皆さんはストレートアイロンを普段、どのように使っていますか? ストレートアイロン=クセやうねりをのばして髪をサラサラにするためだけに使用するアイテムだと思っていませんか? 使い方のコツをおさえれば、髪表面にツヤを出したり、根元にふんわりと立ち上がりをつけたり、毛先にニュアンスのあるカールをつけたり…と、マルチに活用できるんです。
『Precious』6月号では、一本あれば大人の髪悩みをカバーした理想のヘアスタイルが完成させる、「ストレートアイロン」の実力を実践テクニック付きで紹介しています。今回は基本の3つのテクニックとなる「ツヤ、ふんわり、カール感」を出すためのテクニックを解説します。
ストレートアイロンなら、ツヤ・ふんわり・カールの3つがかないます!
ストレートアイロンで、表面のツヤ感・トップ根元のふんわり感・中間〜毛先のカール感を出すためのテクニックをご紹介。エイジングによる髪悩みを感じさせない、洗練ヘアを手に入れるためには、ストレートアイロンが必須。温度は140〜160℃に設定するのがポイントです。
レクチャーしてくださるのは、SUNVALLEYの渋谷謙太郎さん。
TEL:03-6427-3807
東京都港区南青山5-2-12 B1
10:00〜20:00(木〜19:00、日・祝〜18:00) 休業日/火、第2・4月
■1:ツヤ出しは毛束を多めにとり、滑らせるのがコツ
髪表面をコーミング
ストレートアイロンを使用する前に、コームを使って髪表面の毛流れを整えておくことが必須。根元から毛先まで丁寧にとかして。ツヤを出したい部分の根元〜毛先にゆっくり丁寧にコームを通します。
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根本をアイロンで挟む
幅5cm、厚めのパネル状に毛束をとり、地肌に対して45°の角度で引き出します。毛束がゆるまないよう片手で毛先を持ち、根元から毛先までアイロンをスライド。毛先側にテンションをかけるのが肝!
■2:根元を挟んで起こすと、ふんわりが実現!
毛束を斜めにとる
ボリュームを出したい部分の毛束を、分け目をまたぐように斜めにとります。分け目をまたいで斜めにスライスして。量が多すぎるとボリュームが出づらくなるので、幅7cm、薄めのパネル状にとるのがコツ。
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毛束を倒し根元を起こす
毛束の根元をアイロンで挟み、地肌に対して90°以上の角度になるように押し倒します。温度設定が高すぎると、不自然な角がついてしまうので気をつけて。
NG例
140~160℃が適温。高温だと直角に…。
■3:アイロンのヘリを使って弧を描けばカールも自在に
①内巻きCカール
幅5cm、やや厚めに毛束をとり、根元をアイロンで挟みます。毛先10cmで手首を内側に90°回転させ、そのまま毛先までスライドします。毛先付近は滑らせる速度を少し落として。
内巻きCカールの完成イメージは、こんな感じ。
②外ハネJカール
幅5cm、やや厚めに毛束をとり、根元をアイロンで挟みます。毛先7cmのあたりで手首を180°外側に回転させ、そのまま毛先までスライド。手首をしっかり返すように、やや強めのカールを意識して。
外ハネJカールの完成イメージは、こんな感じ。
③中間~毛先Sカール
幅2cmを目安に毛束を細めにとります。根元をアイロンで挟み、手首を内外いずれかに90°回転させたまま、ややスローに毛先までスライド。しっかりカールは毛束を細めにとるのが鍵。
中間~毛先Sカールの完成イメージは、こんな感じ。
使ったストレートアイロンはこちら…パナソニック『ストレートアイロン ナノケア EH-HS0E』
130〜200℃で5段階の温度調節が可能。「ナノイー」効果で毛先までしっとり。先端部が細いデザインで根元部分も挟みやすい。
※掲載した商品は税込みです。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 玉置順子(t.cube/人物)、宗髙聡子(静物)
- STYLIST :
- 関口真実
- HAIR MAKE :
- 渋谷謙太郎(SUNVALLEY/ヘア)、高松由佳(メイク)
- MODEL :
- 東 美樹、友紀
- EDIT&WRITING :
- 新田晃与、佐藤友貴絵(Precious)