創刊以来、Preciousには数々のジュエリー名品が登場してきました。雑誌『Precious』6月号の特集「プレイバック! 至高のジュエリー名品9」では、本誌連載でもおなじみのジュエリージャーナリスト、福田詞子さんセレクトの「究極名品」をご紹介。魂に訴える煌きの魅力に、あなたは抗うことができるでしょうか?
今回はその特集のなかからショーメの『ジョゼフィーヌ』コレクションのリングをご紹介します。
王侯貴族に愛された ティアラの品格と贅を手元に|ショーメの『ジョゼフィーヌ』コレクション
ナポレオンの寵愛を受けたことで知られるグランメゾン、「ショーメ」。これまで欧州の王侯貴族のために制作したティアラは、2000ピース以上に上ります。『ジョゼフィーヌ』は、「指先にもティアラを」というコンセプトから生まれたリング。
創業230年を記念し、2010年に発表された『ジョゼフィーヌ』は、メゾンの初代ミューズでもあるナポレオン皇妃の名を冠したコレクション。かつて、ファッション・アイコン的存在だったジョゼフィーヌが身につけたものは、すぐさま宮廷内外の女性を虜にしたという。
「ティアラをリングにするという発想の実現は、想像以上に困難だったはず。一歩間違えると可愛らしくなりすぎるこのモチーフを、大人の女性にふさわしい品格あるデザインに昇華させたのは、さすが」(福田)
※登場した「名品」は、過去のPreciousで掲載した記事からの転載のため、 現在では購入できないものも含まれています。ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。
※文中の表記はPT=プラチナ、DIA=ダイヤモンドを表します。
- PHOTO :
- 戸田嘉昭(パイルドライバー)、唐澤光也(RED POINT)
- WRITING :
- 河西真紀
- EDIT&WRITING :
- 喜多容子(Precious)