1,000、学生¥500(要学生証定時、未就学児無料)


なおマンゴーアフタヌーンティー開催期間中、5月6日(木)~16日(日) の11日間限定で、母の日ウィーク特典としてカーネーション1本と母の日カクテルのプレゼントも。

何かと心が落ち着かない日常が続きますが、日本美を感じられる優雅な空間で、旬のおいしさがあふれるマンゴースイーツの数々をゆっくりと堪能して、自分自身を癒やす時間を持ってみてはいかがでしょうか。

※新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下では一部情報が変更となる可能性があります。公式HPなどでご確認ください。

問い合わせ先

  • ホテル雅叙園東京 
  • 「マンゴーアフタヌーンティー」
  • 開催場所/1F New American Grill“KANADE TERRACE”
  • 開催期間/~2021年5月31日(月) ※5月6日(木)~16日(日) 期間限定で母の日ウィーク特典あり
    開催時間/14:30~17:30(L.O.) ※90分制
  • TEL:050-3188-7570(レストラン総合案内 10:00 ~19:00)
  • 住所/東京都目黒区下目黒1-8-1
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この記事の執筆者
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WRITING :
小林麻美