創刊以来、Preciousには数々のジュエリー名品が登場してきました。雑誌『Precious』6月号の特集「プレイバック! 至高のジュエリー名品9」では、本誌連載でもおなじみのジュエリージャーナリスト、福田詞子さんセレクトの「究極名品」をご紹介。魂に訴える煌きの魅力に、あなたは抗うことができるでしょうか?

今回はその特集のなかからショーメの『ジョゼフィーヌ』コレクションのリングをご紹介します。

王侯貴族に愛された ティアラの品格と贅を手元に|ショーメの『ジョゼフィーヌ』コレクション

ナポレオンの寵愛を受けたことで知られるグランメゾン、「ショーメ」。これまで欧州の王侯貴族のために制作したティアラは、2000ピース以上に上ります。『ジョゼフィーヌ』は、「指先にもティアラを」というコンセプトから生まれたリング。

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『ジョゼフィーヌ』リング[PT×DIA センター1.00ct](ショーメ)、『Precious』 2011年11月号掲載

創業230年を記念し、2010年に発表された『ジョゼフィーヌ』は、メゾンの初代ミューズでもあるナポレオン皇妃の名を冠したコレクション。かつて、ファッション・アイコン的存在だったジョゼフィーヌが身につけたものは、すぐさま宮廷内外の女性を虜にしたという。

「ティアラをリングにするという発想の実現は、想像以上に困難だったはず。一歩間違えると可愛らしくなりすぎるこのモチーフを、大人の女性にふさわしい品格あるデザインに昇華させたのは、さすが」(福田)

福田 詞子さん
ジュエリージャーナリスト、エディター
(ふくだ のりこ)英国宝石学協会FGA(特別会員)。出版社で女性誌の編集部に20年以上在籍したのち独立。2015年、英国宝石学協会のディプロマを取得。小誌にて『ハイジュエリー真価論』を連載中。

※登場した「名品」は、過去のPreciousで掲載した記事からの転載のため、 現在では購入できないものも含まれています。ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。

※文中の表記はPT=プラチナ、DIA=ダイヤモンドを表します。

PHOTO :
戸田嘉昭(パイルドライバー)、唐澤光也(RED POINT)
WRITING :
河西真紀
EDIT&WRITING :
喜多容子(Precious)