2021年Precious5月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します
ラグジュアリーファッション誌『Precious(プレシャス)』5月号をお読みいただいた方へのアンケート調査(ネットアンケート&郵便はがき)にて、「好きなコーディネート」に選ばれた着こなしを、その理由とスタイリングのコツを交え、ランキング形式でご紹介します。
今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、切れ味のよさと華やぎを兼ね備えたスタイルが多数ランクイン! ほっそりシルエットのワンピースや、存在感のあるディテールトップス×すっきりパンツのコーデなど、「ほんのり辛口」に仕上げる着こなしが人気でした。
リモートワークの機会も増え、TPOの境界線があいまいになっている今だからこそ、日常にさりげなく特別感を添える装いへの関心が高まっているようです。
それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう(※)。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?
※ 3位は3つ、6位は5つのコーデが同順位のため、4位、5位、7位、8位、9位、10位は存在せず
【6位】「たて長シルエット」の花柄ワンピース
今シーズンは、大人の必須アイテム・ワンピースに、おなじみのフィット&フレアとはひと味違う、ほっそり「たて長」の新シルエットが目立ち始めています。今どきのゆるやかな身幅ながら、丈は長く、襟元も端正で、印象はすっきり辛口。その一着でモードな美しさと凛とした華やぎをかなえ、デイリースタイルに新風を吹き込むアイテムです。
「ドラマティックなギャザーだけど、すっきりした印象でかっこよさがある」「柄ワンピも落ち着いた色合いだと着こなしやすそう」などのコメントが届いたこちらのワンピースは、優しく揺れるギャザーの落ち感がハッと目を魅ひくノーブルな佇まい。黒地にフローラルモチーフをモダンにデザインした大人好みのプリントで、スタンドカラーとウエストからしなやかに流れるギャザーがほっそりとしたシルエットを描きます。
シャープなフォルムのバッグやポインテッドフラットのシューズ、モダンな地金ジュエリーで辛口感を加算すれば、より鮮度の高い着こなしに!
【6位】「たて長シルエット」のニットワンピース
続いてランクインしたのも、同じく「たて長シルエット」のワンピース。なめらかなバージンウールのニットで仕立てられた一枚は、ハイネックのデザインやゆるやかなボディライン&膝下丈が描くしなやかでミニマルなシルエットが、自然体の女らしさを物語ります。
ワンピースのシックなキャメルトーンを生かし、同色のレザー小物や、存在感があるゴールドのコスチュームジュエリーで品格豊かに仕上げた着こなしは、「同系色の色合わせが素敵」「ボディラインを拾いすぎず洗練された装い」「タイトにまとめた髪型やシックな小物に、エッジのきいたジュエリーを合わせるバランスが参考になる」「仕事やお出かけなどいろいろなシーンで使えそう」など、お気に入りのポイントもさまざまでした。
【6位】ドット柄のトップス×スティックパンツ
「かわいさとかっこよさが同居している」「スタイルがよく見える」「頑張りすぎたくない今の気分にマッチしている」といった声が寄せられたのは、異なるテイストのドットを組み合わせた、洗練ノースリーブトップス×スティックパンツのコーディネート。
好感度の高い永遠のモチーフのドットは、ともすると退屈に見えがちでもあります。そこで、トップスはカットワークレース、ボトムには細かいピッチのプリント模様を重ねて、モードな遊び心を意識した着こなしに。シルバーのパンプスで、足元にもクールに煌くアクセントが添えられています。
ボトムがベーシックで端正なので、トップスで大胆に遊んでもシックにまとまるというのは覚えておきたい着こなしテク。細い足首がのぞく抜け感も軽やかです。無防備になりがちな腕には、インパクトのあるバングルや時計を添えるのも忘れずに!
