白Tシャツとデニムパンツはそれぞれカジュアルの代表格のようなアイテム。ご紹介する三人のお洒落賢者たちが、どうこの組み合わせを垢抜けて見せていたか共に紐解いていきましょう。

■1:ルーシー・ヘイルは…こだわりシルエット×小物テクでシンプルが様になる

付かず離れず… この絶妙シルエットが、こなれた着こなしを作るベースとなります。
付かず離れず… この絶妙シルエットが、こなれた着こなしを作るベースとなります。

LAでキャッチされた女優のルーシー・ヘイル。シンプルだからこそ、シルエットと組み合わせる小物にこだわった着こなしを披露しました。

白Tシャツは、きちんと感を演出できるようコンパクトなシルエットをセレクト。そこに膝下もやや太めなストレートデニムパンツを合わせ、メリハリを形成しています。色は定番のブルーですが、ほんのりグレイッシュなのでカジュアルになりすぎず大人にとってちょうどいい表情にまとまっています。

足元には、黒のシンプルなフラットサンダルをセレクトし今っぽいリラックスしたムードを助長。パンツがハイウエストなので、フラットでもしっかりスタイルアップできます。バッグも黒で統一しながら、柄を加えることで単調になるのを回避。仕上げに、フープピアスやチェーンの長さが異なるネックレスを重ね付けし顔周りに華やかさをトッピング。華奢なネックレスで主張を控えめにするのが「さらっとかっこいい」を実現するコツです。

■2:アレッサ・ウィンターは…プリントTとベルボトムパンツでキャッチーにまとめる

きりっとした黒小物を添えたことで、カジュアルがぐっと大人らしく洗練されます。
きりっとした黒小物を添えたことで、カジュアルがぐっと大人らしく洗練されます。

ベルリンを拠点にインフルエンサーとして活躍するアレッサ・ウィンターは、プリントTシャツと濃いブルーのデニムパンツを使ってぱっと映えるコーディネートに身を包んでいました。

白Tシャツとデニムパンツのマンネリを解消するのなら、プリントTシャツを取り入れるのが簡単で有効です。さらにクロップド丈を選べば、裾をインせずとも楽々スタイルアップが叶う上に、抜け感もついてきます。そこにベルボトムの濃いブルーデニムパンツを合わせれば、オーバル型のサングラスも相まって70sのムードが醸し出されキャッチーに着地。

シューズは、気負いないスニーカーをセレクト。ぱきっとした白なので、軽快さとスタイリッシュさを両立できます。ゴールドチェーンと黒レザーのショルダーバッグできりっと引き締めれば、大人の上質カジュアルが出来上がりです。

■3:アレクサ・チャンは…白×きちんとシルエットでカジュアル感を払拭

ぱっと目を引く白が主役だから、小物もミニマムにして余裕を演出。
ぱっと目を引く白が主役だから、小物もミニマムにして余裕を演出。

数年前、ロンドンで開催されたVogue Festivalに参加した際のモデル、アレクサ・チャンの着こなしをピックアップ。数年前の着こなしを今でも参考にしたいと感じるのは、タイムレスな魅力が詰まった白Tシャツ×デニムパンツならでは。

程よく身体が泳ぐくらいのシルエットのロゴ白Tシャツで、かしこまりすぎずルーズすぎない絶妙バランスを叶えています。そこに、Tシャツと同じカラーのスキニーパンツを合わせきちんと感のあるラインをメイク。アンクル丈を選び足首を見せることで、同色の上下にメリハリを授けることに成功しています。

マットなトップスとパンツに立体感が加わるよう、ダブルストラップ、そしてエナメル素材の黒パンプスをセレクト。身につけたジュエリーもブラックストーンのリングのみと、潔くミニマルにすることでシックな表情に磨きがかかっていました。


今年も白Tシャツとデニムパンツを本格活用させる季節がやってきます。

定番こそ、ちょっとしたコツを押さえることで垢抜けた着こなしにまとめることができるので、ご紹介したコーディネートを是非参考にしてみてくださいね。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香