パンツはロング丈一辺倒だった方も、この夏は是非「ハーフ丈」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ショート丈のようにアクティブになりすぎず、ロング丈と違った新鮮さを楽しめる… そんな大人にとって好都合のアイテムがこなれて見える着こなし術をお届けします。
■1:ソフィア・ローは…白×グレーの洗練配色ならミニマルが映える
コペンハーゲン ファッションウィーク中のオフランウェイでキャッチされた、インフルエンサー、スタイリストとして活躍するソフィア・ロー。大人の余裕を感じるミニマルルックは、ハーフパンツの新鮮さが鍵に。
ぱりっとした爽やかな白シャツは、ボタンの締め方に技を効かせることでシンプルながらも映える見た目へ。インナーが見えることを想定して同色のリブトップスを忍ばせれば、その畝のおかげで立体感を加えることができます。
そこにグレーのハーフパンツを添え、無難にならない初夏のミニマルルックへと導いて。タック入りなので、エレガントな表情まで演出できるのが頼もしいです。白とグレーの洗練配色を損なわないよう、小物は控えめな黒をセレクトするのが好バランス。
■2:メアリー・リーストは…ハーフパンツのスーツなら生真面目にならずこなれ顔
ロシア出身で、モデル、インフルエンサーとして活動するメアリー・リーストのパリ ファッションウィークでの着こなしをピックアップ。
上品な印象のベージュのスーツは、ボトムスをハーフパンツに置き換えたことで気負いなさが加わり、垢抜けた印象に着地します。ジャケットのボタンと色をリンクさせたシャツは、立ち襟にすることと袖先を覗かせることで立体感を盛り上げて。
そこに、旬のミニハンドルバッグを添えて今っぽさをトッピング。足元にはベージュと馴染みの良いメタリックゴールドのパンプスを迎え、上品なだけじゃないエッジの効いた装いへと導いています。ニュートラルカラーのコーディネートに映える、赤ルージュのセレクトもパーフェクト。
■3:デボラ・レイナー・セバッグは…ベストトレンチでスタイル&クラスアップを図って
デジタルクリエイター、ファッションコンサルタント、そしてテーブルウェアブランド『VESSEL』の創設者であるデボラ・レイナー・セバッグ。ちょっとした一手間でカジュアルをクラスアップさせることに成功していました。
程よいゆとりが今っぽい白のTシャツに、ネイビーのハーフパンツを合わせシンプルカジュアルをメイク。これだけだとやや物足りなく感じるところ、エクリュのベストトレンチコートが良い仕事を果たしています。きちんと感が加わっただけでなく、Iラインシルエットになったことでスタイルアップまで実現。
ベーシックカラーを基調としているので、ワインレッドの筒形バッグや鮮やかなライトブルーサンダルで遊び心を加味。足元にブルー系を持ってくることで、初夏のムードがぐんと引き上がります。
ハーフパンツは、いつもの着こなしのマンネリ解消に役立ちます。しっかり季節感をとらえながら品の良さもしっかりキープしてくれるので、大人にこそおすすめしたいアイテム。是非、これからの季節の参考にしてみてください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 阿部芙美香