【6位】オーガンジー×シルクのブラックドレス
スペシャルな予定のある日に頼りたいのは、一枚で様になるワンピースのドレスアップ力。注目すべきは、オーガンジーやレースなどの透け素材が用いられ、特に袖や肩など、部分的に“ほんのり”透けるデザイン。控えめな肌見せで、上品な女らしさが醸し出されるだけでなく、年齢を重ねた大人の肌にも優しいのです。
「上品な華やかさが素敵」「エレガントで軽やかさもある」「クールビューティな印象」といった声が寄せられたワンピースは、デコルテから続くフレアスリーブの袖口が、ふんわりと二枚重ねに。透け感にも奥行きが感じられるつくりになっています。身ごろは美しい光沢をもつミカドシルク。上品な透け感と艶がとびきりエレガントなブラックドレスです。
肌見せによる華やぎを際立たせるためには、アクセサリーは控えめにするのが正解。さらにレディライクなワンピースの甘い印象を、チェーンストラップが煌くバッグなどの辛口小物でシャープに引き締めれば、モードな魅力が加わります。
【6位】ベージュのオーバーサイズシャツ×幾何学柄のリラクシーパンツ
リネンシルクのオーバーサイズシャツと、幾何学柄のリラクシーパンツを組み合わせた着こなしは、「大人の余裕を感じさせるスタイル」「さりげなく体型カバーできそう」などのコメントとともに票を集めました。
ドロップショルダーのオーバーサイズシャツは、長時間着ても肩がこらず、すとんとそのまま着ても流行感が香るのが魅力の一枚です。締め付け感のないリラクシーパンツは、ロープベルトがスタイリッシュなアクセントに。
さらにゴールドジュエリーでリッチな華やぎを添えれば、家で過ごす時間もおしゃれ心を満たせる、コンフォート・ラグジュアリーな装いが完成します。外出時には、ラフィア風バッグやゴールドサンダルで季節感をプラスするのがおすすめです。
【3位】ブルーのノースリーブトップス×艶黒のスティックパンツ
ボトルネックのノースリーブにスティックパンツでつくるIラインは、大人のボディラインをすっきり見せてくれるコーディネート術。目の覚めるような鮮やかなブルーのトップスと艶のあるブラックのパンツを合わせることで、無難に陥らない印象的な着こなしに仕上がります。そして、夏らしさを盛り上げる肌見せは、腕だけでなく足首も重要。軽やかな足元を意識するのが成功の秘訣です。
こちらのコーディネートは「色合わせが気に入った」という声が多数。また、「清潔感があって涼しげ」「トップスとボトムのバランスがよく、スタイルアップして見える」「エレガントなかっこよさ」などの回答も寄せられました。
【3位】白のバルーン型ノースリーブトップス×黒のスティックパンツ
「シンプルできちんと感がある」「軽やかで潔い印象」「抑制のきいた華やかさが洗練されている」などの反響があったのは、バルーン型のまろやかなノースリーブを主役としたコーディネート。
肩の露出を優しくカバーしながら、美しいドレープで女らしい丸みをもたせたレースのギャザートップスは、繊細な透け感とノースリーブのこなれた肌見せに上品なインパクトが。ボトムは控えめな光沢のあるスティックパンツですっきりとまとめています。
ブレスレット使いにしたネックレスとアクセサリー感覚のバッグを合わせて、手元の華やぎも抜かりなく仕上げれば、端正ボトムでシャープにまとう「ほんのりクール」なドレスアップスタイルに!
【3位】黒のロングジレ×ブルーのセミワイドパンツ
ニットをインに合わせたクール配色で、肩肘張らない知性を演出した着こなしは、「色合わせが素敵!」と高評価。夏に向かって、装いにブルーを上手に取り入れたいと思う方が多かったようです。また、「動きやすそうなのにエレガント」「ジレがきいている」「小物使いが絶妙」といった点に着目した方もいらっしゃいました。
軽やかかつシャープなIラインを描くジレは、体型カバーもかなえる実力派・新顔アイテム。センタープレス入りセミワイドパンツと合わせれば、オフィスにも最適な旬のきちんとスタイルが完成します。
ざっくりニットやパールブローチ、柄バッグで深みを足して、ハンサム靴やレザースニーカーなど足元は重めに。ミニマルな着こなしだからこそ、細部まで今らしさを意識することが大切です。
【2位】マゼンダピンクのカフタンブラウス×ベージュのピンストライプパンツ
シックな色味が多くランクインしているなか、2位を獲得したのは鮮やかなマゼンダピンクが目を引くコーディネート。実は、濃いきれい色は大人に似合うカラー。着こなしを「あか抜けた存在感」にクラスアップしてくれるのです。
エネルギッシュな華やかさを印象づけるマゼンダピンクを、しなやかな素材感のカフタンブラウスで取り入れたスタイリングは、穏やかなベージュのピンストライプパンツで都会的に仕上げているのがカギ。足元に白スニーカー合わせたハズしも効果的です。
「エレガントカジュアルのお手本にしたい」「程よいラフ感がおしゃれ」「意外性のあるアイテムの組み合わせが新鮮」など、着こなしテクの虜になった方が続出しました。
【1位】黒のワンピース×コニャック色のバッグ×パールネックレス
Precious5月号で最も人気が高かったのは、「TOKYOトリコロール」という新提案の着こなしでした。冬の定番として定着したブラック×コニャックブラウンに、ホワイトを加えてクリーンな抜け感を授けた配色は、ベーシックでありながら洗練されたムードを発揮。特にこちらのコーデのような甘辛ワンピースと相性抜群です。
袖コンシャスなデザインで上半身にボリュームをもたせ、下半身はタイトなシルエットでコントラストをつけたワンピースの黒に、ネックレスのパールでホワイトを少量投入しつつ、バッグのコニャックでリッチに仕上げて。
大人の女性をとびきりクールに見せてくれる着こなしに、「シンプルだけどモード感がある憧れのスタイル」「ヒールがなくても脚が長く見える」「それぞれのアイテムは奇をてらっていないので真似できそう」などをお気に入りの理由にあげた読者が多くいらっしゃいました。
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以上、ファッション誌「Precious(プレシャス)」2021年5月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。
このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?
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現在発売中の『Precious』6月号では、大特集「いまこそ、『あなたを語る』ジュエリーに出会う!」、ディナー前の「アペリティフ・スタイル」や「雨の日のメンズアイテム」、「成分買いコスメ」、「ストレートアイロン」、15人の旅賢者がおすすめする今最も行ってみたい「日本のホテル」など、ファッションや日々の暮らしをより豊かにブラッシュアップするヒント満載でお届けしております。
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