「CHICCA」のブランドクリエイターとして、多くの女性を魅了した、メイクアップアーティストの吉川康雄さんが、ついに新ブランド「UNMIX(アンミックス)」をローンチした。

この3本のリップで「UNMIX」がスタート。
この3本のリップで「UNMIX」がスタート。

わずか3本のリップからスタートした新ブランド「UNMIX」

「UNMIX=混じり気のない」、ブランド名に込めた想い

日々発信され続ける、自分自身の個性でないものを突きつけられる美容情報。多くの女性たちが、そこでつくられたステレオタイプの女性像に向けて努力をし続けている…、そして、メイクアップはその手段にすぎないのが現状である。

そんな姿勢が自己否定感を生み出し、多くの女性たちが窮屈な思いをしてきたのではないか…と吉川さん。

インタビューに応じてくださった吉川康雄さん。新ブランド、そして製品に対する想い、そしてすべての女性に向けたすてきなメッセージを聞くことができた。
インタビューに応じてくださった吉川康雄さん。新ブランド、そして製品に対する想い、そしてすべての女性に向けたすてきなメッセージを聞くことができた。

「だれかの価値観に合わせるのではなく、自分に対して絶対的な『イエス』というアティチュードをもってほしい。

そして、人がなんと言おうと混じり気のない愛情を自分自身に注いでほしい。生まれもったピュアな魅力を感じてほしい…、そんな想いを込めて『UNMIX』と名付けました」

「UNMIX」というブランド名には、吉川さんのメイクアップや女性の美しさに対する揺るぎない信念が詰まっているのだ。

この春、リップスティックからブランドをスタートさせた「UNMIX」。

マスク着用がニュースタンダードになり、リップ離れが進んでいるなかで、どうしてリップスティックを選んだのだろうか?

あらゆる女性の美しさを引き出す1色のリップ

「自分って意外と悪くないじゃない…、そんなふうに自分の持って生まれた素材をポジティブに考えてもらうには、まずメイクアップはカバーアップするものではなくて、素材を生かしながら素敵にアレンジできるものであるべきだと考えました。

そして、これまでメイクで強くこだわってきた『血色感』を表現するために、リップスティックからスタートさせるのがベストだと。

『血の赤み』をもっとも自然に感じることができる唇は、厚さや大きさ、シワの有無などコンプレックスが出やすいのと同時に、化粧効果を感じやすいパーツでもありますよね。

マスク生活が長引く中で、アイメイクだけで過ごす女性も多いと思いますが、メイクってやっぱりアイメイクだけでは完成しないんです。目の印象が強くなればなるほど、リップでフェミニンさをプラスして、その印象を中和させることが不可欠だから。

今だってマスクを外す瞬間はあるのだから、そのとき、なにも塗ってない血色感のない唇よりもちゃんとリップメイクをしている方が素敵だと思いませんか?

さすがに、しっかりと縁取られた真っ赤な唇はがんばりすぎだけど、素の唇っぽいのにほんのり血色感を帯びた感じのリップメイクならいいんじゃないかな…と」

試作を重ね完成した極薄な仕上がり

すべての女性を魅力的に見せる1本を…、そんな吉川さんの想いが詰まった「UNMIX」のリップスティックは、唇にフィットしやすいよう、先端に絶妙なカーブを効かせた直塗り仕様。

サッとワンストロークで、唇にほんのりと赤みが宿り、何度か重ねるとシアーな赤みだけが増していく。決して厚ぼったさや重さが出ることはない。

透けるような極薄の膜でありながら、鮮やかに発色する…、そんな相反する質感を叶えるために、吉川さんは20回以上の試作を重ねたという。

そうして完成した「UNMIX モイスチャー リップスティック」は、異なるふたつの仕上がりから選ぶことができる。

ブランドローンチ時に発売された3本のリップ。血色にこだわる吉川さんが生み出した「レッドローズ」と名付けられた渾身の1色はふたつの質感から選べる。リップスティックの発色と色もちを高め、乾燥と紫外線から唇を守るリップベースも誕生。左から/UNMIX モイスチャーリップスティック 01 グロウ・01 ステイン 各¥3,960、同 モイスチャーリップベース ¥3,630
ブランドローンチ時に発売された3本のリップ。血色にこだわる吉川さんが生み出した「レッドローズ」と名付けられた渾身の1色はふたつの質感から選べる。リップスティックの発色と色もちを高め、乾燥と紫外線から唇を守るリップベースも誕生。左から/UNMIX モイスチャーリップスティック 01 グロウ・01 ステイン 各¥3,960、同 モイスチャーリップベース ¥3,630

