今、香りはほかの人にアピールするためではなく、自分自身が心地よくあるためにまとうもの。さらに「香りのある生活」でステイホームをより快適にしたいという思いもあって、アロマティックでジェンダーフリーなフレグランスに人気が集まっています。
そこで『Precious』7月号では、『MEN’S Precious』との共同企画で「凛と深く、心に届くシェアするフレグランス」を特集。パートナーとシェアして楽しむ新しい香りの習慣を提案しています。さらに、日常を特別な時間に変える香り選び、そしてつけ方もご紹介します。
今回は、エルメスの『 H24 』オードトワレを取り上げます。
24時間心地よい空気をシェアしたいなら、ハイブランドの「仕立てのいい香り」を選ぶ
ひとつの香りをふたりでシェアするなら、ハイエンドなブランドから選ぶのが鉄則。上質な香料を惜しみなく用いて、一流の調香師が丁寧に仕立てた「超一流」のフレグランスは、軽くても深みと広がりがあり、性差や年齢問わずだれもが無条件に「いい匂い」と感じる多様性をもっているから。
例えば『 H24 』は、「エルメス」の専属調香師である女性が初めて手掛けたメンズフレグランス。
アロマティックなハーブノートに男は心奪われ、女は一瞬で恋に落ち、いつまでも一緒にその空気に包まれていたいと思ってしまう。「仕立てのいい香りとは、着心地のいい香り」でもある。
どちらが着こなしても違和感がなく、24時間コンフォートなライフスタイルに寄り添ってくれます。
HERMES『 H24 』オードトワレ| 都会の中の自然が似合う、上質カジュアルな香り
「エルメス」の香水クリエイション・ディレクターのクリスティーヌ・ナジェルがメンズコレクションの生地の繊細で立体的な手触りをイメージして仕立てた香り。
干し草や切りたてのハーブを思わせる清々しいクラリセージのアロマを主役に、スイセン、ローズウッドが都会的なハーモニーを添える。従来のメンズフレグランスとは一線を画すエフォートレスな感覚が新鮮。
※掲載商品の価格は、税込みです。
問い合わせ先
歴史や伝統に敬意を払いながら、決して流行に背を向けることなく自らの価値観に従って「本物」を取捨選択できる。そんな審美眼をもつ男性に向けて、衣食住にまつわるこだわりの情報を発信しています。
内容は好評発売中の雑誌『MEN'S Precious 春号』とWebサイト「MEN'S Precious.jp」よりお楽しみいただけます!
- TEXT :
- 松澤章子さん ビューティディレクター
- BY :
- 『Precious7月号』小学館、2021年
- PHOTO :
- 戸田嘉昭(パイルドライバー)
- STYLIST :
- 小倉真希
- WRITING :
- 松澤章子
- EDIT :
- 五十嵐享子(Precious)