ひとつめは独特の「濡れ感」と「透け感」にほって唇本来の色を生かしながら 透明感にあふれたみずみずしい仕上がりが叶う「グロウ」、そして、もうひとつがツヤを抑えたセミマットな質感でありながら、透明感のある発色で、唇が自然に色づいたかのように仕上がる「ステイン」。

どちらも保湿力が高く、唇荒れしやすいマスクの下でも潤いが続く。そして、特有の硬さがある。ソリッドオイルを使用したことで得られたこの硬さこそが、極薄膜でありながら、しっかりとした発色を叶える決め手に。

ゆえに、つける人によって発色が異なり、その人だけのオリジナルカラーとなるのだ。

「UNMIX」のリップが大人女性を美しく見せる理由

年齢を重ねる中で、お気に入りのピンクベージュのリップを塗ると老けて見えたり、鮮やかな赤リップが浮いてしまったり…と、それまで似合っていたはずのリップが、ある日突然、なんだかしっくりこなくなる…という経験はないだろうか?

「UNMIX」のイメージビジュアルのモデルは01レッドローズのステインを使用。ナチュラルでありながら、洗練感とメイク感をしっかりと感じることができるのは、こだわりの血色カラーがなせる技、
「UNMIX」のイメージビジュアルのモデルは01レッドローズのステインを使用。ナチュラルでありながら、洗練感とメイク感をしっかりと感じることができるのは、こだわりの血色カラーがなせる技。

悲しいかな、加齢による肌のくすみがその原因なのだけど、大人女性が肌のくすみに負けず、持ち前の美しさを引き出すためには、吉川さんがこだわる「血色感」を上手に使いこなすことが必要になってくるのだ。

実は、「UNMIX」のリップスティックには、静脈の暗血色からインスパイアされた「かげり」を潜ませている。

赤みの中のこの「かげり」が、大人の肌になじみ、その人のもつ美しさを引き出し、美しい表情を引き出すうえで不可欠なスパイスに。

ほかの誰とも違う自分だけの魅力に気づき、自分のことを愛することができるようになる魔法のリップを一度手にとってみてほしい。

5月に発売された新色、6月・7月に発売予定の新色はすべてグロータイプ。左から/UNMIX モイスチャーリップスティック 02 ピンクサファイア、03 サンセットオレンジ、04 フィグ 各¥3,960(03は2021年6月1日発売、04は2021年7月1日発売)
5月に発売された新色、6月・7月に発売予定の新色はすべてグロウタイプ。左から/UNMIX モイスチャーリップスティック グロウ 02 ピンクサファイア、03 サンセットオレンジ、04 フィグ 各¥3,960(03は2021年6月1日発売、04は2021年7月1日発売)

5月1日に発売された新色「02ピンクサファイア」のほか、6月1日と7月1日にも1色ずつ、新色が発売されるのでお見逃しなく!

吉川康雄さん
「UNMIX」ビューティクリエイター
1959年、新潟県生まれ。1983年よりメイクアップアーティストとして活動をはじめ、1995年に渡米。各国のモード誌のカバーを含むファッション撮影、広告、コレクションなど、幅広く活躍。美容情報サイト「unmixlove」を立ち上げ、取材・執筆もこなす。2021年4月、晴れて新ブランド「UNMIX」をローンチ。

※掲載した商品の価格はすべて税込です。

問い合わせ先

UNMIX

TEL:03-5842-1840

この記事の執筆者
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PHOTO :
深山徳幸
EDIT&WRITING :
新田晃与
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